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Posted by ミリタリーブログ  at 

2015年01月31日

ロングレンジ射撃での記録規定

 こんにちは Philshootingです。
 先日”American Sniper”に関する記事を書いたら、いつもの倍以上のアクセスがありました。皆さんこの映画にかなり関心があるようですね。中身に関してはいろいろな意見があるでしょうが、必ず日本でも大ヒットになるとおもいます。
 ライターである自分が最近見た戦闘に関する映画は、”American Sniper"、”John Wick”、”Fury" ですが、個人的にはこの順番で好きです。
 さらに個人的には ”Band Of Brothers"、”The Pacific" を何回も繰り返してみていますが、”American Sniper"もそのひとつになるかもしれません。


 さて、Philshootingでは、以前より民間でも撃てるせめて200m程度の長射程レンジをずっと探しており、昨年やっと夢がかなって、灯台下暗し Philshootingの射撃場で実現させることができました。
 実際は200ヤードとなってしまいましたが、そこそこ長距離感はあり、自分をはじめ、射撃された方は、満足されています。

 Americn Sniperに感化されたわけではないのですが、長距離射撃に興味を持っている人は多いとおもいますので、競技というか、ロングレンジを楽しめることを考えて、記録に残そうと考えています。

 まず、標的ですが、以下の標的とします。
 一番大きな円が直径80cmあります。
 一番小さい円が直径10cm、その次が直径20cmです。この20cmまでの標的は、1枚になっており、外すことができます。
 競技としては、連続して3発撃ち、3発が平均してどれほど真ん中に近いかを競います。




 今まで一番うまかった人は、もう6回もPhilshootingをご利用いただいている常連の方ですが、彼はゴルゴ13に憧れ、ライフルが好きな人です。自分は友人のように付き合わせていただいています。
 どれほどうまいかというと、まず、25mの射場でライフルを大方調整しますが、以下のように5.56mm弾の薬莢を標的に見事2発撃ちぬきました。(肉眼では見えないのでScopeを使ってです)




次に200ヤードの射撃場で、何度か練習をして修正もして、以下になりました。
3発連続して撃って、本人はまぐれと言ってましたが、20cm丸にすべて入り、2発は至近です。複数回参加の意地を見せていただきましたが、これだけの腕の方はまだありません。





ライフルはM4A1でScope使用、脚使用という条件でした。

競技の種類としてはいろいろと考えてみましたが、例えば自衛隊のようなところでは、200,300m射場が主ですが、その距離では、Scopeは使いません。素のサイトで撃ちます。
そういうことも考慮して、逐次増やしたいですが、今のところ

5.56mmの部 
 1)オリジナルサイト 寝撃ち 連続3発 (今のところM16、M4)
 2)オリジナルサイト 膝撃ち(中間姿勢) 連続3発 (今のところM16、M4)
 3)Scope使用 依託射撃(脚など使用) 連続3発 (今のところM16、M4A1)
に区分したいとおもいます。

記録の条件としては、
・Record射撃を申告して、3発連続で射撃すること。(1期間3回まで)
・20cm的に3発中2発命中していること
にしたいと考えています。
 記録は、日付、区分を記入の上、コーチのサインをして、射撃場に張り、残すことにします。


 現時点では、1)、2)は該当者なし、3)は先ほどのSさんになります。



 Philshootingでは、射撃技術のほか、このような射撃を楽しめることも考えています。ご興味のある方はぜひ参加してみてください。




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Posted by philshooting  at 08:00ライフルの射撃

2015年01月30日

ハンドガンの射撃姿勢 - 照準

 こんにちは Philshootingです。
 照準に関しては、いつもこの絵を出しています。




 上下はフロントサイトをリアサイトの上にあわすのと、左右は真ん中にあわせ、目標の真ん中を狙うということぐらいです。
 目標に当てるにはのところで、当てるには、銃が目標にきちんと向いていることと銃が発射時に動かないことをあげましたが、照準はまさに目標を向いているというところにあたります。

 この絵を見て、いろいろと考える人はいないとおもいますが、問題は目にあります。
 目標、フロントサイト、リアサイト、目が一直線上になったとき、照準が正確にできていることになります。

 一方、コーチの他、誰もが ”両目を開けろ”といいます。目は2つあります。両目で見た場合、理論的には一直線上にならないではないですか?
 おかしな話です。でも、人間には、利き手があるのと同じで、利き目というのがあって両目でも軽重はありますが、どちらかの目で見ています。それがどちらかを把握して、利き目で見るようにすれば、両目を開けても照準ができます。

 片目を閉じて撃ってもいいとは思いますが、片目だと周囲の視界が悪くなるのと疲れ方が全然違うので実戦的には両目を開けるのがコーチの言うとおり、正解だと思います。


 右利きの人は、ほとんど右が利き目で、両目を開けても右目で見ているので違和感なく照準ができます。しいて言えば、利き目にも軽重があるので、左目を閉じて撃った場合と、両目で撃った場合が同じになるように照準の練習をすればいいと思います。

 自分の場合は、右利きですが左目が利き目で、左目を閉じて、右目だけで、長い期間撃っていました。右利きなので右目で狙うのが常識だと思い込んでいたからです。
 両目を開けろといわれても狙えないので当たるわけがありません。メガネにテープを張ったりして、両目で撃てる練習をしろとも言われたこともありますが、極度の左目利きなので無理でした。

 Philshootingでは、利き目で撃つようにコーチは、教えています。極度にこだわっているわけではないようですが、楽な体制で撃つことを主眼にしているからです。
 なので、自分の場合は、今は、両目を開けていますが、左目で狙って撃っています。

 ただ、その日の目の調子によって多少狙いが違ってくることが最近わかりました。練習によって克服はできるのだと思います。モデルガンでも照準までの練習をしっかりしておけば実銃でもそのまま使えると思います。

 銃が震えていてもあたりませんが、照準も多少でも違っていればグルーピングはするかもしれませんが、本当の照準になっていないと思います。



 Philshootingのコースに出られた方は、イメージがしやすいかと思います。
 Philshootingでは、このような基礎から理論とともに射撃に向き合っています。ご興味のある方はぜひ参加してみてください。




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Posted by philshooting  at 08:00拳銃の射撃

2015年01月29日

伝説のアメリカン・スナイパー(American Sniper)

 こんにちは Philshootingです。
 先日、American Sniper という映画を見ました。Chris Kyle というSEAL隊員の事実に基づいた映画です。
 映画の内容などから公開は段階を踏んで行われたそうですが、昨年11月の試験公開から始まり、12月の一般公開ではUSだけで売り上げ9000万ドルもたたき出す大ヒットとなったそうです。今年から世界各地で公開されているようです。
 Chrisは2003~2009年の間、4度イラク戦争に派遣され、Sniperとして活躍し、正式には160名、非公式には250名以上を狙撃しました。数多くの戦いで友軍をカバーし、友軍からは”Legend(伝説)”、敵からは”The Devil of Ramadi"とよばれ恐れられていたそうです。




*写真は PRB というところからのものです。


 勲章も数多く受賞したそうですが、映画では狙撃手としての活躍とともに、仲間の死、本人の精神が蝕まれていく姿が見事に演出されていました。
 そういえば、本人を演じた俳優、奥さんなど、後からFBなどで見ると本物の方々とよく似ているのにも感心しました。

 昨今のISIS(ISIL,イスラム国)などテロ集団が世界を震撼させる状況をみて、イラク戦争とはいったい何だったのかを考えさせられますが、政治的見解はおいておいて、このChrisも正義のため、戦場では仲間のために戦い、生き抜いた一人であるとおもいます。

 Sniperというのは、組織的な戦いにおいて、戦術的にどのように運用するのかもこの映画でよくわかりました。
 市街戦で市街を部隊が掃討している時にSniperは高いビルから味方部隊をカバーします。よって、多くの味方部隊を救う機会があり、結果により、友軍から尊敬されます。

彼の使用していた銃は、
・McMillan TAC-338 sniper rifle(.338 マグナム)
・Mk 11 7.62×51mm NATO semi-automatic sniper rifle
・Mk 12 5.56×45mm NATO Designated Marksman Rifle
・Winchester sniper rifle(.338 マグナム)
・M4 carbine
・Sig Sauer P220 Pistol
だそうです。
TAC-338では、伝説の2100ヤードの狙撃に成功しています。
 拳銃での戦闘シーンは全く出てきませんでしたが、やはり組織的な戦い、戦争では拳銃は最終的な補助武器という扱いなのだとおもいます。

TAC-338




Chrisが一番好きだった銃はこれだそうです。




*写真はいずれも PRB というところからのものです。


Chrisは2009年に退役後、彼と同じようにPTSD(Post Traumatic Stress Disorder、戦争で蝕まれた)の人の支援活動なども行いました。
しかしながら、2013年、PTSD患者の一人により射撃場で殺されました。このあたりは、映画では幼いChrisの子供に配慮してすべて割愛されています。
2015年2月から裁判が始まるとのことです。



 Philshootingのライフルコースでは、ロングレンジでの射撃も可能です。(ハンドガンコースでも体験可能です。)超長射程ではありませんが、考え方は同じです。USを除く地域では一般の方の体験も難しいとおもいます。ご興味のある方はぜひ参加してみてください。




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Posted by philshooting  at 08:00射撃一般論

2015年01月28日

ハンドガンの射撃姿勢 - グリップ

 こんにちは Philshootingです。
 紙面での説明はなかなか難しいのですが、今日は日ごろコーチが教えているグリップに関して書いてみます。
 まず、銃ですが、あまり力を入れないで発射すると、普通の銃は、以下のような感じで反動(リコイル)します。
 この写真は横からですが、縦方向から見ると線条が切ってある方向に少し回って上にあがります。






すばやく2発目を発射するような場合は、銃はリコイルが少ないほうがいいわけです。それを制するのは主にグリップになります。
US でホームディフェンスなども教えていたというコーチに聞くと、詳細には書けませんが、実戦では、すばやく複数弾を撃つ必要があるのだそうです。
スポーツシューティングで2発撃ち込むのもそのようなことからだと思いますし、しかもスポーツシューティングでは時間も競いますから早く撃つ必要があります。

2発目以降を早く撃つためには、グリップが大事になります。

 グリップはどのようにするのか?
 コーチの教えていることそのものですが、理屈をつけて説明しますと、
 先ほども書きましたが、銃は力をいれずに発射すると、普通の銃は跳ね上がります。反動を0にすることはできませんが、なるべく上ではなく後方だけにいくような形になれば理想の撃ち方になります。

 跳ね上がるのをなるべく少なくするには、右利きの場合、撃った瞬間、右手のグリップは銃の握りの部分が下方に動くので、それを防ぐように上方向に握ります。この際、親指を立てるようにしろとコーチはよく言います。
 銃口は回りながらあがってしまうので、左手のグリップで押さえ込みます。
 力の配分は、左手が70%、右手が30%とよく言います。
 右手の人差し指は、引き金を引くので、力が入っていてはいけません。






 なかなか紙面では、説明しにくいのですが、理想は銃口が上下ではなく、前後に動くようになれば早く撃てる様になるとおもいます。
 このあたりは、実際にコーチに指導を受けて実践をしないとなかなか分からないところだと思いますが、普通の銃でこのような撃ち方ができるようになるとかなり射撃が上手いと思います。
 この方は昨年末にコースに参加されましたが、リコイルも少なく、かなりグリップの使い方がうまい方でした。








 コースの最後に試しにカストマイズされた合計で30万ペソ以上もするSTIのいい銃でも撃っていただきましたが、反動はほぼなし、Speedもそこそこでよくあたっていました。
 基礎がしっかりできているので、スポーツシューティングでもSpeedとPowerの練習をしていけば競技会でもそこそこいけるのではないでしょうか。


 Philshootingのコースに出られた方は、イメージがしやすいかと思います。
 Philshootingでは、このような基礎から理論とともに射撃に向き合っています。ご興味のある方はぜひ参加してみてください。




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2015年01月27日

ハンドガンの射撃姿勢 - 目標に当てる方法

 こんにちは Philshootingです。
 ハンドガンの射撃姿勢で一番大切なのは、銃の握り方すなわちグリップとコーチは言います。
 このあたりの説明はなかなか紙面ではしにくいのですが、今日はグリップの話の前にどうすれば当たるのかに関して書いてみたいとおもいます。

 理窟で説明しますと、弾を発射する瞬間、銃口が目標に正確に微動もしないで向いていて弾が発射されれば、当たるはずです。
 このときの要素は、銃が固定されている事、照準があっていることになります。銃が固定されていることの主な要素はグリップ、引金の引き方、呼吸になります。
 正確に当てるだけであれば、グリップはぜんぜん強く握っていなくても大丈夫です。ひ弱な方でも銃さえ発射される瞬間に止まっていれば大丈夫です。
 グリップが弱いと、発射したあとに銃は大きく反動(リコイル)しますが、反動の前にすでに弾は発射されているので、発射される瞬間さえ銃が目標に向かって止まっていれば当たります。









 このあたりはなかなか信じてもらえないのですが、ぜんぜん力を入れていなくて銃を握って撃ったり、片手で力を入れないで撃ったりしても当たるのを見せると信じてもらえるようです。
 何度も書きますが、当てるには、弾が出る瞬間に銃が止まっていることが条件になります。
 
 少し噛み砕いて説明します。
 まず、射撃をまったくしたことのない人が、実弾射撃をされる場合は、精神的に動揺していて、構えた手が震えるケースがあります。これだと、たまたまでしか当たりません。
 グリップが大事と書きましたが、あまり練習していない時点でグリップばかり集中しているとグリップに力が入りすぎて、かえって銃が震えてします。
 最後に多くの銃が止まっていない原因は、引き金の引き方にあります。引き金には、遊び(スラック)部分と絞り込む(スクイーズ)部分がありますが、まず、両方をいっぺんに引くと必ずがく引きになり、銃口は下がります。絞り込む部分だけでも一挙に引いてしまうとやはりがく引きになります。
 スラック部分は一挙に引いて、絞り込む部分は発射を意識しない(いつ出たかわからない)引き方が最良です。




 呼吸は、発射付近では、吸って少しはいた部分で止めるのがいいとされています。ただし、呼吸を長く止めてしまうと、息苦しくなり震えたり、がく引きの原因になります。

 今までの記述では、グリップはあまり関係ないような気がしますが、少なくとも撃つ瞬間に銃が動かないようなグリップは必要になります。

 時間制限のない、ただ正確に当てるだけの射撃であれば、上に書いた撃ち方で何度撃っても見事に命中すると思います。銃の種類もほとんど関係ありません。


 グリップがなぜ重要なのかは、次回書いてみたいと思います。



 Philshootingのコースに出られた方は、イメージがしやすいかと思います。
 Philshootingでは、このような基礎から理論とともに射撃に向き合っています。ご興味のある方はぜひ参加してみてください。




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2015年01月26日

45口径ハンドガン80m射撃

こんにちわ。 海外実弾射撃コースを提供しているPhilshootingです。

 先日は、45口径で50mの距離でほぼまっすぐ飛ぶと書きましたが、じゃどこまでだいたいまっすぐ飛ぶのだろうということが気になります。

 今回、ライフルの精密射撃をしていて、コーチの一人に拳銃で50mはまっすぐ飛んだという話をしたらどうしても信じてもらえず、12時を狙うんだと言い張っていたので撃っていただくことにしました。ついでに80mでの射撃の実験もしてみたいという腹積もりもありました。

 使用した銃は標準の45口径の銃で、弾は標準のFMJで条件としてはほぼ前回と同じです。

 オレンジが50mで射撃をしてもらった結果です。コーチの彼は20mでもほぼスチールの的に当てることができ、着弾はグルーピングをするので腕は相当いいです。
 今回は、Dead Center(真中)に照準を合わせたと言っていましたが、50mで40cm程度上に全弾行ってしまいましたが、グルーピングはされているようでした。




 真中を狙って、上にいったのだから、Dropするどころか、ほぼまっすぐ飛ぶんだなと彼も感心した様子でした。

 ついでに自分の関心事である80mについても射撃してもらいました。射手を変えると条件が違ってくるので、同じコーチに射撃をしていただきました。
 的が見にくいとは言っていましたが、同じく真中を狙って、着弾は青色のところです。
 左右にずれていますが、高さではほぼ40cm Dropしていることがわかりました。

 45口径のFMJで、80mでは、40cm程度 Dropするというのが結果となりました。


ロングレンジの射場ではハンドガンの射撃は特別な理由がない限りは許容していませんが、時に安全を確認した場合に限り、このような実験のようなこともしています。
 コースに参加された方でも、50mで80cmの標的に確実に入るということが実証されていれば、体験的にしていただくことも可能です。(実際はバックストップがあるので、かなりずれても安全ではあります。)




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2015年01月25日

ハンドガンの射撃姿勢-上半身

 こんにちは Philshootingです。
 昨日は、射撃姿勢で主に下半身のことを説明しましたが、今日は上半身に関して説明します。
 
 射撃するときは、銃をもった腕をすっと伸ばすのですが、そのときに少し前かがみの姿勢をとります。

 


 銃は、体の前に持っているか、ホルスターに入ってるものとします。
 足のスタンスを確認して、ひざを少し曲げます。
 そこから銃を射撃できるところに持っていきます。
 コーチはよく、Push And Pull という言葉を使います。右利きの場合は、右手を銃と一緒に押し出します。(Push)
左手は、銃を包み込むのですが、引き込むようにします。(Pull)
 そのとき、上半身はやや前かがみになっていて、照準をしているということになります。






 ちょっとわかりにくかったかも知れませんが、写真よりもやや前かがみに構えたほうがいいと思います。




 Philshootingのコースに出られた方は、イメージがしやすいかと思います。
 Philshootingでは、このような基礎から射撃に向き合っています。ご興味のある方はぜひ参加してみてください。




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2015年01月24日

ハンドガンの射撃姿勢-足のスタンス

 こんにちは Philshootingです。
 先日、主にコースに参加していただきた方々向けに日本でもできる練習方法を書きましたが、あまりにも簡単に書きすぎました。内容を思い出せない方もいらしたようですので、本当の詳細は銃という特性上ブログには書けませんが、少し詳しく書いてみます。
 本日は銃を構えた時の足のスタンスです。
 内容は、すべてPhilshootingのコーチが実際に教えているものになり、ライターである自分は補足説明をします。

 ハンドガンの射撃姿勢には、大きくは立撃ち、中間姿勢、寝撃ちがありますが、普通は立撃ちが最も多く、その場合の銃を構えた時の足のスタンスです。

 Philshootingでは、モダーンスタンスとウィバースタンス(ボクシングスタンス)というのを説明して、多くの場合はモダーンスタンスでやってもらっています。
理由は、移動射撃をする場合はモダーンスタンスのほうが動きやすいからです。


モダーンスタンス
足を肩幅程度に開き、右手で握る人(右利き)は右足を平行よりやや下げます。
膝は適度に曲げ、重心は真ん中に落とし、リラックスできる姿勢をとります。




ウィバースタンス
足を肩幅程度に開き、右利きの場合は右足を下げ、半身のような姿勢をとります。
膝は適度に曲げ、重心は真ん中に落とし、リラックスできる姿勢をとります。




自分の場合は、静止姿勢で精密射撃をする場合は、ボクシングスタイルが好きですが、移動を伴う姿勢ではモダーンスタイルでないと左右によく動けません。
よって、スポーツ射撃、実戦という意味ではモダーンスタイルがいいと思います。



姿勢で気をつけなければならないのは、一番リラックスできる姿勢であるということです。どこかに負担、たとえば左足のつま先とか、両足のつま先とか そういうどこか無理をしている姿勢を取ってはいけません。
また、慣れないと時間が経つにつれ膝が立ってしまい最終的には当たらなくなります。
 よって、コーチは姿勢の練習をしているときは、姿勢がきつくないかや膝が立っていないかを何度も確認します。


 Philshootingのコースに出られた方は、イメージがしやすいかと思います。
 Philshootingでは、このような基礎から射撃に向き合っています。ご興味のある方はぜひ参加してみてください。




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Posted by philshooting  at 08:00拳銃の射撃

2015年01月21日

連射

 こんにちは Philshootingです。
 ライターである自分が自衛隊に所属していたころは、普通の隊員は64式小銃を使っていて、射撃の検定の時は、寝撃ち、膝撃ち、脚使用連射で射撃をしていたと思います。射撃訓練の空うちはもっぱらそれが中心でした。
 連射は、脚を使用しても当たらず、弾がもったないというのが感想でしたが、300m先の目標では確かにそうだと思います。
 一方では、戦闘訓練というのがあって、攻撃の場合は、体中草などで偽装をし、顔にはどうらんを塗って、最後は匍匐前進、突撃をして敵の陣地に突っ込みますが、その場合は、連射をしながら突っ込みます。その時の撃ちかたは銃を腰にやり上から押さえて撃っていました(腰撃ち)。確か制圧射撃と言っていたと思います。

 防御の場合は、64式小銃で脚を使用して、射線を相互の陣地で構成していたと思います。

 一方、戦争、アクション映画、戦争のビデオを皆さんよく見ると思いますが、その場合、ほとんどがライフルでも連射で撃っています。
 最近フランスで起きたテロの犯人は、連射と単射をうまく切り替えていたような撃ち方でした。

 その他いろいろな事例があるとは思いますが、何でもかんでも連射というのは当てるということに関して言えば、距離が離れていれば当たらない確率が増えるし、無駄に弾を消費すると思います。
 最近はPhilshootingで射撃に関して身近にいろいろと体験しているのでいろいろなことを考えますが、銃の種類により、適切な距離や目的により連射を使用するというのが正しいかと思います。


 Philshootingでは銃の安全管理、正しい操作、射撃技術を体系立ててやっていますが、Businessで行っているので楽しんでやってもらうということも重要な要素になります。

 そのうちのひとつに連射というのがあります。
 先日のハンドガンコースでは、雨が降っていたというのもあるのですが、普段はちょっとしたCQBをやってもらうのですが、かわりにただ単に連射を楽しんでいただきました。

Glock17の連射、訓練していないとかなり近くで撃つ必要があります。




M16,M4A1は10mの距離でしたが、ちょっと練習すると比較的当たっていたような気がします。








 Philshootingのライフルコースでは、ライフルの基礎、長距離の射撃、近距離の射撃(CQB)を本格的に行うことができます。ご興味のある方はぜひ参加してみてください。




実弾射撃コース





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Posted by philshooting  at 01:23ライフルの射撃射撃一般論

2015年01月16日

GlockでAuto射撃

 こんにちは Philshootingです。
 Philshootingのハンドガンコースでは、主に45口径コルト1911と1911タイプの9mmを使っていますが、そのほか9mmではベレッタ92fsかGlock17を使用することもできます。
 また、ハンドガンコースでもM16かM4での射撃も標準セットでついています。
 そのほかおまけで、ショットガン、リボルバー、競技用銃などなどいろいろな銃を撃っていただいているのが実情ですが、練習には1911タイプのものを主流にしています。

 射撃技術の向上を主なコースの目標においていますが、射撃を楽しむということに関してもいろいろと趣向を凝らしています。先日の参加者にはハンドガンで50mの射撃を体験していただきました。
その中のひとつにハンドガンでAuto射撃をするというのもあります。

 Glock17にはサブマシンガンのようにAutoモードで射撃ができるようになるフューチャーがあり、先日購入してみました。まだまだカストマイズが足りず、3発ですが連射ではこんな感じになります。(弾数が少ないので次回また掲載します。)







連射でもしっかり握って、しっかりトリガを引けば、ジャムを起こさないで的にも結構当たります。


 Philshootingでは、射撃技術の向上を目標にしていますが、このように射撃を楽しむという趣向もいろいろとしています。ご興味のある方はぜひ参加してみてください。




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Posted by philshooting  at 20:39銃器

2015年01月12日

日本でできるハンドガンの練習

 こんにちは Philshootingです。
 今週は、ローマ法王 Pope Francis がフィリピンを訪れるということで、15~19日はフィリピンは休日になります。大変な渋滞、人ごみも予想されます。18日ルネタパークで行われるミサには500万人が参加するという数字も出ています。
 たまたまこの間、射撃コースに参加される方もいらっしますが、急遽、宿泊をカビテ地区に移し、射撃には支障がないようにしましたが、空港の送迎などどうなるのかまったく予想ができません。
 今の法王はとてもシンプルで、警護も準備も何もしなくていいという極めて平民に近い感覚の方だそうですが、マニラの準備状況を見ていると実際はそうはいかないようです。


 
 さて、本日は日本でもできるハンドガンの練習方法について記事にしてみたいと思います。最近、初心者の方、まったく射撃が初めてだという方が参加されて、せっかく習っても日本では練習ができないどころか忘れてしまうという意見があったので記事にしたいと思います。
 以前も自宅でできる練習方法について書いたことがありますが、また、書いてみたいと思います。
 コースに出られた方に、イメージができるように書いていますが、多少射撃経験がある方も理解できると思います。
 また、今回は、あまり詳細に図解するというのは、銃という性格を考えて、してなく、写真なども掲載していません。


 Phlshootingのハンドガンコースでは、最初に射撃理論、安全管理、射撃統制のコマンドの説明を終わった後に、射撃技術の実習に入ります。

 大きくは、正確に当てる練習と多少スピードを加えた練習をします。

正確に当てる練習では、最初に基本事項
 射撃姿勢
 銃の構え方、握り方
 狙い
 引き金の引き方
 呼吸
について説明し、実技に入ります。この辺のところは、1度コースに参加していただければ、正しい形がわかるのですが、今までの記事でもある程度分かるかもしれません。ただし、最初に間違っているとあとで修正するのは大変になります。

 実射で正確に当てるには、撃つ瞬間に狙いがきちんと目標に向かっていて、銃が止まっていればあたります。力はまったく要りません。力を入れていないと発射後、銃は跳ね上がってしまいますが、その前に弾は出ているのです。
このことはコース中に片手でぜんぜん力を入れずに10m程度でも正確に当たることをサンプルとして時々示しています。 当たらない多くの方の原因は、銃が撃つ瞬間に銃が止まっていない、つまりその中でも引き金の引き方に問題があります。
 ただし、しっかり握っていないと、連射をするときなどスピード射撃はできないので、握り方も意識します。こちらもコース中に習ったことを思い出します。ハンドガンでは銃の握り方は最大のポイントになります。
 
 日本で練習する場合は、コース中のことをよく思い出し、あるいは記事の内容を見て、基本事項を確認しつつ、最後に引き金を引きます。空撃ち(ドライファイア)の練習になりますが、銃が引き金を引いた瞬間、微動もしないことを確認しながら撃ちます。
 空撃ちは、相当な練習になります。
 これを毎日100回すれば、次回実射で来られたときには、最初から着弾がグルーピングされていると思います。

 この練習をするには、実銃に近い重さとスライドができて引き金が引けるモデルガンがあればできます。


次は、スピードの練習です。
 こちらは、実射でなくてもいろいろな練習ができます。
 ホルスターから銃を抜いて、構えて、初弾を撃つ。移動して構えて撃つ。弾倉交換をする。
 こちらもコースのことを思い出して、あるいは記事の内容を見て、練習します。

 ホルスターから抜いて、構えて、狙わなくても、目標に向かっていて、あらためてサイトを見て、狙い通りになっていたというくらいまで練習できればたいしたものです。
 また、銃を抜くときに正確なグリッピングができていることも重要になります。
 こちらも日本で何度も練習すれば、次に来られるときに、実射で銃を抜いて初弾が出るまで1秒台ということも可能だと思います。

 この練習をするには、モデルガン、ホルスター、弾倉、マガジンポーチ(弾倉入れ)が必要になります。ホルスターは別に本格的なものである必要はありません。



 Philshootingでは、射撃技術の向上ということで優秀なコーチを取り揃えていますので、以上、説明したことを確実に習得することができます。ご興味のある方はぜひ参加してみてください。




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Posted by philshooting  at 21:53拳銃の射撃

2015年01月10日

射撃スキルと銃

 Philshootingです。遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 今年最初の記事になります。

 本来はもう少し早く書くべきだったのですが、年頭に当たっての記事の内容を何にするかに迷ってなかなか筆をとることができませんでした。
 結局、今までの経験と今年の抱負のようなものを書こうとおもいました。

 まず、拳銃に関してなのですが、昨年末にほとんど初めて参加された方でアドバンスド・コースまでやられた方の言葉が非常に印象に残っていて、射撃スキルとは何かを少し考えさせられました。

 以下のビデオを見てください。同時期にクラブシューティング競技会があって、その時のものです。
彼はオリバーさんといって、小さいころから射撃場に通い、最近は射撃競技会に芽生えたようで、よく競技会に出ています。自分もそうですが、射撃場関係者は彼の友人でもあります。彼は、Classic部門ですが、40口径ではなく45口径を使っています。







このビデオを先ほどのコース参加者がコース終了時に見て、
”コース参加の前は、実際の射撃を見て、とにかくうまいとしかいいようがありませんでしたが、今見ると少しおかしいですよね??”
といったのです。どうしてかと聞いてみると
”他のうまい方のもそうなんですが、銃のリコイルがほとんどないじゃないですか? こんなことってあるんですか?”

 おそらく彼は4日間やってみて、銃の握り方を徹底的にやらされた上で、そのところを重点的に見ることができたんだとおもいます。ビデオでは多少反動はあるとは思いますが、確かに少ないし、スムーズで、しかもほとんど当たっています。
 射撃のスキルは練習によってあがるのですが、それと同時に銃のほうも主にカストマイズをして、レベルがアップしていくようです。
 射撃場に来ている常連さんもお世辞にもうまいとは言えない人が、ある日突然当たるようになったりして、驚かされることがあるのです。それは主に銃のカストマイズによるところが大きいようです。
 自分の感覚では、ゴルフの道具どころの話ではなく、相当に違うとおもいます。

 確かにこの参加された方の例もそうなのですが、普通の何もカストマイズしてない銃と競技会用に多少カストマイズしてある銃では、当たる確率がだいぶ違っていたようです。

 さらに他の方でも実験をしたことがあるのですが、競技会用でもさらに高い銃になるとさらにその撃ち易さ、命中率はものすごく違うというのは実感してわかります。

 銃の部品というのは、1つ1つものすごく高いので、結局、かけた金によるのかなと思ったりすることもありますが、そう思うとつまらないので、銃のカストマイズではなく、本当のスキルを向上させるべきだと最近は、個人的には考えるようになりました。


 ライフルに関しては、そこまでカズトマイズをして撃つというようなことは今はないのですが、過去、5.56mm弾ですが、確かに連射してもそれほど反動がなく、10mの連射でもほとんど的に当たるというものを撃ったことはあります。確かに銃のバランスを変えることにより反動を極小化することはできるようです。

 先日フランスで起きた新聞社襲撃事件でパトカーに当たった銃弾を見て、テレビでは銃は識別できませんでしたが、弾痕から見ると口径は大きく、カラシニコフと言っていたのでAK47と思うと同時に、AK47の連射でこの命中精度にはびっくりしました。
 10m以下の至近だとは思いますが、それにしても7.62mmだとすると、ある意味実戦でここまで弾痕が集まるものかと思いました。
 訓練はもちろんのこと、銃の固定、銃のカスモマイズもかなりされているものだと思います。



 少し話がずれてしまいましたが、Philshootingでは銃全般特に射撃技術の向上を目指しているので、原点に戻ってオリジナルの銃で徹底してレッスンをしようとあらためて思ったしだいです。
 カストマイズをしないと話にならない競技会に出るような希望者にはさらに銃もレベルアップして練習をしていただこうと思っています。
 さらにカストマイズによらない別のスポーツシューティングも考えているところです。

 Philshootingでは、射撃技術の向上ということで優秀なコーチを取り揃えていますので、ご興味のある方はぜひ参加をお願いいたします。




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Posted by philshooting  at 08:00射撃一般論