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Posted by ミリタリーブログ  at 

2014年09月26日

双眼鏡/スコープなどで使用する軍用ミル表示の使い方

こんにちわ。 Philshootingです。

 久しぶりのUpになりますが、今日はMILに関して書いてみたいとおもいます。
MILだけだとMilitary Standardといって軍規格という意味になりますが、今日の話題は Angular MILになります。角度や距離などを論ずるときに使います。

 皆さんは、スコープや双眼鏡でこのような目盛りがついているのを見たことあるでしょうか?
あるいは、コンパスですね。




これは1目盛り1MILを表しています。
もともと角度を表すものなのですが、話がややこしくなるので、距離の話にしたいとおもいます。
1MILとは、1000m(1000ヤード)で1m(1ヤード)の高さ(あるいは幅)と覚えておけば非常に簡単です。





このMILなんですが、最終的にはライフルの照準に使うのですが、距離に関して使うときも非常に便利です。

たとえば、1m長さの既知の棒(ゴルフのフラグのようなもの)が双眼鏡で見て1MILだったとします。そうすると、棒までの距離が1000mということになります。
2MILだったら500m、4MILだったら250m、10MILだったら100mということになります。

これを公式にすると

目標までの距離 = 目標の高さ(幅)/ MIL x 1000   単位はm(Yard)になります。

例えば、MIL付きの双眼鏡で車を見ます。車は大体2.5m程度だとおもいますが、その長さが双眼鏡で覗いて2MILだっとします。
そうすると上の式に代入をして

2.5m/2 x 1000 = 1250m   

となり、車までの距離が、1250mとわかるわけです。

ひとでもいいです。双眼鏡で覗いて 人の高さが3MILだったとします。ひとの高さを1.8mとして

1.8/3 X 1000 = 600m

となります。

ライフルの射撃に関しては、例えば200mの射撃距離で1MILということは、20cmの高さ(幅になります。)

下のように200mで着弾したとします。
そうすると、左に1.5MIL 上へ1MILの修正となります。




Philshootingでは、12月を目処に200mのレンジを構築します。特に、当てる方法と修正の仕方を教える予定です。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。






実弾射撃コース





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Posted by philshooting  at 22:38ライフルの射撃

2014年09月19日

近接戦闘射撃

こんにちわ。 Philshootingです。

 今日19日、マニラ地方は台風の影響で雨が激しく、多くのオフィスがCloseされているようです。この台風(16号)は、勢力を拡大して、北上し、日本に到達するようなので気をつけてください。
 先日14日にも台風(15号)がきたのですが、あまり雨も降らず、射撃の参加者があったので射撃をしたくらいです。
 教訓として、フィリピンのかなり東方で発生した台風は、勢力を拡大して、フィリピンに来たときには甚大な被害を及ぼしますが、至近で発生したものは、雨風が多少強いくらいのものです。
 15号は至近で発生、16号はやや至近で発生したという感じだとおもいます。

 気象に関してもう一点、フィリピンは今 雨期になりますが、朝から一日中雨が降っていると思っている方が多いようです。今のような台風は除き、マニラは通常は降っても数時間でやみます。
 射撃もほとんど影響ありません。雨が降っているときは屋根があるところから射撃をするので濡れませんし、1日中雨ということは滅多にありません。


 さて、今日は、宣伝になります。
 Philshootingでは、ライフル射撃コースを開催しています。
 最初に、立撃ち、ひざ撃ち、寝撃ちの基礎射撃を行い、ゼロ修正、分解結合などをやって、連射、ミニコースでの近接戦闘(CQB)ぽい射撃をしていただいています。
 CQBではM16,M4を使用します。M16では長いのでM4がいいのですが、使っている銃は、連射での安定性がよくないので、CQBでは連射を控えていました。

 しかし、この度、最新のM4A1が使用できるようになりました。自分も撃ってみましたが、非常にいい銃です。連射でも安定しており、20mくらいでも連射は可能かもしれません(もちろんスキルによりますが  )。
 これにより、CQBの体験でも、単射と連射を切り替えて、射撃をすることができます。








 あと、自分にとって大きなNewsは、長射程レンジ(約200m)が、遅くとも12月までにはできることになりました。Philshootingの運営会社とレンジのオーナーとで共同して構築します。
 ここ3年間ずっと長射程レンジを探していたのですが、軍用はあっても民用では探せませんでした。100m程度はあるところもありましたが、Businessとして組めなかったり、銃を搬入しないといけないとかさまざまな障害があって、実現には及びませんでした。
 灯台下暗しでレンジオーナーの広大な土地を活用して長射程レンジを構築することを提案し、やっと実現する運びとなりました。
 USを除き、おそらく民用で200mというのは珍しいと思います。
 また、このレンジはPhilshooting関係者以外は使用できません。

 これにより、ライフルコースでは、基礎射撃、近接戦闘射撃のほかに長射程射撃も可能となりました。
 また、2日間のハンドガンコースや総合1日コースではライフル射撃もあります。体験の体験になりますが、長射程射撃も可能とさせていただきますのでハンドガンで参加された方も楽しむことができます。


 あと、先日、総合一日コースに参加されたから、銃器の種類が少ないのではという指摘を受けました。
 確かに少ないのですが、Phislhootingはコースの主眼を射撃技術の向上にあげていますので、ハンドガンは1911 タイプのものライフルはM16タイプのもので教えています。
 専任のコーチが付いていてマンツーマンで教えますので普通の射撃場の射撃のイメージとまったく違うと思います。
 丁寧に教えるということを最優先にしています。

 それでもです。
 総合一日コースを例に挙げますと、サービス内容は
 ハンドガン 45口径、9mm 合計 FMJ250発(5箱)
 ライフル M16/M4 合計 FMJ160発(8箱)
 専任コーチ、専任Boy と通訳、射撃統制の日本人とアシスタント終日付き
 送迎
 昼食など、、、
 を標準として 31000ペソ(約75000円) としています。

 そのほかにおまけを付けています。今回は
 ライフル M4A1、ショットガン
 ハンドガン ベレッタF92fs、リボルバーS&W38スペシャル、競技用銃2種(STIなど高価)
 でした。

 振り返ってみると
 ライフル 4種、ハンドガン 6種  となったわけです。
 そこそこの種類ではないでしょうか?


 Philshootingは、あくまでも射撃技術の向上を主眼にしていますので、コーチングを最重視しています。この辺のところは参加されないと何を言っているのかなかなか伝えきれないところですが、簡単に言うとベテランのコーチが基礎から丁寧に教えているということです。
弾の数、銃の種類などには、ほとんどこだわっていませんが、それだけでも海外の他の射撃場と比較をされるといいと思います。プラス メインのPhilshootingの付加価値を考えていただければと思います。

ご興味のある方はぜひコースに参加ください。(今だとチケットも安く購入できます。)





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Posted by philshooting  at 17:59海外での実弾射撃

2014年09月07日

グリップとトリガコントロール

こんにちわ。 Philshootingです。

 前々回は、弾を発射する瞬間に銃がきちんと止まっていて、引き金を絞り込めば、グリップがしっかりしていなくても当たるという記事を書きました。
 前回は、前々回に関連して、初めて実弾を撃つときは、恐怖心をなくして、リラックスして銃が止まるようにしなければならないという記事を書きました。
 今回は、じゃグリップとの関係はどうなんだという記事を書いてみたいと思います。

 銃の引き金には、遊びの部分と絞り込む部分があることを書きましたが、絞り込まないで引き金を引いてしまうことを”がく引き”といいます。一般的には弾が出る瞬間に銃口が下を向いてしまい、着弾が下に行ってしまいます。

 でもです。銃が完全に固定されていれば、がく引きをしても銃口は下がらないはずですよね。また、弾が発射されても銃口は跳ね上がらず(リコイルがなく)スライドだけ下がって、銃は元の状態に戻るはずです。これがグリップです。
ロボコップのような腕であれば銃は動かないでしょうが、普通の人間ではなかなかそうもいきません。


前々回の記事を書いたときの別の写真がどこかにいってしまったので絵で申し訳ないです。
前々回の記事の時にせっかくなのでいくつかの実験をしています。

下の絵は、



・両手でしっかりグリップをして、トリガの絞込み部分をがく引きして射撃
・両手でグリップを緩めて、トリガの絞込み部分をがく引きして射撃
・片手でしっかりグリップをして、トリガの絞込み部分をがく引きして射撃
・片手でグリップを緩めて、トリガの絞込み部分をがく引きして射撃

の結果で、左から上の撃ち方の結果となっています。
もう少し、ぶれるかと思いましたが、自分の射撃の腕があがっているんだということで理解しました。


下の絵は、




・両手でしっかりグリップをして、トリガの遊びの部分からがく引きして射撃
・両手でグリップを緩めて、トリガの遊びの部分からがく引きして射撃
・片手でしっかりグリップをして、トリガの遊びの部分からがく引きして射撃
・片手でグリップを緩めて、トリガの遊びの部分からがく引きして射撃

の結果で、左から上の撃ち方の結果となっています。1つはミスとなってしまいました。
予想とおりかなりぶれています。

これらの結果を見て分かると思いますが、
グリップがしっかりしていれば少々がく引きになっていても命中する。ということです。

前々回は、グリップがしっかりしなくても、撃つ瞬間、銃が止まって、トリガを絞り込めば命中すると書きました。

当てるということに関しては、どちらでもいいのかもしれませんが、この2つには大きな違いがあります。

この違いは、次の機会に写真を撮ってから書きたいと思います。

グリップがしっかりしてと書きましたが、ものすごく意地になって強く握ってしまうと、かえって銃が震えることがあります。発射の瞬間は非常に微妙で、1mm違えば10m先では10cm、2mm違えば20cm着弾点が違ってきます。
グリップはしっかりするのですけど、銃が震えないようにするのがコツになります。




 Philshootingでは、ベテランのインストラクターが、このようなことを丁寧に教えています。ご興味のある方はぜひコースに参加してみてください。




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Posted by philshooting  at 08:00拳銃の射撃

2014年09月06日

初めての実銃射撃

こんにちわ。 Philshootingです。

 前回は、弾を発射する瞬間に銃がきちんと止まっていれば、グリップがしっかりしていなくても当たるという記事を書きました。
 この記事の続きの話は、2,3回分あるのですが、写真をどこに保存したのか分からなくなったことと初心を忘れてしまったかと反省して、ライターである自分が初めて射撃したときのことやコースに参加して初めて射撃をしたという方のことを思い出して、1つ記事にすることにしました。

 Philshootingを始めたきっかけは、観光射撃場などで射撃を楽しんでおられる日本人や外国人もそうなんでしょうけど、見ていると安全管理がしっかりできていないことから発展して、射撃をきちんと教えるコースを作ろうと思ったところから始まっています。
 インストラクターの方にも恵まれて、今ではきちんとしたコースが成立するようになりました。

 さて、その中で今まで3名ほど射撃がまったく初めてだという方が参加されました。自分もインストラクターがどう教えていくかというところに興味を持つようになったのですが、フィリピン人と日本人では根本的に違うところがあるということに最近気づきました。
 良し悪しは別にして、フィリピンでは銃は身近にあります。小さいときから見慣れた風景だといっても過言ではありません。日本では銃規制がしっかりとされていて、ほとんどの人が見たことも触ったこともないと思います。

 射撃をしようとするきっかけは、いろいろあると思いますが、見たことも触ったことがない方が、いきなり実銃を撃つと怖さ恐ろしさなど複雑な心理状況で撃つことになり、どうなるのか容易に想像できると思います。
 自分も自衛隊でしたが、初めてのときは、いろいろなことを考えました。これが実弾射撃か からはじまり、音、衝撃はどうなんだろうかとかいろいろと考えて肝心の射撃技術はすっかり忘れていたことを思い出します。


 さて、話を戻しますが、射撃の技術には、銃(弾)の取り扱い技術と射撃そのものの技術があると思います。
 この2つは密接に関わりあいますが、ごちゃ混ぜにすると射撃そのものができなくなってしまいます。

 銃の取り扱い技術では、安全に関する技術が一番大事です。
 射撃前には、
 銃弾薬の整備、点検をしっかりやる。
 銃を見たとき、その銃には弾が入っているものとして取り扱い、触るときは安全化を行う。
 銃口は、人に向けたりしない。目標方向に常に向けているか、ホルスターに格納する。
 指は、射撃直前まで絶対にトリガにかけてない。
をします。

 射撃時には、弾を装てんしますが、
 安全装置をかける
 銃口は、人に向けたりしない。目標方向に常に向けているか、ホルスターに格納する。
 指は、射撃直前まで絶対にトリガにかけてない。
 をします。

 いずれも守っていれば、安全に対して自信が持て、恐れることなく安心して射撃ができます。

 インストラクターは、初めての方にも最初、銃の取り扱いと射撃を丁寧に教えていましたが、最近は、特に初めての方には、日本人の特性が分かったのかリラックスということをよく使うようになりました。
 本当に初めてだと恐怖心からだと思うのですが、腕が震えたりして、銃が止まらず、結局当たらなくなるからです。


恐怖心があると、震えたりして、銃が止まらず、射撃になりません。


 射撃をスポーツだと軽く認識するのもどうかと思いますが、危険であるけれどもしっかりと取り扱っていれば安全に射撃が楽しめる。というような心構えでいれば、実銃が初めての方でも、恐怖がなく、射撃に取り組めると思います。
 

 Philshootingでは、ベテランのインストラクターが、初めての方にでも、銃の取り扱もちろんのことリラックスして射撃ができるように教えています。




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Posted by philshooting  at 05:05銃の基礎