2015年02月28日
IS(ISIS,ISIL,イスラム国)の継戦能力
こんにちはPhilshootingです。
PhilshootingではPhilshootingをより多くの方に知っていただくためにブログを通して、いろいろな記事を書いています。
コースの内容や射撃技術に関することを中心に記事にしていますが、たまにライターである自分の知識で銃器、装備、弾薬に関することなども書いてはいます。
しかし、どうも一貫性(ストーリー)がなく、思いつきで書いている部分が多いなとおもっているところでした。
ところが、最近、日本人が人質になり殺された事件がきっかけでISに関するNEWSが多く出るようになり、人質奪還やさらには安全保障に関する日本人の関心も高くなってきていると感じています。
さらにある番組で軍事知識なくして安全保障は理解できない(語れない)ような意見があり、なるほどなとうなずいたしだいです。
ライターである自分は、多少なりにも軍事知識があるので、安全保障に関して軍事面から見た解説ができれば、少しでも世の中のためになるのかと思い、これからはそういうテーマも入れてみたいと思います。
前置きが長くなりましたが、今日は表題のとおり ISの継戦能力 に関して書いてみたいと思います。継戦とは漢字変換でも一発で出てきませんが(軍事用語はそういうのが多いです。)戦争を継続することで、継戦能力でどのくらいの期間、戦争が継続できるかということを意味しています。
一般的には、兵站と呼ばれる、食料、燃料、武器・弾薬などの調達や補修、輸送なども含むものがなくなってしまえは、それ以上は戦えないことになっています。
兵站の中でも、一番端的に表せるのが弾薬です。外から弾が入ってこない、中に生産拠点もないあるいは作っている余裕もない、という場合、弾を使ってしまえば、銃器はあっても弾がなければ戦えないという状況になります。
よって、弾薬の貯蔵状況からどのくらいの期間戦えるかを図ることもできます。
ISとえば、勇ましいイメージ
*写真はインターネットから引用
がありますが、軍事的に見れば、乗っているのは軍用車ではなく、銃器も重火器というのは見当たりません。軍隊というよりは、ゲリラ部隊の集まりが破壊、殺戮活動を行っているという感じなので、どこかの国が本格的にISを支援しているということではないようです。
さらに、これらの銃器や弾薬は、石油を売った資金や支援組織からの資金や誘拐などで得た身代金などで供給されている聞いてはいますが、どういう経路で供給され、維持されているのかも気になります。
さらに一番気になっているのは兵士の供給です。もともとはアルカイダから分離した一部がシリアの混乱に乗じて、過激反政府勢力としてISになったということですが、構成される兵士は、結局のところイラク戦争での残兵、シリアで迫害を受けた人、反欧米感情のある人、最終的には世の中の格差や理不尽に不満を持っている人の集まりだとも聞いています。
そうすると、根を根絶しない限りは、掃討しても掃討しても、兵士は沸いて出ることになりますが、これ以上は軍事の領域を出るので論じないことにします。
ISは、将来、アフリカ、中近東、ヨーロッパの一部を支配下に置く一大国家の創設を描いているようですが、今のところ、国としては成立していません。
しかし、支配地域は、シリアの北とイラクの北となっており、広大な領域を支配しています。
*写真はインターネットから引用
クルド族が女性兵士を使って勇ましくISと戦っていると聞きますが、いずれにしても国家間の戦争といわれるようなものになっていません。
本格的に国家間規模の戦争の様相になってこそ、継戦能力を論ずることができると思います。
現時点では、石油を買わない、資金を絶つなどの兵站を絶つための手段はとられているようですが、抜け道や支援組織は、いくらでもあるので、それが効力を発揮するとは思えません。
本格的な反IS連合の地上軍の参画があってこそ、国家間規模の戦いのようになっていくと思います。
4月にも、アメリカ軍の顧問団に訓練されたイラク軍約2万が、戦闘に投入されると聞いていますが、制空権は反IS側にあるにしても、約3万の旧バース党やかつてアメリカ軍に訓練された兵士がいるIS軍と戦うのは、非常に厳しいと思います。
しかし、せめて2倍の6万の地上軍があり、ISの兵站を止めることができれば、現在のIS支配地域は数ヶ月で取り崩せるのではないでしょうか。
あるいは、兵站を遮断できれば、継戦能力ということで言えば、組織的戦闘力は、ISは1月も持たないような気もします。
それでも、その後、新たな混乱はやがて生じるでしょうし、世界中に散らばったISの分子は、テロという手段で今後も世界を混乱に陥れることは継続させるんだと思います。
実弾射撃コース
車、運転手、日本語アシスタント付き 格安マニラ観光のCocoHana Tour
PhilshootingではPhilshootingをより多くの方に知っていただくためにブログを通して、いろいろな記事を書いています。
コースの内容や射撃技術に関することを中心に記事にしていますが、たまにライターである自分の知識で銃器、装備、弾薬に関することなども書いてはいます。
しかし、どうも一貫性(ストーリー)がなく、思いつきで書いている部分が多いなとおもっているところでした。
ところが、最近、日本人が人質になり殺された事件がきっかけでISに関するNEWSが多く出るようになり、人質奪還やさらには安全保障に関する日本人の関心も高くなってきていると感じています。
さらにある番組で軍事知識なくして安全保障は理解できない(語れない)ような意見があり、なるほどなとうなずいたしだいです。
ライターである自分は、多少なりにも軍事知識があるので、安全保障に関して軍事面から見た解説ができれば、少しでも世の中のためになるのかと思い、これからはそういうテーマも入れてみたいと思います。
前置きが長くなりましたが、今日は表題のとおり ISの継戦能力 に関して書いてみたいと思います。継戦とは漢字変換でも一発で出てきませんが(軍事用語はそういうのが多いです。)戦争を継続することで、継戦能力でどのくらいの期間、戦争が継続できるかということを意味しています。
一般的には、兵站と呼ばれる、食料、燃料、武器・弾薬などの調達や補修、輸送なども含むものがなくなってしまえは、それ以上は戦えないことになっています。
兵站の中でも、一番端的に表せるのが弾薬です。外から弾が入ってこない、中に生産拠点もないあるいは作っている余裕もない、という場合、弾を使ってしまえば、銃器はあっても弾がなければ戦えないという状況になります。
よって、弾薬の貯蔵状況からどのくらいの期間戦えるかを図ることもできます。
ISとえば、勇ましいイメージ
*写真はインターネットから引用
がありますが、軍事的に見れば、乗っているのは軍用車ではなく、銃器も重火器というのは見当たりません。軍隊というよりは、ゲリラ部隊の集まりが破壊、殺戮活動を行っているという感じなので、どこかの国が本格的にISを支援しているということではないようです。
さらに、これらの銃器や弾薬は、石油を売った資金や支援組織からの資金や誘拐などで得た身代金などで供給されている聞いてはいますが、どういう経路で供給され、維持されているのかも気になります。
さらに一番気になっているのは兵士の供給です。もともとはアルカイダから分離した一部がシリアの混乱に乗じて、過激反政府勢力としてISになったということですが、構成される兵士は、結局のところイラク戦争での残兵、シリアで迫害を受けた人、反欧米感情のある人、最終的には世の中の格差や理不尽に不満を持っている人の集まりだとも聞いています。
そうすると、根を根絶しない限りは、掃討しても掃討しても、兵士は沸いて出ることになりますが、これ以上は軍事の領域を出るので論じないことにします。
ISは、将来、アフリカ、中近東、ヨーロッパの一部を支配下に置く一大国家の創設を描いているようですが、今のところ、国としては成立していません。
しかし、支配地域は、シリアの北とイラクの北となっており、広大な領域を支配しています。
*写真はインターネットから引用
クルド族が女性兵士を使って勇ましくISと戦っていると聞きますが、いずれにしても国家間の戦争といわれるようなものになっていません。
本格的に国家間規模の戦争の様相になってこそ、継戦能力を論ずることができると思います。
現時点では、石油を買わない、資金を絶つなどの兵站を絶つための手段はとられているようですが、抜け道や支援組織は、いくらでもあるので、それが効力を発揮するとは思えません。
本格的な反IS連合の地上軍の参画があってこそ、国家間規模の戦いのようになっていくと思います。
4月にも、アメリカ軍の顧問団に訓練されたイラク軍約2万が、戦闘に投入されると聞いていますが、制空権は反IS側にあるにしても、約3万の旧バース党やかつてアメリカ軍に訓練された兵士がいるIS軍と戦うのは、非常に厳しいと思います。
しかし、せめて2倍の6万の地上軍があり、ISの兵站を止めることができれば、現在のIS支配地域は数ヶ月で取り崩せるのではないでしょうか。
あるいは、兵站を遮断できれば、継戦能力ということで言えば、組織的戦闘力は、ISは1月も持たないような気もします。
それでも、その後、新たな混乱はやがて生じるでしょうし、世界中に散らばったISの分子は、テロという手段で今後も世界を混乱に陥れることは継続させるんだと思います。
2015年02月23日
9mm弾の50/80m射撃
こんにちはPhilshootingです。
先日、45口径で50mと80mの射撃を行い、80mでは50cm近く落ちることが実験でわかりました。
今回は、ハンドガンコースに参加された方がハンドガンでのロングレンジをしたいという要望があったので、20mでも20cm以内に集弾することを確認して、50m、80mで射撃してもらうことにしました。
前回は45口径でしたので今回は9mmで行うことにしました。
9mmは、諸元上 初速1150ft/s、50ヤード先でも1050ft/s となっています。45口径が、初速880ft/s、50ヤード先で800ft/sなのに比べて速いし、弾丸も軽いのでひょっとして80m先でも落ちないのかなと思っていました。
50mではこんな感じの距離感です。
結果はこうです。最初に15mで確認をして、その結果とあまり変わらず、落ちていません。
コースに参加され方は、50mでもそこそこ当たることに驚いておられました。実際の射撃シーンでは、かなりの精神的要素が加味されるのでしょうが、拳銃も侮れないということです。
次に80mはこんな距離感です。
結果はこうでした。弾の数が不足していたので、コース参加者のみの射撃となりました。
20~30cmは、落ちるというのがそのときに出した結論ですが、よく写真で見ると10cm程度かも知れません。
次回、機会があれば要確認です。
Philshootingでは、丁寧に射撃の基礎から論理立てて射撃技術を教えていますが、このように射撃の面白さも混ぜています。ぜひと思う方は短距離で確実に当てることの結果を出して、長距離での射撃に挑戦してみてください。
実弾射撃コース
車、運転手、日本語アシスタント付き 格安マニラ観光のCocoHana Tour
先日、45口径で50mと80mの射撃を行い、80mでは50cm近く落ちることが実験でわかりました。
今回は、ハンドガンコースに参加された方がハンドガンでのロングレンジをしたいという要望があったので、20mでも20cm以内に集弾することを確認して、50m、80mで射撃してもらうことにしました。
前回は45口径でしたので今回は9mmで行うことにしました。
9mmは、諸元上 初速1150ft/s、50ヤード先でも1050ft/s となっています。45口径が、初速880ft/s、50ヤード先で800ft/sなのに比べて速いし、弾丸も軽いのでひょっとして80m先でも落ちないのかなと思っていました。
50mではこんな感じの距離感です。
結果はこうです。最初に15mで確認をして、その結果とあまり変わらず、落ちていません。
コースに参加され方は、50mでもそこそこ当たることに驚いておられました。実際の射撃シーンでは、かなりの精神的要素が加味されるのでしょうが、拳銃も侮れないということです。
次に80mはこんな距離感です。
結果はこうでした。弾の数が不足していたので、コース参加者のみの射撃となりました。
20~30cmは、落ちるというのがそのときに出した結論ですが、よく写真で見ると10cm程度かも知れません。
次回、機会があれば要確認です。
Philshootingでは、丁寧に射撃の基礎から論理立てて射撃技術を教えていますが、このように射撃の面白さも混ぜています。ぜひと思う方は短距離で確実に当てることの結果を出して、長距離での射撃に挑戦してみてください。
2015年02月22日
撃ち抜けた薬きょうターゲット
こんにちはPhilshootingです。
Philshootingの2日間ハンドガンコースでは、2日間で750発を射撃しますが、うち50発はライフルの5.56mm弾を撃っていただいています。2,3月はプロモーションでご希望によりロングレンジの射撃場を無料で使用することが可能です。
とはいっても200ヤードの射撃場で大きく外れることは許されないので、予め25mの短射程でスコープを使用した調整済のライフルを射撃してもらい、複数撃って、弾痕が直径10cm程度に収まるようであれば長射程での射撃を可としています。
(今まで不可となった方はいらっしゃいません。)
25mの短射程では、スタッフがスコープの調整を行い、そのあとにコース参加者に射撃をしてもらいます。
調整しやすいように1cmの升目のターゲットを撃つのですが、普通のスコープだと25mで1クリック1.5mm程度まで調整できます。
スタッフが一応調整をして、その後、実際の射手に撃っていただいてさらに調整をします。
その中で、遊び心も含めて、5.56mm弾(223Rem)の薬きょうをターゲットにして撃ったりしています。
今まで上手な方は、薬きょうに当てることはできました。
今回は、偶然だとは思いますが、まさにど真中に命中しましたので記事に残しておこうと思いました。
薬きょうの両側が残っているので、本当にど真ん中を5.56mm弾が抜けたことになります。
ちなみにライフルコースでは、2日間で700発を撃ちますが(うち50発はハンドガン)、基本射撃(寝撃ち、膝撃ち、立撃ち)ののちオリジナルサイトの調整(自分で実施)、スコープ射撃と調整(自分で実施)、ロングレンジ射撃(5.56、22口径)、M16,M14,M4A1を使いまわしてのアソルト射撃(CQB)となっており、ライフルの醍醐味がすべて入っています。
Philshootingでは、丁寧に射撃の基礎から論理立てて射撃技術を教えていますが、このように射撃の面白さも混ぜています。希望者にはターゲットを記念になるものにして射撃することも可能です。
実弾射撃コース
車、運転手、日本語アシスタント付き 格安マニラ観光のCocoHana Tour
Philshootingの2日間ハンドガンコースでは、2日間で750発を射撃しますが、うち50発はライフルの5.56mm弾を撃っていただいています。2,3月はプロモーションでご希望によりロングレンジの射撃場を無料で使用することが可能です。
とはいっても200ヤードの射撃場で大きく外れることは許されないので、予め25mの短射程でスコープを使用した調整済のライフルを射撃してもらい、複数撃って、弾痕が直径10cm程度に収まるようであれば長射程での射撃を可としています。
(今まで不可となった方はいらっしゃいません。)
25mの短射程では、スタッフがスコープの調整を行い、そのあとにコース参加者に射撃をしてもらいます。
調整しやすいように1cmの升目のターゲットを撃つのですが、普通のスコープだと25mで1クリック1.5mm程度まで調整できます。
スタッフが一応調整をして、その後、実際の射手に撃っていただいてさらに調整をします。
その中で、遊び心も含めて、5.56mm弾(223Rem)の薬きょうをターゲットにして撃ったりしています。
今まで上手な方は、薬きょうに当てることはできました。
今回は、偶然だとは思いますが、まさにど真中に命中しましたので記事に残しておこうと思いました。
薬きょうの両側が残っているので、本当にど真ん中を5.56mm弾が抜けたことになります。
ちなみにライフルコースでは、2日間で700発を撃ちますが(うち50発はハンドガン)、基本射撃(寝撃ち、膝撃ち、立撃ち)ののちオリジナルサイトの調整(自分で実施)、スコープ射撃と調整(自分で実施)、ロングレンジ射撃(5.56、22口径)、M16,M14,M4A1を使いまわしてのアソルト射撃(CQB)となっており、ライフルの醍醐味がすべて入っています。
Philshootingでは、丁寧に射撃の基礎から論理立てて射撃技術を教えていますが、このように射撃の面白さも混ぜています。希望者にはターゲットを記念になるものにして射撃することも可能です。
2015年02月20日
グリース・ガン(Grease Gun)
こんにちはPhilshootingです。
先日Philshootingでグリース・ガン(もどき?)を射撃できる機会があったので記事に残しておこうと思います。
グリースガンは、第二次世界大戦中に安く大量に生産でき、拳銃と互換性のある弾を使用するサブマシンガンとして配備された銃です。正式名称はM3またはM3A1といいます。
まさにグリース(潤滑剤)を出す器械に形状が似ていたことからグリースガンと呼ばれています。
今回射撃する機会があったのはこれです。単射ですが25mの距離でもよく当たり、非常に撃ちやすかったと思います。
どうみても形状はグリースガンですが、弾が9mmであったこと、Autoモードがなったことなどから、第二次大戦中のものとはと少し違うなと思いました。
こちらは、本物のM3A1です。(インターネットから収集)
しかし、派生型はいくつもあるようなのでその一つであるような気もします。実際、日本語のウィキペディアに2009年の米比合同訓練で使われている写真もありました。
実弾射撃コース
車、運転手、日本語アシスタント付き 格安マニラ観光のCocoHana Tour
先日Philshootingでグリース・ガン(もどき?)を射撃できる機会があったので記事に残しておこうと思います。
グリースガンは、第二次世界大戦中に安く大量に生産でき、拳銃と互換性のある弾を使用するサブマシンガンとして配備された銃です。正式名称はM3またはM3A1といいます。
まさにグリース(潤滑剤)を出す器械に形状が似ていたことからグリースガンと呼ばれています。
今回射撃する機会があったのはこれです。単射ですが25mの距離でもよく当たり、非常に撃ちやすかったと思います。
どうみても形状はグリースガンですが、弾が9mmであったこと、Autoモードがなったことなどから、第二次大戦中のものとはと少し違うなと思いました。
こちらは、本物のM3A1です。(インターネットから収集)
しかし、派生型はいくつもあるようなのでその一つであるような気もします。実際、日本語のウィキペディアに2009年の米比合同訓練で使われている写真もありました。
2015年02月12日
人質事件とその影響
こんにちはPhilshootingです。
昨年、11月までのPhilshootingの予約は、コースの充実やロングレンジ射撃場の完成もあってまあまあで、おかげさまで11月までの予約の平均的実施月である1,2月は割りと忙しく過ごせたと思います。
ですが、1月から予約が減少してしまい、3月からの参加者が減少してしまいます。これもおそらく人質事件の影響と円安の影響なので、少なくとも人質事件が落ち着くまでは仕方ないと思っていました。
何もなくても危険で怪しいイメージのマニラなので、それも仕方ないと享受しつつ、一方ではビジネスでやっているので、少しだけ現状を分析する必要があるという思いがあり、記事にすることにしました。
まず、外務省の危険情報ですが、
Topが以下となっており、人質事件の影響が出ています。
http://www.anzen.mofa.go.jp/
フィリピンの情報は以下になっています。
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=013#ad-image-0
フィリピンに関して言えば、人質事件の前と少しも状態は変わっていません。人質事件の影響があるとも書いてはないようです。南のミンダナオ地方では昔から紛争があり、最近も事件がありましたが、その影響がミンダナオ以外にあるというのもあまり考えらないと思います。
また、実際の人の状況として、ライターである自分は、12月と2月、短期間ですが、2度ほど日本に行き、フィリピンに戻ってきましたが、飛行機はほぼ満席でした。ビジネスの方、年配の方が多かったと思います。むしろいつもより多かったと思います。
空港の状況も同じような感じです。
12~2月に射撃に参加された方にも聞いてみましたが、ほぼ同じような感想でした。
また、定期的に調査のために昼夜とショッピング街、繁華街をよく出歩きますが、観光でいらしている日本人は割と多かったと認識しています。
現状からすると、日本からの旅行者は、減っているどころか増えているということになります。
コースに参加されたある方は、フィリピンに射撃をしに行くと言ったら、ISIS(ISIL、イスラム国)関連で注意するようにと言われたそうです。
ISIS関連でフィリピンも危険だと思っている方が多いのだと思います。
以上の現象などを分析した結果以下のようにまとめてみました。
旅行者は、割りと年配の方が多いことから、ゆとり年代で、少しフィリピンを知っている、あるいは知っている人がいるという方が、多いのだと思います。その方たちは、フィリピンの実際の危険度を知っており、今回の人質事件とあまり相関関係がないと判断しているのだと思います。
円安は、欧米州など遠方への渡航を躊躇させ、反対に物価が安いと思われているフィリピンへの渡航を後押しする影響が出ていると思います。
一方、一度もフィリピンに渡航したことのない方は、従来のフィリピンのイメージに加えて、ISISの影響があるものと思って、安全のため渡航を躊躇させているのだと思います。
Philshootingに関して言えば、初めて参加される方は、フィリピンが初めてという方がほとんどなので、ISISの影響、人質事件の影響が出ているということになります。
Philshootingでは、従来から、マニラは危険というイメージを回避するために、空港のお出迎えからお帰りまで(ドアツードア)、また移動、射撃、食事、買い物、観光、夜の散策など行動はすべてSatffが同行しているので、危険の回避はもちろんのことStaffと楽しく過ごせるとおもいます。
今まで参加された方は、全員安全にすごされましたし、案内もしているのでよいイメージを持たれたという方が大半です。
今回の人質事件があったから特別に何かするという必要も感じないくらい、従来からしっかりした対応をさせていただいているので特に心配はないかとおもいます。
宣伝になってしまいましたが、従来と同じように安心して参加できますので、コースに参加を考えている方は安心して申し込みをお願いいたします。
実弾射撃コース
車、運転手、日本語アシスタント付き 格安マニラ観光のCocoHana Tour
昨年、11月までのPhilshootingの予約は、コースの充実やロングレンジ射撃場の完成もあってまあまあで、おかげさまで11月までの予約の平均的実施月である1,2月は割りと忙しく過ごせたと思います。
ですが、1月から予約が減少してしまい、3月からの参加者が減少してしまいます。これもおそらく人質事件の影響と円安の影響なので、少なくとも人質事件が落ち着くまでは仕方ないと思っていました。
何もなくても危険で怪しいイメージのマニラなので、それも仕方ないと享受しつつ、一方ではビジネスでやっているので、少しだけ現状を分析する必要があるという思いがあり、記事にすることにしました。
まず、外務省の危険情報ですが、
Topが以下となっており、人質事件の影響が出ています。
http://www.anzen.mofa.go.jp/
フィリピンの情報は以下になっています。
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=013#ad-image-0
フィリピンに関して言えば、人質事件の前と少しも状態は変わっていません。人質事件の影響があるとも書いてはないようです。南のミンダナオ地方では昔から紛争があり、最近も事件がありましたが、その影響がミンダナオ以外にあるというのもあまり考えらないと思います。
また、実際の人の状況として、ライターである自分は、12月と2月、短期間ですが、2度ほど日本に行き、フィリピンに戻ってきましたが、飛行機はほぼ満席でした。ビジネスの方、年配の方が多かったと思います。むしろいつもより多かったと思います。
空港の状況も同じような感じです。
12~2月に射撃に参加された方にも聞いてみましたが、ほぼ同じような感想でした。
また、定期的に調査のために昼夜とショッピング街、繁華街をよく出歩きますが、観光でいらしている日本人は割と多かったと認識しています。
現状からすると、日本からの旅行者は、減っているどころか増えているということになります。
コースに参加されたある方は、フィリピンに射撃をしに行くと言ったら、ISIS(ISIL、イスラム国)関連で注意するようにと言われたそうです。
ISIS関連でフィリピンも危険だと思っている方が多いのだと思います。
以上の現象などを分析した結果以下のようにまとめてみました。
旅行者は、割りと年配の方が多いことから、ゆとり年代で、少しフィリピンを知っている、あるいは知っている人がいるという方が、多いのだと思います。その方たちは、フィリピンの実際の危険度を知っており、今回の人質事件とあまり相関関係がないと判断しているのだと思います。
円安は、欧米州など遠方への渡航を躊躇させ、反対に物価が安いと思われているフィリピンへの渡航を後押しする影響が出ていると思います。
一方、一度もフィリピンに渡航したことのない方は、従来のフィリピンのイメージに加えて、ISISの影響があるものと思って、安全のため渡航を躊躇させているのだと思います。
Philshootingに関して言えば、初めて参加される方は、フィリピンが初めてという方がほとんどなので、ISISの影響、人質事件の影響が出ているということになります。
Philshootingでは、従来から、マニラは危険というイメージを回避するために、空港のお出迎えからお帰りまで(ドアツードア)、また移動、射撃、食事、買い物、観光、夜の散策など行動はすべてSatffが同行しているので、危険の回避はもちろんのことStaffと楽しく過ごせるとおもいます。
今まで参加された方は、全員安全にすごされましたし、案内もしているのでよいイメージを持たれたという方が大半です。
今回の人質事件があったから特別に何かするという必要も感じないくらい、従来からしっかりした対応をさせていただいているので特に心配はないかとおもいます。
宣伝になってしまいましたが、従来と同じように安心して参加できますので、コースに参加を考えている方は安心して申し込みをお願いいたします。
2015年02月01日
救出されなかった人質
今日は、Philshootingと関係なく、ライターである自分の私的な記事内容になります。
別な記事を今日はアップする予定でしたが、朝起きてみると、CNNなどで ISISに誘拐拉致されたKENJI GOTOさんのNewsで盛りたくさんでした。
2,3時間いろいろなことを考えたのですが、ひょっとして今日を境にいろいろなことが変わっていくかもしれないとおもい、筆をとりました。
さて、このNewsですが、日本以外では ”Behead" と出てくるのですが、はっきり斬首というようです。
何とか救出を願っていただけに、残念でたまりません。まず、Yukawaさんと共にご冥福をお祈りいたします。
*注釈
(敢えてLinkだけですが、次のLinkコンテンツは、露骨な描写を含む可能性があると思われます。ご自身の責任において閲覧してください。)
https://www.youtube.com/watch?v=1RQhh1YyTtw
今から、日本政府の対応が適当だったのかどうか、いろいろなところで議論されるんでしょうが、おそらく適当ではなかったという論調が多く予想されますが、本当にそうだったのか?
物事には、結果や結論というのがあって、今回の場合は、日本から見れば、人命が救えなかったという結果になりました。人命が救えなかったのは最悪結果ともいえますが、見方によっては、
C1)ヨルダンが死刑囚を解放して、ISISに身代金を渡して、パイロットも帰ってこない、Gotoさんも殺されてしまった
C2)身代金を渡して、Gotoさんが開放された
C3)死刑囚とGotoさんの交換ができた
などなどのケースがあり、
(Yukawaさんは残念な結果になってしまいましたが)Gotoさんが条件なしに無事戻ってきたということ以外はどのケースも最悪の結果だったのかもしれません。
ISISは国でもないのに、他の国を脅し、テロ活動を続けます。あまりにも凶悪なので、諸国が連携して空爆、やがては地上軍といったところで本拠地には対応するんでしょうが、どうも見ていると世界的に連鎖は広がっているように思えます。 ここフィリピンの南方でもISISの訓練だとか連携だとか何となくそれらしいNewsも出てくるので何らかの関連したテロが発生することも予想されますし、他の国にはもっと危険なところがあるのではないでしょうか?
そう考えて、もし、同じような事件が発生が発生した場合、どうなるのでしょうか?今回の事件のメッセージはどのようにテロリストに伝わったのでしょうか?
1.日本人を誘拐拉致すれば、日本政府が乗り出してきて交渉に応じ、利益を得ることができる
2.日本人を誘拐拉致しても交渉はできるが利益を得ることができない
3.日本人を誘拐拉致すれば、救出活動の部隊がやってくる
4.日本人を誘拐拉致すればとんでもない仕返しがくる
今までのNewsなどを聞いていると、日本政府は直接ISISにお金は出さないが、交渉ルート(ヨルダン、トルコ)に圧力をかけて、死刑囚と交換、ひょっとしてヨルダンと裏取引がありお金の支援でもするのかな? その結果、Gotoさんは開放されるくらいの程度かと思っていました。
しかし、ヨルダンは強硬姿勢を貫きました。ひょっとして、日本政府も3くらいのことを(日本は直接できないのですが、)関係国に依頼していたのかもしれません。
よくわかりませんが、少なくと2,3くらいのメッセージが伝わっていればいいと思いますし、逆に、1,2の間くらいのメッセージだと同じ事件は発生すると思います。
日本人は、世界中に展開していて、のんびり暮らしている方もいらっしゃいます。自分も油断して暮らしているわけではないですが、外国にいるので今の日本よりは多少危険だととは思っています。
個人的な対処も時々、真剣に考えてしまいます。
それよりも、もし、同じような事件が、発生しても、
”日本人を誘拐しても無駄だよ。救出部隊が来るかもしれないし、それどころかとんでもない仕返しがくるよ。”
と誰もが言えるような日本国民にみんながなれればと思います。
振り返ってみれば、昔は北朝鮮による誘拐拉致事件が日本で発生していました。外国人が日本で誘拐拉致事件しかも大量に行っていたのです。
ダッカ事件では、”人の命は地球よりも重い”ということで、連合赤軍に屈服して、罪人を解放しかも身代金満額まで出しました。
どちらもものすごくなめられた結果だったと思います。
今回は、貴重な人命が犠牲になったわけですから、日本も対抗処置をするべきだと思います。
今からでも遅くないので、まずテロに屈しないつ強いメッセージを出す。
何らかの報復行動をする。
さらに今後の具体的なアクションとして、対処の実行部隊を実現化する。
ということができればいいなと思っています。
いろいろなご意見があるのでしょうが、今日は、ライターである自分の個人的な思いを書いてみました。