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Posted by ミリタリーブログ  at 

2014年03月30日

ハンドガン アドバンスドコース


こんにちわ PhilShootingです。

 Philshootingでは、ハンドガンのBasicコースを終了された方、それと同等のスキルをお持ちの方を対象にアドバンスドコースを設けています。
 ハンドガン アドバンスドコースは、スポーツシューティングのLevel1の試合に出られるスキルを身につけるということに目標をおいています。
 あくまでスキルレベルであり、試合に出ることを目標とはしていません。
 銃、射撃という特性上、スポーツとしての射撃を楽しむということを主眼にして、10ケ月前に方針転換したところです。

 こんな感じのコースを作って、射撃を想定します。




 アドバンスドコースは、今まで3名の方が終了されました。1名の方は、アドバンスドコースに出る前にすでに試合に出場され、順番が逆ですが、出場後、アドバンスドコースに出席されました。
 相当練習をされたらしく、見事な腕前を披露されていました。
 今は、日本でエアソフトで練習されて、やがてまた試合に出られることだとおもいます。
 ホームページのVideoもこの方のものです。

 1名の方は、ライフルコースに参加されたのですが、コース中にハンドガンを撃っていただき、非常によく当たっていたので、アドバンスドコースにお誘いしたところ参加されました。的に当てるということでは、おそらくいままでで一番うまいかなとおもいます。
 この方は、試合に出るということはほぼ考えていなく、とにかくうまくなりたい、楽しみたいということで参加されています。
 4月にまた来られるので、もう少しハードなコース設計が必要だとおもいます。

 さらにこの方は、コース終了後アームスコアの射撃場に行って、Philshootingのコーチの指導をリマインドしながら練習をされたり、グアムで射撃をされたりしています。
 Philshootingのコーチの指導はよいということで褒めていただいています。
 Videoは本人の希望により公開していません。


 最後は、先週アドバンスドコースに参加された方です。この方は、正当にBasicコースを出られて、その後、友人とグアムに行って、Philshootingのコーチの言ったことを実践したところ、よく当たったとおっしゃっていました。
 今回はさらに射撃スキルを向上させたいということで出席されました。
 この方も、試合に出るということを目標にしているのではなく、純粋にスキルをあげたい、楽しみたいということで参加されました。コース中、見ていてもかなりのスピード向上と精度が上がっているのがわかりました。
 本人のやる気もそうですが、コーチの指導がよかったとおもいます。
 この方も本人の希望によりVideoなどを公開できなくて残念です。

さて、今回この方についたコーチですが、1日目は、Yudyコーチがつきました。
Yudyコーチは、今回が2回目でしたが、とにかく安全管理に厳しく、IPSCのルールブックをバイブルのように大事にしている方です。雰囲気も怖く、ROとしても大ベテランの方です。







 参加されている方は、試合のことなどどちらかというと関係なく、こんなことをしたらバイオレーションだといわれてもピンときていません。スキル的なところはオーナーのBobbyさんがカバーしてくれて、コースを何とか回れました。




2日目は、Efrenコーチがついてくれて、この方は、射撃、ROとも大ベテランで、細かく指導をされていました。
参加された方も大満足でとてもよかったとおもいます。







Philshootingでは、丁寧な指導を心がけており、優秀なコーチの下で必ず射撃技術が向上できます。
いままできちんと学んだことがなく、基礎から学びたいという方がいらっしゃいましたらぜひコース参加をご検討ください。



実弾射撃コース



  


Posted by philshooting  at 11:37Comments(0)PhilShooting

2014年03月28日

射撃コーチの妙技


こんにちわ PhilShootingです。

 Philshootingでは、丁寧な指導ということに重点を置いています。いままで8名のコーチにお世話になりました。同時には先週の5名のコーチにお世話になったのが最高です。
残念なことですが、お一人でのコース開催がほとんどのケースなのでコーチはだいたい ホームページにも出ているRayコーチが担当しています。

しかし、Rayコーチが最近、家の改修に忙しいとかで Dingコーチが主体で行っています。

Philshootingのコーチの特徴としては、軍隊経験が30年以上、スポーツシューティングを楽しんでいた(いる)、RangeOfficerの資格を持っているということがあげられます。

いままでコースに参加された方の全員がコーチの指導に大変満足しておられ、リピーターも多くなってきています。

しかしながら、まだまだコースに参加される方の絶対数が少なく、コースに参加してみないと良さがわからないというのが現状だとおもいます。


その Dingコーチなのですが、Pinoy(NoyNoy Aquino)大統領のROもしたことがあるとかで、彼の話によると大統領はとてもうまいそうです。
彼の特徴でもあるのですが、とにかく うまい Good OK の連発で、生徒を褒め、やる気にさせて、うまくさせているようです。




Dingコーチは、コーチングの合間にいろいろな妙技を見せてくれます。
今週は、鏡を使っての後ろ向き撃ちを披露してくれました。10mの距離でしたが、見事にスチールの標的に命中しました。




この撃ち方もそうですが、初弾は、しっかりと狙いをつけてトリガさえうまく引ければ標的に当たるということを証明しているとおもいます。

次に、Art コーチですが、彼は、とにかくローリングをして撃つのが好きで、以前、25mの距離で見事ローリングをしてスチールにあてる妙技を見せてくれました。
本当かどうか知りませんが、試合で本当にローリングをしてDQ(DisQualify 失格)になったという話を聞いたことがあります。とにかく陽気です。






Philshootingでは、楽しく学べるようにいろんなことをコーチがしてくれます。
また、Philshootingでは優秀なコーチを揃えており、満足のいく指導を行っています。
いままできちんと学んだことがなく、基礎から学びたいという方はぜひコース参加をご検討ください。



実弾射撃コース



  


Posted by philshooting  at 23:23Comments(1)PhilShooting

2014年03月23日

初級より上のシューターの射撃の楽しみ方


こんにちわ PhilShootingです。

 本来の射撃の話題を書くのも久しぶりになりました。
 先日、アドバンスドコースに参加された方(Philshootingでは、基礎コースに続いて2回目の参加)とグループで1日コースに参加された方々(初めて)がいらっしました。
 本日はグループで参加された方々の話題について書いてみたいとおもいます。

 今回は7名さまということで、問い合わせ時からサービス内容、見積りなどをメールでやりとりさせていただき、お申し込みをいただきました。
 Philshootingでは、「親切な案内と丁寧な指導」 をモットーにさせていただいていますので、フィリピンの入出国の要領、ホテルまでの移動、コース参加要領など詳しくメールで説明させていただいています。
また、ご不安が多い方には、空港の送迎、ホテルの手配なども代行でさせていただいており、コースにストレスなく参加できるように心がけています。

さらに、せっかくのフィリピンということことで何かしたいことがあればその要望をお聞きして、なるべくかなえられるようにしています。
今回は、両替所の案内と射撃終了後、ガンショップを散策したいということであったのでご案内しましたし、食事もどこがいいかということだったので、(自分は他方のお客様の案内がったのでご案内できませんでしたが)アシスタントを同行させていただき、ご案内いたしました。

 今までは、コース期間中、終了時に食事はもちろんショッピング、観光などは大抵ご案内しています。その他、夜の散策、遠くでは、都合が合えば、ガソリン代程度を頂き、クラーク、スービック(マニラ北西100km以上)、バタンガス(マニラ南100km)地区なども同行したこともあります。
 同行できなくても、レンタカーの手配をはじめ、詳細のご案内はさせていただいています。


当日は、ホテルに迎えにいき、以下のような感じでコースをしました。









「丁寧な指導」ということでは、
まず、体制ですが、基本は4名と3名で交代で射撃をしていただくことを前提に、コーチ4名、Boy4名、統制/案内/通訳no
日本人1名、アシスタント1名 生徒7名に対してStaff10名という体制です。
コーチは、30年程度の射撃経験はほぼ全員で、スポーツシューティングの知識はもちろんのこと、RangeOfficer(RO)の資格を持つ人が半分以上になります。

射撃前、射撃中、射撃後のコーチングはすべて コーチによりマンツーマンで行われ、コーチング=>射撃=>ベリファイ=>コーチングが繰り返されます。
とはいえ、指導は、シューターが、どなたでも楽しくできるように行われますのでご安心ください。
Philshootingとうサービスは、射撃技術の向上ということをあくまで主眼においています。


今回もこのような感じでコースの進行を行いましたが、途中で、反省にもなるのですがいくつか気づいたことがありました。
7名参加ということで経験者が5名、初心者が2名でした。参加者のご要望で、一人平均ライフルを含め380発でしたが、2交代だったのでPhilshootingにしては少し弾数が多すぎました。そのため弾の消化に気をとられ、ものすごく丁寧な指導ができなかったような気がしました。特に初心者の方には申し訳なく思ったしだいです。

一方、ものすごく射撃経験があってコーチも教えることがないような方には、競技用のベルトをしてもらい、たまたまアドバンスドコースをしていたので、体験的にStageを経験していただきました。

また、射撃経験が豊富な方も、ものすごく早く射撃を実施されており、人それぞれ楽しみ方が違うのかなと思いました。


そこで、射撃をある程度された方を初級者より上のシューターとすると

1.とにかく射撃を定期的に行いたい
2.基礎から学び、技術を高めたい
3.いろいろな銃を撃ちたい
4.スポーツシューティングなどのルールに基づいた射撃を行いたい

になんとなく区分できるのかなと思います。

射撃をするからには技術を高めたいというのは基本の目標としてはあるとは思います。その場合は、Philshootingを活用していただければいいのかなと思います。

定期的に射撃をしたいということであれば、基礎をまず学んでいただき、Philshootingでもいいですし、ほかのところで射撃を楽しんでいただければいいと思います。Philshootingではご要望に応じた射撃もアレンジ可能としたいと思います。

いろいろな銃を撃ちたいということであれば、基礎をまず学んで頂き、銃器が豊富なところでやっていただければと思います。Philshootingでも銃器を揃えたいのですが、銃規制の影響で今は容易に揃えることができなくなっているので、いずれ機会を見て種類を増やしたいとは思っています。



Philshootingでは、前述のとおり、「親切な案内と丁寧な指導」 をモットーにしていますので、コースには安心して参加できますし、フィリピンを楽しむことができますし、参加者のレベルに応じた射撃を行うことができます。





実弾射撃コース



  


Posted by philshooting  at 23:12Comments(0)射撃一般論

2014年03月19日

手榴弾(Hand Grenade)にまつわる話

こんにちわ PhilShootingです。

 先日、小銃擲弾(てきだん Rifle grenade)に関して記事にしたので、本日は、手榴弾に関しての記事を書いてみたいとおもいます。
 例によって、構造など詳しい情報は書きません。
 手榴弾は、爆風と破片により、建物や陣地や人にダメージを与えます。
形状は、丸っこいものや筒状で表面が平らなものもありますし、破片効果をより期待した亀の甲のような形状のものもあります。その他、煙幕弾もあります。




本体とレバーをしっかり握り、ピンを抜きます。レバーを離せば、げき鉄が信管に落ちるので数秒後に爆発します。
通常は、ピンを抜いてそのまま目標に投げます。投げることによりレバーが手から離れ、げき鉄が信管をたたきます。

この手榴弾(地雷なども)ですが、WW2の時代、最後、日本ではいよいよ本土決戦かといわれていたころに、信じられないでしょうが陶器製のものもいろいろな弾薬で出現していました。爆風と陶器の破片でやっつけようということだとおもいます。鉄がもうなかったんです。





さらに信じられないことですが、この手製ともいえる手榴弾に縄紐がつけられたものがあり、ぶんぶんと回してより遠くに飛ばすというものがありました。


以下ライターの経験とコメントを書きます。
かつて訓練で2度ほど亀甲式のものを投げたことがあります。効果を調べるために爆発地点から5mくらいのところにベニヤ板を立てていました。
まず、本物を投げる前に何度か練習をするんですが、練習の時はできても、本物でピンを抜いたときにはさすがに手が白くなるくらい握りしめていて、投げるときに手が離れずすぐ前の地面に投げてしまったら(野球などでも結構ありますよね)どうしようかとかいろいろ考えます。
でも、たこつぼ(あな)から投げるので、すぐ伏せれば大丈夫かなともおもってはいました。

うまく投げられて20m先くらいの目標付近に投擲できました。爆発音ですが、キュンという感じで重い感じの音がします。次の瞬間無数の破片が飛んでくるのですが、細かい破片がベニヤ板にたくさん抜けていました。
破片は、灼熱で、こんなのが刺さったら、致命傷でなくてもかなり残酷だなとおもったりしました。

5mではぱらぱらとあたった感じなので、半径2~3mが本当の有効範囲なのかもしれません。


WW2の終戦の直前、日本では各地域で兵器や弾薬類が池や穴に埋められました。それが出てきたときに立ち会ったことがあります。一回に数トン出てきて、ほとんどは野戦砲弾だったので、それは識別はできたのですが、陶器で縄付きのものは、持っていたマニュアルにもなく、報道関係者にも説明できなく困ったことがありました。
後で古参の持っていた資料でわかりました。それにしても旧軍の弾薬には変わったものがたくさんあったと記憶しています。

そういえば、艦砲弾で信管がついていたものも出てきて、自分自身、理解不能だったのですが、こちらも古参はすぐに訓練用に使用したもの(いわゆるレプリカ)だとすぐに識別していたのにで、彼のスキルにびっくりしたことがあります。




実弾射撃コース



  


Posted by philshooting  at 16:56Comments(0)銃器

2014年03月18日

気になるウクライナ情勢とロシア軍の戦法


こんにちわ PhilShootingです。


 今日は、国際情勢の話題について書いてみたいとおもいます。
 先日、クリミアの帰属を問う選挙が行われ、投票率が80%以上でそのうち95%以上の人がロシアへの編入に賛成と答えたというニュースが流れました。
 クリミア自治政府は、独立とともにロシアの編入手続きに入り、ロシアも独立を承認したということです。それに対してウクライナの暫定政権と欧米諸国は、選挙は無効だと主張し、制裁処置に入ったようです。

 今後、クリミアがウクライナの帰属のままか(現状)、独立国となるのか、ロシアに編入されるのかというところが気になるところです。
 一方、ウクライナの問題というところでは、民族問題から東ウクライナも不穏な動きを見せており、こちらもデモから始まり、暴動、内戦になる可能性もあります。
そうすると、ロシアの大規模な軍事介入という事態もありえます。その対応により、可能性は少ないとおもいますが、欧米の軍事介入もありえます。



大きな地図で見る


 戦争は、政治の延長であるというところで、まさに今政治的な動きが盛んに行われているところです。軍としては、政治の延長としての戦争を前提に今頃、計画を立てていることだとおもいます。

ロシア、旧ソビエト軍の伝統的な戦法に機動を活かした縦深攻撃というのがあります。
簡単に説明すると、縦深、数百キロ(現実的には100~200km)に渡って、縦深にわたる圧倒的な火力と機動力で目標(敵)を奪取(包囲殲滅)するという戦法で、とにかく突破突入する第一梯団と波状攻撃を行う第二梯団に分かれ、目標奪取までとまりません。
もちろん、空軍やロケット部隊や空挺部隊も参加します。


以下、ライターのコメントになります。
なぜこのようなことを書いたかというと、地形を見ればわかるのですが、ロシアと東ウクライナの国境線は約1000km、ウクライナからモスクワまでは約500km、ロシアからキエフまで約300kmでほとんど大平原のようなところです。
こういう地形ではロシアが得意とする機動を活かした大縦深攻撃はかなり有効です。逆にウクライナが強力な地上軍を将来的に持つということになれば、ロシアとしては、大脅威になるわけです。

いざ、軍事介入となると、今のウクライナの軍隊で抵抗があるのかわかりませんが(何もないかもしれませんが)、ロシアの縦深攻撃により、ウクライナの約真ん中にある川(湖沼)、ヘルソン-ドニエプロペトロフスク-キエフの線までおそらく2-3日で到達できるとおもいます。
今、国境付近でロシア軍は演習をしているということですが、当然、作戦図上にはウクライナ侵攻を想定して演習をしているとおもいます。1000kmの正面を同時侵攻はないと思いますが、集中して10個師団程度での侵攻をあれこれと考えているとおもいます。軍事的には非常に興味のあるところです。






そのような事態になるのか、あるいは政治的な流れだけで終わるのか、個人的には、デモ、暴動、内戦の様相になり、強い力が作用しないと収まらないような気はしています。
そのような事態なったらどうなるのか、世界のリーダーたちはどのような対応をするのか、非常に関心があるところです。




実弾射撃コース



  


Posted by philshooting  at 21:02Comments(2)戦術

2014年03月16日

小銃擲弾(てきだん Rifle grenade)

こんにちわ PhilShootingです。


 先日、M16/M4用のグレネードランチャーM203を紹介しました。
日本の小銃89式にも当然同様のものがあるとおもっていましたが、発展した伝統的な擲弾(Grenade)を使っていました。
擲弾筒(Grenade Launcher)が主流だとおもっていたので、ちょっと驚きましたが、それはそれなりに理由があるようです。
本日は、その話題に関して、簡単に書いてみたいとおもいます。









手榴弾は、皆さん知っているとおもいますが、ほぼ鉄の塊なので人間が投げるには限界があります。ものすごく投げることができる人でもぜいぜい50mくらいだとおもいます。

それを発射薬、できれば小銃を使ってより遠くに飛ばせないかという発想は自然で、小銃の先に擲弾(Grenade)をつけて、小銃弾で擲弾を飛ばしたわけです。

M1ガーランドの時代もこのように使われていました。




手榴弾は、榴弾で爆風と破片で対人用に使われますが、この擲弾により、榴弾のほかに対戦車榴弾、照明弾、白煙弾が出てきました。
M16系では、M203のような擲弾を発射するランチャーを銃身の下に取り付けます。

日本では64式、89式の銃口の先に擲弾を装着し、普通弾で使うことができます。


銃身のしたに装着するタイプは、非常にかっこよく、現代的であるともいえますが、現実的にはすべての小銃にこれを配備させることは予算と部隊の運用から考えて難しいと自衛隊は判断したのかもしれません。

米国においても、すべての銃に配備されているわけではありません。
一方、擲弾であれば、弾さえあればすべての銃から発射することが可能です。

歩兵小隊を考えたとき、砲兵または歩兵の火力部隊による遠距離からの火力支援がある場合、ある程度の距離まで敵に接近はできますが、敵まで100~300mといった微妙な距離では、誤射をふくめ味方の火力支援は期待できません。
その場合は、小隊自らの火力支援で擲弾が有効です。

あるいは、小隊以下の小部隊で行動するときに、自らの火力支援を行うときも有力であるわけです。よく映画で出てくるような特殊部隊などの小部隊行動がこれに当てはまります。

特殊部隊が使うような場合は、即応性から考えて、アタッチ式のグレネードランチャーが有効かもしれません。



実弾射撃コース



  


Posted by philshooting  at 11:32Comments(0)銃器

2014年03月13日

ブローニングM2重機関銃にまつわる話

こんにちわ PhilShootingです。


 日本は、台風並みの低気圧で大変のようですね。春一番の巨大版ということでしょうかね。自然は怖いですから気をつけてお過ごしください。

 前回と前々回は戦術に関して記事にしてみましたが、反応か今一でしたので、銃器に関する話題に戻したいと思います。ミリタリーブログさんのNewsの記事でM2A1の話が出ていましたので、それに関連して記事を書いてみたいと思います。

M2重機関銃は、1933年にアメリカで制式化されて現在までも使われている名銃中の名銃です。
M2
M2A1 formaly known as M2E2 QCB(Quick Change Barrel)

と変遷を遂げたように見えますが、基本的には変わっていないように思います。

地上では




車載すると




他に戦車などにも標準で付いています。

また、M2は以下の戦争や紛争に使用されていて、ものすごい実績のある銃器です。(Wikipediaから引用)

World War II
Korean War
First Indochina War
Suez Crisis
Portuguese Colonial War
Vietnam War
Six-Day War
Dhofar Rebellion
Yom Kippur War
Cambodian Civil War
Cambodian-Vietnamese War
Falklands War
South African Border War
Namibian War of Independence
Invasion of Grenada
Invasion of Panama
Persian Gulf War
Somali Civil War
Yugoslav Wars
War in Afghanistan
Iraq War


M2A1では、簡単に銃身(Barrel)が交換できるようになっているようです。
あと銃架も変わって軽くなったということです。
機関銃といえども無理に続けて撃つと銃身が灼熱して、稼動不良になったりするので、冷却と交換は重要なこととなります。
YouTubeではこんな感じで紹介されていました。






写真がなかったのですが、対空銃架というのがあって、対空陣地を作ったときに使用します。
何が大変かというと陣地構築の穴掘りと偽装です。
労力と効果を考えると対空携帯ミサイル(携帯SAM)のほうがはるかに便利のような気がしますが、M2の対空陣地ができたときはかなりの達成感があると思います。

日本では、国内の会社がライセンス生産しているということですが、昨今のNewsで品質が悪いことが判明して、再検査に入ったようです。

以下、ライターの個人的意見になります。

このM2ですが、国内で作ると500数十万円で輸入すると300数十万円だそうです。一見、輸入したほうが断然お得と思いますが、兵器というのは、そういうわけにもいかず、国内で技術を蓄積しなければならない国の根幹を成す重要なものだと思います。
最低限、正面装備といわれる戦闘機、戦車、護衛艦などなど、外国からは買えといわれ、国内からも高いとかいわれていますが、そのような圧力に負けず、できるだけ国産したほうがいいと思っています。

小火器も基本兵器のひとつなので国産がいいと思いますし、国産しています。。むろん少数ロットなので高くつきますが、それは、輸出しているわけでもないのである程度仕方のないことかもしれません。
輸出制限を緩和すればある程度安くなるのかもしれません。


このM2はライセンス生産しているということですが、それでも高くつくのであれば、独自に日本で開発して根幹の技術を蓄積したほうが日本のためにはいいのではないかと思っています。




実弾射撃コース



  


Posted by philshooting  at 22:54Comments(0)銃器

2014年03月12日

作戦行動における状況判断と決断

こんにちわ PhilShootingです。


 前回は、小部隊の編成や行動に関して簡単に書きました。今回もPhilshootingとは直接関係ないのですが、作戦ということに関して少し、簡単に書いてみたいとおもいます。

 作戦というのは、日常生活でも応用はきくのですが、ここでは軍隊がとる作戦について書いてみます。
最近の話題では、ウクライナやクリミア半島でどのように軍隊が動くのかなということが気にかかります。
最終的に判断し、決断するのは、大統領になるわけですが、軍隊としては独自に分析をして、指揮官に判断を仰ぎ、作戦計画を立てます。
軍隊の行動というのは、行き当たりばったりでやっているわけではなく、相応の分析やシミュレーションを行って、判断を仰ぎ、指揮官が決断して、はじめて作戦行動となるわけです。


この作戦計画を立ててというのには、相当な歴史があります。
日本の陸軍に関していえば、WW2以前は作戦要務令というのがあり、作戦の原理原則が書いてありました。戦後は米軍のOperationManualを参考にして、野外令なるもののほかに野外幕僚勤務と師団をあわせて野外令合本なるもので学習してきています。
幹部以上はこれをバイブルのように読み、理解しますが、さらにエリートになると熟知します。
そういう机上の訓練を積み上げて、実際の演習もしますから、適切な行動が即座に取れるとも言えるわけです。


その中で意思決定に関する思考過程というのがあって、これは結構役立ちます。
簡単に書きますと

1.任務の分析
2.状況の把握(敵の兵力など敵情、味方の状況、相対戦闘力、地形、気象などなど)
3.敵の予想される可能行動の列挙
4.味方の可能行動の列挙
5.2と3のケースの組み合わせをすべて分析して、取るべき行動方針の列挙
6.行動方針の比較検討
7.最善の行動方針の決定

少し違っているかもしれませんが、大体このようなものです。


いきなりクリミア問題から下世話な話になりますが、たとえば昨日の小部隊の作戦でいうと、、

”敵約1個小隊が、A丘を占領しているものとおもわれる。味方2個小隊でこの敵を殲滅し、A丘を奪取せよ”
という任務があるとして、
敵は強固な陣地を構築しているかもしれないし、丘を降りて攻撃してくるかもしれない。
味方は、正面から並列で攻撃するのがいいかもしれないし、迂回して側面から攻撃したほうがいいかもしれないし、併用したほうがいいかもしれない。
などなど、装備や地形などの状況も加味し、いろいろ考えて、分析して、最終的な行動方針を決定するという感じです。


サバゲーはもとより、決断しなければならないいろいろな場面で役立つとおもいます。


Philshootingでは、ハンドガンやライフルの操作、安全管理、射撃技術をベテランのコーチから学ぶことができます。
ライターでもある自分は、射撃に関して直接は指導しませんが、現場でこのような話なら多少できます。





実弾射撃コース



  


Posted by philshooting  at 22:56Comments(0)戦術

2014年03月11日

戦闘部隊の編成

こんにちわ PhilShootingです。


 読者の方々にはサバゲーをしている方が多くいらっしゃると思います。ライフルやハンドガンの射撃とは直接は関係ありませんが、今日は簡単に戦術的なことを多少記事にして、よければゲームで活用していただければと思います。

 部隊の編成で小隊、中隊、大隊、連隊、師団、軍団 というのを耳にすることがあると思います。一応最小単位は小隊ですが、その下に班というグループもあります。

本日は、その小隊に関して記述します。あくまでも一般的な陸軍の歩兵部隊の編成になり、海兵隊とかは違った構成になります。
英語ではPlatoonといいます。有名な映画の題にもなっていますね。小隊長は中尉もしくは少尉が担当します。
大体 30~50名くらいで成り立ちます。

小隊本部と3~4コの班(SquadまたはSection)に分かれます。班長は曹長もしくは軍曹が担当します。班では1/3位が伍長以上で残りは兵隊(上等兵以下)という感じです。
小隊本部は、小隊長、小隊付(副小隊長)、無線兵などなどで構成されます。

サバゲーでは、100名くらいの規模でやることもあるということですが、その時は、3コ小隊くらいに分けてもいいのかもしれません。

記号ですが、以下のように書きます。上が歩兵班で下が歩兵小隊です。Xは歩兵部隊を意味します。





装備ですが、各人に小銃x1、1個班に機関銃x1、ロケットランチャーx1(あるいは小隊に1)というのが、普通の装備です。サバゲーではロケットランチャーはありませんから機関銃までですね。

例えば、これらの記号と地図を使って、2個小隊が1個小隊が守っていると思われる敵を攻撃するといった場合、以下のような図になります。(一例)
もちろん作戦によってぜんぜん絵が違ってきます。




もちろん同じようなことをしてらっしゃるところもあるでしょうが、戦闘部隊を編成して、作戦図を書き、命令を下して、作戦を実行すれば、リアルで戦術的なゲームが楽しめるかもしれません。


Philshootingでは、実弾によるライフル、ハンドガンの射撃コースを開催しています。実銃について基礎から学んでみたいという方はぜひ参加してみてください。





実弾射撃コース



  


Posted by philshooting  at 02:45Comments(1)戦術

2014年03月10日

迫撃砲と榴弾砲と加農砲

こんにちわ PhilShootingです。


 本日も引き続いて兵器シリーズのTopicsで火砲に関して簡単に書いてみたいと思います。


火砲には大きく分けて迫撃砲(Motar)と榴弾砲(Howitzer)があります。

一昔前までは、加農砲(Cannon)という区分もありましたが、今は榴弾砲に吸収されています。

迫撃砲は、以下のようなもので皆さんも映画で歩兵が撃つのを見たことがあると思います。
今でも、歩兵が担いであるいは車両が運んでいくものが主流ですが、機械化部隊には自走化されたものが装備されています。







榴弾砲は、以下のようなものです。
一昔前までは、車両で牽引されるものが多かったのですが、現在は自走化されたものが主流となっています。皆さんがよく戦車と間違えるのもこちらです。







ついでにカノン砲は、M59 155mmカノン砲というのがありました。見た目もあまり榴弾砲と変わりませんが、砲身が長いのが特徴でした。




次に違いに関して書いてみたいと思います。
まず、迫撃砲ですが、小型のものからやや大きめのもの(車両運搬または自走)までありますが、基本的に歩兵部隊に装備されています。大規模な火力支援が得られない場合に非常に効果的になります。
ライフルに装着されるグレネードランチャーは、運用のしかたとしては、最小の迫撃砲に当てはまるかもしれません。

榴弾砲は、砲兵部隊の主力装備になります。大規模な攻撃、防御の火力支援に使用されます。

弾の飛び方ですが、極端な曲線で飛ぶのが迫撃砲で、滑らかな曲線で飛ぶのが榴弾砲になります。Golfのアイアンの飛びが迫撃砲、ウッドの飛び方が榴弾砲という感じです。
射程は、迫撃砲が大体300m~10km、榴弾砲が10km~30kmというのが主流だと思います。

弾も違います。迫撃砲は砲の先から弾を落とす感じで発射します。




榴弾砲の弾は砲身の下から入れ、弾頭と発射装薬を別々に入れていきます。


以上 簡単ですが、本日は火砲に関してまとめて見ました。

Philshootingでは、ハンドガンとライフルの射撃コースを開催しています。コースに興味をもたれる方のほとんどが、軍事関係に興味のある方なので、戦争ものやテロものの映画、あるいは実際の紛争などのNewsを見るときに少しでもお役になればと思います。




実弾射撃コース


  


Posted by philshooting  at 01:48Comments(0)兵器一般

2014年03月07日

クリミア報道で見たロシア兵の小銃

こんにちわ PhilShootingです。


 昨日に続いて、クリミアにいるロシア兵の小銃とかハンドガンがないか調べてみました。小銃はいくつかありましたが、ハンドガンは見つけられませんでした。

 さて、その小銃ですが、まずこれ




これは、AK-74M 5.45x39 のようです。大体の兵士はこれを装備しているようでした。


次はこれ




これは、Dragunov SVD 7.62x54 Sniper Rifle だと思います。


次はこれ




歩兵輸送車の乗員だと思われ、銃口が2つ見えます。ちょっとわかりませんでした。


最後にこれ、





こちらは説明によるとパトロール中のウクライナ兵だそうです。
装備は、AK-74だと思います。




以下 Philshootingとは関係ない、ライターの私見であります。
軍隊(兵士)の士気というのは、行進であったり、服装であったり、行動であったり、いろいろなところでわかるのですが、ウクライナ兵の方には申し訳ないのですが、前述のロシア兵に比べると士気が低いように思えますね。

ウクライナの歴史をいろいろと紐解いてみたのですが、かなり昔WW2のもっと前から複雑な事情があるようですね。

基本的には、主権者である国民が投票などにより帰属だとか独立だとか決めればいいのだと思いますが、暫定政権もいわば暴力で政権を奪ったわけですから、もしロシアがにらみをきかせなかったら本当の内戦になっていたかもしれません。
ロシアとしては、地政学的に要衝であるクリミアだけは、軍隊を使ったといわずに死守したかったんだと思います。
経済、資源も複雑に絡まっているようなので、どう落としどころを世界がつけるのも見ものだし、各国のリーダーのリーダーシップもよく表れるいいケースだと思います。

あまり私見を書くとさされそうなのでこの辺でやめておきます。




実弾射撃コース



  


Posted by philshooting  at 01:22Comments(0)銃器

2014年03月06日

戦車と自走砲と歩兵戦闘車

こんにちわ PhilShootingです。


 日本は、まだ寒いでしょうか?フィリピンはすっかり夏になってしまいました。フィリピンは、年間を通して27~33℃くらいですが、3~5月が暑い時期になります。しかし、日本の夏よりは暑くないと思います。
 あとスギ花粉がないのが自分的にはかなりいいです。


 さて、本日のTopicですが、国際的に今一番の話題といえばウクライナの問題かと思います。その中で、ロシアの1個戦車大隊がウクライナに侵攻かとか、路上に戦車がとかそういうNewsと画面が出てきたりします。

 ロシア(昔はソ連邦)の戦車でいえばT72時代の旧ソ連邦の兵器は大体知っていたのですが、最近はすっかり勉強不足で識別ができなくなってしまいました。
 しかしながら、戦車か自走砲か歩兵戦闘車か位は識別できるのですが、Newsではほとんど戦車になっているようです。
そこでNewsでも間違って報道されている戦車と自走砲と歩兵戦闘車の違いについて書いてみます。

以下はInternetからとった写真ですが、皆さんも検索すればすぐ出てくると思います。

まず、戦車(Tank)ですが、今のロシアの主力戦車はT90になっているようです。

T90





次に自走砲(Self-Propelled-Artillery)ですが、これは、いろいろ種類があり、152mm砲が主力ではないかと思われます。

122mm




152mm





最後に歩兵戦闘車(Infantry Fighting Vehicles)と兵員輸送車(Personnel Carriers)です。


BMP3




BMP2





BTR90




BTR80





キャタピラ車ととタイヤ車の違いは、主にその用途で、戦場の違い、地表面の違い(悪路か道路かあるいは都市かフィールドか)、機動性の違い、コストの違いなどがあり、基本的には兵員を輸送するものです。


装輪車を除けば同じように見えたりしますよね。でも違うんです。
何が違うかというと歴史というか経緯を書いたほうが、説明しやすいのでそちらのアプローチからで説明します。

一昔前までWW2の時代を思い浮かべてください。
そのとき、戦車と戦車兵、大砲と砲兵、小銃と歩兵があったと思います。
まさにその違いです。

戦車はその後、厚くなったり、複合装甲化されたり、口径が大きくなったり、弾がさらに高速で硬くなったりして発展しました。
搭載している砲は、直線性を重視したまさに強力なGunになります。
装甲も厚いです。

火砲は、口径が大きくなったり、自走化したり、もちろん弾も高性能化したりして発展しました。その成れの果てが自走砲です。自走化した主な理由は、すばやく陣地移動をしなければ仕返しの弾がすぐ飛んでくるのと機動性を重視してです。
搭載している火砲は、長射程で大口径のものが多いです。
装甲は、そんなに厚くはないです。

歩兵は、最終的には、今でも個々に動くのですが、最前線までに武装された戦闘車両で移動して分散するという形に発展しました。その輸送車が歩兵戦闘車であったりまします。装甲自走化した主な理由は、最前線まで砲弾などから歩兵を守って輸送することと機動性を重視したからです。
搭載している火砲は、20mm~35mm程度のものが多いようです。
装甲は厚くはないですが、小火器とか砲弾の破片には防御できるものです。


Newsでみた戦車は、おそらく122mmの自走砲ではないかと思いました。
皆さんも写真と比べて識別をしてみてください。形、砲塔、厚さ(見た感じ)でだいたい識別できると思います。
結構面白いと思います。


用途ももちろんぜんぜん違ってきます
例えば、大平原での師団規模の攻撃を想定してみます。

紹介した兵器で、機動化された機械化師団を編成したとします。ロシアは伝統的に機動機械化部隊が大得意です。
その師団が攻撃をする場合、まず遠方から自走砲が一斉砲火と移動で敵の陣地をあらかた破壊します。次に戦車とその後方に歩兵戦闘車が突っ込みます。戦車が砲火で破壊できなかった戦車、陣地などを駆逐して、最後に歩兵戦闘車突っ込み、最終的に中から歩兵が飛び出して、戦闘を決するという感じです。


今日はPhilshootingとはあまり関係ない話題になってしまいましたが、きっと何かの役に立つと思います。
ちなみにフィリピンでは、戦車、自走砲はないと思います。
フィリピンの方が戦車と言っているのは歩兵戦闘車だと思います。




実弾射撃コース



  


Posted by philshooting  at 01:11Comments(1)兵器一般

2014年03月05日

M203A1グレネードランチャー(Grenade Launcher)

こんにちわ PhilShootingです。


 先日射撃場に行ったときに(こっちでは珍しくないものかもしれませんが)珍しいものを見ました。
 M4A2についたM203というGrenade Launcherです。

 



 Grenade Launcherは、そこから40mmの弾を撃ちます。Specによると最大到達距離が400mでエリア目標の有効射程が350m、点目標の有効射程が150mだそうです。
 どういうことかというと、弾の種類には大きく分けて、爆風によりダメージを与える弾と軽装甲車のような硬目標に当て、指向性火薬によってダメージを与える弾があり、前者の有効射程が350mで後者の有効射程が150mということだとおもいます。

 手榴弾は、皆さんご存知だとおもいますが、それはHand Grenadeといいます。弾の種類は大きく分けて、爆風によりダメージを与えるものと破片によりダメージを与えるものがあります。よく映画などで見る亀の甲のようなものは後者です。

 手榴弾は手で投げますが、40mmはLauncherから撃つと理解してもいいのですが、3つ違いがあるとおもいます。1つは到達距離で、手榴弾ではせいぜい30mくらい投げるのが限度だとおもいますが、40mmは結構飛びます。
2つ目は40mmは弾に信管がついていて当たったときに爆発しますが、手榴弾は、ピンを抜いてレバーを離したときに信管に火がつくわけですが、延期薬により2-3秒後に爆発します。
3つ目は、弾の種類の違いです。


手榴弾の本物は投げたことはありますが、40mmは発射したことがなったので、撃たせてくれと言い、ジョークでいいよとは言われましたが、弾などあるわけがありませんね。しかし、爆発しないブルーの訓練弾もあるようなので一回は撃ってみたいとおもいました。




実弾射撃コース


  


Posted by philshooting  at 00:22Comments(1)銃器

2014年03月03日

ライフル(M16/M4)での命中精度

こんにちわ PhilShootingです。


 Philshootingでは、ライフル射撃でM16とM4を使っています。
 ライフルコースはもちろんですが、ハンドガンの2,3日コースと総合1日コースでもライフル射撃がはいっています。





 このライフルですが、25mの距離で射撃をしていただいていますが、よくあたります。下のものは今までライフルコースで参加していただいた方の例です。ライフルコースに参加された方のほぼ全員は、このくらい当たるようになります。
 黒円が、直径6cm程度で、いくつか撃っていますが、修正もしているので、一回に撃ったかたまりは3cm程度の円のかたまりです。









 ここでいくつか説明しておきます。
 まず、どのような射撃姿勢やモードで撃つかということですが、立撃ち(Standing Position)、膝撃ち(Kneeling Position)、寝撃ち(Prone Position)で単射(Semi,Single)モードと立撃ちで連射(FullAuto)モードで射撃していただいています。
 ライフルは、当たる当たると最初に書いてしまいましたが、黒丸に入る位によく当たるのは、ほとんどの方は、寝撃ちで単射モードで射撃をした場合です。
 初めてだと、最初にレクチャーとか空撃ちをしますが、その程度の練習だけでも立撃ちだと的のCの領域内、膝撃ちでAとCの中間、寝撃ちでAというくらい当たります。練習を積んで寝撃ちで黒丸に当たるようになるという感じです。
 連射(FulAuto)では、最初の弾は当たりますが、2発目以降を当てるのは難しいです。(練習をすればある程度当たります。)

 次に、練習ではほとんどスコープを使いません。25mという距離ということもありますが、オリジナルでの狙い、修正を練習するためです。
 じゃ200mだとどうなんだと話ですが、25mで3cm内に入ったとします。とすると200mでは、3cmx8=24cmの中に入ります。そのくらいの精度で射撃できるようになります。

 次に、黒丸に当たるようになるには、銃の修正が必要です。3発~5発撃ってかたまりになるまで最初は練習しますが、黒丸に入れるようにRearとFrontのSightを調整します。これは人によりある程度違ってきます。Philshootingではこういう調整の練習も行います。

 
 最後に、コースに参加された方は、そこそこ弾数を撃つので初心者でも最終的には当たるようになりますが、あまり実射をしていなくて当たったという方もいらっしゃいました。

 その方の話を聞くと普段はサバゲーをしてらっしゃるということでした。
 前々回も前回も書いたのですが、空撃ちというのは当てるということに対して結構練習になります。サバゲーではエアガンあるいは電動ガンを使うとおもいますが、その中でも基本を忠実に射撃ををしていれば実銃でも必ず当たるとおもいます。
 逆にサバゲーでは、連射モードで射撃する場合が多いのだとおもいますが、実銃では当たりにくいことも実感できるとおもいます。

 もし、実銃で検証してみたいという方がいらっしゃいましたら、コースに参加してみてはいかがでしょうか。








実弾射撃コース




  


Posted by philshooting  at 15:26ライフルの射撃

2014年03月02日

自宅でできる射撃練習

こんにちわ PhilShootingです。


 昨日は、初めて射撃する人でも当たるコツについて書きました。グアムでもハワイでもフィリピンでもいいですが、射撃を初めてする機会があるのであれば、ぜひ試していただきたいと思います。

 今日は、自宅でもできる練習に関して書いてみたいと思います。
 
 一般の方は、いつも射撃場に行っているわけではないので、射撃場での練習はあまりできないと思います。
 自分の場合も射撃場では、コースに参加された方のお世話ばかりしているので、自分が練習する機会もないし、してはいけないと思っているのでほとんど練習はしていません。
 でも時々撃って恥をかくわけにもいかないのでそれなりの練習はします。
 おもに自宅での練習になります。

 どういう練習かというと、今日は簡単に書いてみたいと思います。

 ●射撃姿勢からの空撃ち(ハンドガン、ライフル)
   射撃姿勢をとり、狙って、息を止めて、引き金を引く  これを10-20回程度
 ●ホルスターから抜いて空撃ち(ハンドガン)
   抜いて射撃姿勢をとり、撃つ  2とおり(抜いて撃つ、抜いてスライドを引いて撃つ) これを50回程度
 ●弾倉交換(ハンドガン)
   撃って、交換、撃つ、交換  これを10回程度

 数は少ないですが、こんな感じを2日に1回程度しています。エアガンなどをやられているかたは、家で同じような練習をされていると思います。
 自分も自宅には実銃はないので、エアガンでやっています。

 順番が逆になりましたが、自宅でやるには、銃(ハンドガン、ライフル)、ホルスター(ハンドガン)、的 が最低は必要です。銃は、なるべく本物に近いものがいいですが、日本では結構軽くなるんでしょうか? 余談ですが、フィリピンでは実銃とあまり重さが変わらないものが売られていますね。しかも安いです。銃は無理にしてもガジェットは安く購入する事ができるかもしれませんね

 実弾発射を伴わない射撃を Dry Fire といいます。
 Phlshootingでもコースに参加された方にはこのDry Fireをやはり半分程度は練習に入れています。

 
 簡単に書いてみましたが、練習するにしても正しい姿がわからなければ練習にならないと思います。
 文章とか写真では今までもいろいろと簡単ではありますが、書いてきましたが、なかなか理解するのは難しいと思います。
 興味のある方はぜひPhilshootingに参加していただければと思います。


 昨日書いた、トリガの引き方ですが、それだけは、昨日の文章だけで練習はできると思いますので、射撃をする機会があるかたはそれだけでもやっていただければ必ず当たると思います。





実弾射撃コース



  


Posted by philshooting  at 00:08拳銃の射撃ライフルの射撃

2014年03月01日

初めてでも当たる実銃


こんにちわ PhilShootingです。


 先日、ハンドガン1日コースに参加された方がいらっしゃいました。
リロード弾240発のコースだったんですが、おまけでライフル10発も撃っていただき、ホローポイント弾の検証もしていたので、9mmFMJとホローポイント弾とソフトポイント弾も撃っていただきました。

 その方から最近気づかなかった貴重なご意見をいただきました。
 ひとつは、普通に射撃場に行って射撃するのとPhilshootingのコースに参加して射撃するのとの違いがわからなかった。 
 もうひとつは、Blogに関して、最近、話題が難しくなっており、素人にはわからない内容になっている。

1つ目は、この方は、前回、フィリピン人の知り合いにマカティスクエアの射撃場に連れて行ってもらい、初めて50発ほど撃ったとのことでしたが、より詳しく習いたいという期待(予想)を込めてPhilshootingのコースに参加して、違いがわかったとおっしゃってはいました。
 自分もマカティスクエアには、10日に1度くらいは行って、30分程度ですが、いろいろと射撃の実験をしたりしています。近いので便利だからです。でも、まったくの素人あるいは様子がわからない人が射撃をする人の視点に立っていなかったと反省すると同時に今後は1日コースを充実させなければならないとおもいました。
 マカティスクエアの射撃場は、中心街に近く便利で価格も安いので、いい面はあるとは思います。違いはこうだとはいいにくいですが、Philshootingのいいところは発信していきたいと思います。


前置きが長くなりましたが、2つ目の意見に従って、今日は、初めての方でも必ず当たる方法について書いてみたいと思います。以前書いた内容と一部かぶるかもしれません。
射撃では、当てるということに対しては
・姿勢
・銃の握り方、構え方
・狙い
・呼吸
・引き金の引き方
が重要であると何度も書いてきました。
それぞれ、あるいは統合して、極めようと思えば、相当な練習と努力が必要です。

Philshootingでは、まったく初めての方には、もちろん各項目、ベテランのインストラクターがきちんと教えるのですが、何を重点しているかというと引き金の引き方です。あとの項目は適当でも、引き金の引き方さえうまくいけば必ず当たります。
的に当たれば射撃も面白くなり、次のStepに行こうと思えるわけですね。




 自分は直接指導しているわけではありませんが、昔、自衛隊にいたときのことを思い出します。自衛隊では、射撃訓練といえば、95%は空撃ちでの練習になります。屋外で2時間も3時間も寝撃ちや膝撃ちでの空撃ちの練習をするわけです。’闇夜(寒夜)に霜が降るが如く’ と引き金の引き方を教えられたものです。

Philshootingでも同じようなことを教えています。
引き金には、最初 遊び(Slack)があり、そこは一気に引きます。銃により特性はまったく違います。次にゆっくりゆっくりと引いていき、落ちるとき(発射されるとき)がわからないくらいの速度で引いていきます。
そのとき、銃身が少しでも動いてはいけません。

別の言葉で書くと、弾が発射されると思わないくらい(かまえて引かない)くらいがちょうどいいです。
さらに別の言葉で書くと、引き金を引いてはいけない、絞り込む(Squeeze)です。





それだけです。それで必ず当たります。

練習には、銃口に落ちやすいものを置いて、引き金を引くという練習もあります。

この空撃ちを、20,30回程度、やってから実銃を撃てば、必ず当たります。

ただしというのがあります。
撃つときは、息を吸って少し吐いたところで息を止めて撃つのですが、あまりにも引き金を引くのが遅いと息苦しくなって手が震えたり、狙いが外れます。
また、狙いは正しくなくてはなりません。




射撃は当たるようになると面白くなり、もう少し早く撃つには、2発目も早く当てるには、などなどいろいろと思うわけです。

Philshootingでは、まったく初めての方でも、基礎からきちんと学べ、楽しく射撃ができるように指導をしています。




実弾射撃コース




  


Posted by philshooting  at 10:00拳銃の射撃ライフルの射撃