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Posted by ミリタリーブログ  at 

2015年06月27日

違憲だと聞かれれば違憲でしょう


 こんにちはPhilshootingです。
 
 今日は、ライターの個人的な見解です。

幼いころから思っていたのは、なぜ自衛隊はあるんだろう?しかも戦車、戦闘機、艦隊まで、、

>>
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
 第二項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。”<<

純真な小学生が読めば、自衛隊はなぜあるんだろうと思うし、自分も当時不思議に思いました。当時の日教組では先生も突っ込んだ話をするわけがありません。





こちらは、やや難しくなりますが、日米安保もしかり、どう考えても共同作戦で、今で言うと集団的自衛権を許容するものです。
>>
第四条:
 締約国は、この条約の実施に関して随時協議し、また、日本国の安全又は極東における国際の平和及び安全に対する脅威が生じたときはいつでも、いずれか一方の締約国の要請により協議する。
第五条:
 各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従って共通の危険に対処するように行動することを宣言する。
 前記の武力攻撃及びその結果として執ったすべての措置は、国際連合憲章第五十一条の規定に従って直ちに国際連合安全保障理事会に報告しなければならない。その措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全を回復し及び維持するために必要な措置を執ったときは、終止しなければならない。
第六条:
 日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、アメリ力合衆国は、その陸軍、空軍及び海軍が日本国において施設及び区域を使用することを許される。
 前記の施設及び区域の使用並びに日本国における合衆国軍隊の地位は、千九百五十二年二月二十八日に東京で署名された日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基づく行政協定(改正を含む)に代わる別個の協定及び合意される他の取極により規律される。
<<





次が、今話題になっている安全保障関連法案です。焦点は集団的自衛権の行使と言っていますが、武器の使用などの法案もあります。


安全保障法案は違憲だから反対ということで世論の大多数もそう動いています。
違憲かと言われれば確かに違憲、甘く見てもグレーというのが正直なところです。









同じように自衛隊です、
一応合憲となっていますが、憲法をすなおに見ればやはり違憲になるのではないでしょうか?

同じように 日米安保あるいはその集団的自衛権
やはり限りなく違憲でしょう。

安全保障法制
集団的自衛権もやはり違憲になるわけです。


じゃ、質問を変えて
自衛隊は必要か といわれれば必要になるでしょう。

日米安保は必要か といわれれば必要になるでしょう

集団的自衛権は必要か といわれれば、というところでしょうが、そもそも個別も集団もないとか日米安保で許容済みと解釈されれば必要だと思います。


じゃ
自衛隊は違憲だとすると、解体するのが筋だし、あるいは憲法を変えるべきでしょう。

日米安保も違憲だとすると、破棄か憲法を変えるべきでしょう。

安全保障法制も違憲だとすると、南沙諸島で起こった事が現実になりますし、米軍も来るか来ないか分からないし、現場も指揮官や兵も法制上どう対処していいかわけの分からないことになります。あるいは憲法を変えるか。



違憲だと言われれば違憲です。でも違憲では困るから詭弁を言う。このような議論を神学論争と言うんでしょうね。

大きく抜けているのが、現実的にじゃどうするんだということです。

尖閣、沖縄が攻められて、米軍が来て、自衛隊は限られた行動しかできないのでしょうか? 撃たれて初めて正当防衛で戦闘するのでしょうか?
米艦を攻撃しようとする潜水艦をP3Cが見つけてお知らせするだけなのでしょうか?

漁民を装った武装した兵士が、白い船に乗って、上陸するのを海上保安艦が対処するのでしょうか?限りなく本土からやってきたら日本は元を絶つことができないのでしょうか?


おかしな話です。現場の指揮官であれば勝つために戦闘をするのは当然です。正当な法と単純明快な戦闘規定がそこにはあり、神学論争があってはならないと思います。


安全保障、国防において、はたして違憲だからというまっとうな答えで、領土やルートが失われていいものか、今は、現実的な対処を真っ先に決めた上で、後付になりますが、憲法を変えるべきだと思います。


あるいは、憲法は最高法規、法典ではありますが、その上に常識、慣習などがあるんだと思います。国防に関しては誰も反対はしないと思うし、良識ある範囲で裁量の余地を与えるというのもひとつかと思います。






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Posted by philshooting  at 21:01安全保障

2015年06月22日

だんだんと精度が上がってきたライフル

 こんにちはPhilshootingです。
 
 Philshootingのライフルコースでは、ライフル射撃の基礎から始まり、精密射撃、CQB射撃を行っています。ハンドガンの2日間コースに参加された方にもライフル射撃を体験的に行っていただいてます。

ライフルの精密射撃ですが、スコープなし、スコープありで調整を含めて25mで最初に行っていただき、その後、200ヤードのレンジで射撃をしていただいています。

 ライフルは、初めて射撃をする方でもそこそこは当たるのですが、より精密に射撃をしようとすると難しいのがわかると思います。かなり奥が深いといっても過言ではありません。

 自分が自衛隊に属していたころは、訓練といえば常に64式小銃と共にありという感じで、ライフルは身近なものでした。時々射撃検定というのがあり、300m射場で射撃検定をします。こちらは精密射撃の部類になります。
そこそこ当っていたのでライフル射撃には自信を持っていたというのがあります。


が、最近はかなり考え方が変わってきています。
自衛隊のときに、逆によく当っていたなと思い返しています。射撃精度の向上で本人が貢献できるのは空撃ちという訓練だけです。それだけなのに皆さんよく当っていたなと、、思います。


 何を言いたいのかよくわからないと思う方が多いと思います。

 たとえば下の銃で説明します。M14という7.62mmの銃です。近接戦闘というよりどちらかというとスナイパー向けのライフルになります。銃身が長く、重く、安定しています。
 3月前から使用できるようになりました。

 最初、銃が搬入されたときは、銃床が折りたたみ式で金属でできていました。それにスコープをつけ射撃をしていました。









 そこそこは当るのですが、200ヤードに持っていくと、スコープの1クリックで1cm単位の修正をしたいのですが、ばらつきが10cm以上でそれどころではありません。

 そいうことろから始まるわけです。

 まず、まわりの人たちに言われるのが 腕が悪い 次にスコープが悪いなどなどです。
 
 今回ではないですが、スコープもいろいろと安いのから高いのと買って実験をしました。確かに高いのが見やすくていいのがわかりますが、結局、使い方や調整や固定が正しくできていないと宝の持ち腐れになることもあります。

 皆さんに撃ってもらって、だんだんとわかるのが腕やスコープの問題ではないかもしれない、、はて? となるのですが、冷静に考えると精密射撃では、ブレがあってはならないわけです。

つまり、銃では
銃身、トリガ、撃針、銃床 などなど
スコープでは
取り付け、見方
射手では
姿勢、トリガ、呼吸、見方
などなど動くところがすべて関わってきて、微小でも影響が大きいことがだんだんとわかると思います。


その結果、下のように最近は、M14は銃床を銃とほぼ一体化させ、スコープの固定もより確実にしました。
銃としては、より安定したものになっていると思います。





前回は、5発撃って、3発10cmの黒丸に入るという射手まで現れました。ここまできてようやく腕だといえるかもしれませんが、まだまだ銃には触るところがありますし、射手の腕というところまで絞り込めても、それでも要素がたくさんあると思います。実におくが深いと思います。






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Posted by philshooting  at 19:42ライフルの射撃

2015年06月02日

日本の南シナ海への関与度

 こんにちはPhilshootingです。
 
 今日から5日までの予定でフィリピンのアキノ大統領が、国賓として日本を訪問されました。前から決まっていたといえ、タイミング的には南シナ海の問題でということでしょうが、実はあまりニュースになっていなかったと思いますが、しょっちゅう日本には行っていて、日帰りで日本に行ってたりとかしています。
 大統領に就任してから6回も訪問しています。


 今回はもろに南シナ海の問題に関して日本に協力の要請を再度するんだと思われますが、日本がどの程度をコミットするのかも注目されると思います。


 今回の問題では、アメリカは、東アジアの安定と秩序を守るという警察的な側面とアジアでの覇権のプレゼンスという意味があると思います。
フィリピン、ベトナム、マレーシア、インドネシア、台湾は、領土問題という当事国になります。

 日本はどうかというと、南シナ海はシーレーンの重要な経路で、その安全性が危うくなると日本の存亡にもかかわる重要な事態になるのでアメリカと同様、安全と秩序を守るという立場になると思います。
決して他山の石ではありません。
 南シナ海に中国の不沈空母ができ、領土や防空圏ということを中国が言い出すとシーレーンに関所のようなものができ、中国の都合により、絶たれるという可能性も出てくるわけです。
 さらに南シナ海のことを容認してしまうと尖閣も同じ運命をたどることになると思います。

 そう考えると、中国の軍事基地建設は絶対に阻止する必要があるんだと思いますが、相当なところまで建設が進んでいる中で、撤去を目指すけれども実際は、元に戻すということも難しいと思います。


どうなるのかといろいろシナリヲを考えるのですが、いろいろとあるので細かくは書けません。

今回は、アメリカの艦隊が来たら撤退というようなかつての台湾海峡事件のようなことは中国はしないと思います。
12海里に入ってこようが、基地の建設は続行するでしょう。
場合によっては、局地的な戦闘行為が発生することも考えられます。

全面戦争にもなりにくいと思いますが、アメリカを基幹とする周辺国が上空、海上、海中を巡回しながらも基地を作り、基地が運用されてもそのような状況が続くのかなと思います。

 そうしているうちに国際世論がどう動くかで中国への経済制裁が始まるかもしれませんし、オバマ政権後は場合によっては基地の空爆もあるかもしれません。

 あるいは、周辺諸国も岩礁に基地を作るという選択もあるかもしれませんが、それよりもフィリピン、ベトナムの基地化のほうが可能性が高いと思います。

 とにかく、南シナ海に中国の不沈空母的な軍事基地を認めるわけにはどう考えてもいかないと思います。


そう、いろいろ考えているうちに、もうずいぶんと前からの主張、考えですが、フィリピンの基地の回帰です。かつてのようにスービック、クラークに軍事基地を戻すことが地域のバランスを回復するのにいいのかなと思います。
そこに日本の自衛隊も入ります。もちろん日本の安全保障のため、アジアの安定のためにです。


 今回、アキノ大統領と安部首相がそこまで話すのかわかりませんが、かなり前から島嶼問題で話を続けているので、ある程度の阿吽の呼吸があるかもしれません。
日本が基地再構築のお金を出すので、アメリカの太平洋艦隊及び空軍の一部と沖縄の海兵隊の半分及び日本の自衛隊をフィリピンに駐留させてくれ。あるいは、アキノ大統領のほうから駐留してくれというかです。

 日本の沖縄基地問題を解決するにはいい方法だとは思いますが、北朝鮮の問題もあるので軍事技術的な側面からも考える必要があると思います。

 西アジアトータルで考えて、各国の負担と配置を考えるいい機会なのかもしれません。とは言っても今のところ協力関係にあるのはアメリカ、日本、フィリピンそれにベトナム程度でしょうか? これに台湾でも加われば対中国の安全保障上は対抗できます。

下の地図は、中国から見た地図になりますが、太平洋に出るには、東シナ海では日本、特に沖縄の米軍基地が邪魔です。南シナ海では西沙、中沙、南沙諸島を抑えればアジア一帯に影響力を及ぼすことができます。
フィリピンにアメリカを基幹とする基地ができれば大きな障害となります。





 かつてロシアは不凍港目指してとか南進政策だとか言っていましたし、今の中国は、第1、第2列島線だとか九段線とか一帯一路政策だとか 地政学的な解釈の一方的な押し付けのような理論を平気で言っているのがどうも理解できません。
 そこにある資源が欲しいので占領するというのがまだわかりやすいのですが、長年の夢であった太平洋に出ることの実現のための政策だととらえられても100年も前からの覇権を主張してきた国々と何ら変わらないし、地域の紛争、場合によっては世界を巻き込むような大乱になるかもしれないというリスクを負ってまで、今やってることが重要だとは思いません。、






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2015年06月01日

最大射程のトラウマ


 こんにちはPhilshootingです。
 
 今日は射撃の話をしたいとおもいます。
 
 かなり前の話になりますが、M2重機関銃の実射訓練をしていて、教官からヘルメットが割れるくらい叩かれた(殴られた)ことがあります。
 そのときの叩かれたことだけが印象に残っていて、状況を詳細まで覚えていないのですが、M2を地上据え置きの3脚(Tripod)を使って、土嚢を置いて固定しての射撃のときです。
 3連射をするのですが、脚の上に置いておいた土嚢がかなり上がっていたのを覚えていますが、気にせず撃っていたところへ頭に打撃がきたわけです。

 「射場から出るぞ、10kn先まで飛ぶんだぞ、演習場からも出るぞ、事故になったらどうするんだ、、、、」そのような感じで怒られていたんだと記憶しますが、どうも弾が上に行き過ぎて、ストッパーの上のほうまで弾痕が行っていたようです。
 実際、射場から出て、民家にでも当たったなら、大きなニュースになっていたことだと思います。

写真はインターネットからですが、こんな感じの射撃です。








 そのことが、ずっとトラウマになっていて、射場を見るときは、弾が射場から出ないか、出たらどうなるんだといつも考えています。

 大体の目安ですが、やや多めで 拳銃2km、5.56ライフル4km、7.62ライフル6km、12.78km 散弾(100以上の粒)300~500mは、飛ぶかもしれないというのが最大飛距離、最大射程になると思います。

 射手は、この位、飛ぶんだという意識を持って射撃をする必要があると思います。


 Philshootingでは、ライフルでは、長射程射撃と連射を使ったCQBの射撃をします。

 長射程のレンジでは、レンジの設計のときからかなり射線を絞っていて、弾が出てもいいようにバックストップを構築をしていて、なおかつ25mで相当練習や調整をしてから撃つので、まず、心配はないと思います。
 トラウマがかなり効いています。

 ライフルで連射をするときは、射手のスキル、銃の種類にもよりますが、高さ5m程度のバックストップがあっても、20mの射距離で連射をしてもらうことは、まずありません。
 慣れていない人では射距離5mからしてもらいます。至近では逆に跳弾に注意しなくてはなりませんが、バックストップの前は砂が積んであるので跳弾の確率は少なくなります。

 次に10mで、うまいとわかると(弾が集まっていると)15m程度からCQBをスタートしてもらうことにしています。

 以上は、M4やM16でのアサルトライフルでの射撃の話ですが、短機関銃ではまったく話が違います。
時たまMP5、UZIなどがあるときは、経験で撃ってもらいますが、うまくても10m程度でしか撃ってもらいません。
短機関銃は、容易に上に上がります。


 フィリピンでは、連射はできるのですが、実際に連射ができるところは、あまり多くないと思います。
 あるところでは、3~4mのバックストップしかなく、砂も少なく、いきなり15mでもAuto(連射)で連射してもいいと言われたことがあります。
 ある外人が来て、撃ちまくって帰ったとも言っていました。
 さすがに自分は連射では撃ちませんでした。

 しかも、聞くと住宅地や道路も近くにあるそうで、実際に見てみると周りは住宅地でした。そのようなところで、第一うるさくて迷惑がかかるだろうし、弾が出たら事故になる可能性もあります。

 射撃場のオーナーや補助員が十分注意しなくてはならないのですが、おおらかすぎるところがあるのでしょうか。
 初心者にはそこまで気を使って射撃をするのは難しいでしょうが、射手も十分に注意をして、責任感を持って、射撃をしなければならないと思います。


 Philshootingでは、そういうところも含めて、きちんと指導しているところが少ないと思ったのが始めたきっかけでもあります。初心に戻って、安全第一を忘れないようにしたいと思います。





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