2015年06月02日
日本の南シナ海への関与度
こんにちはPhilshootingです。
今日から5日までの予定でフィリピンのアキノ大統領が、国賓として日本を訪問されました。前から決まっていたといえ、タイミング的には南シナ海の問題でということでしょうが、実はあまりニュースになっていなかったと思いますが、しょっちゅう日本には行っていて、日帰りで日本に行ってたりとかしています。
大統領に就任してから6回も訪問しています。
今回はもろに南シナ海の問題に関して日本に協力の要請を再度するんだと思われますが、日本がどの程度をコミットするのかも注目されると思います。
今回の問題では、アメリカは、東アジアの安定と秩序を守るという警察的な側面とアジアでの覇権のプレゼンスという意味があると思います。
フィリピン、ベトナム、マレーシア、インドネシア、台湾は、領土問題という当事国になります。
日本はどうかというと、南シナ海はシーレーンの重要な経路で、その安全性が危うくなると日本の存亡にもかかわる重要な事態になるのでアメリカと同様、安全と秩序を守るという立場になると思います。
決して他山の石ではありません。
南シナ海に中国の不沈空母ができ、領土や防空圏ということを中国が言い出すとシーレーンに関所のようなものができ、中国の都合により、絶たれるという可能性も出てくるわけです。
さらに南シナ海のことを容認してしまうと尖閣も同じ運命をたどることになると思います。
そう考えると、中国の軍事基地建設は絶対に阻止する必要があるんだと思いますが、相当なところまで建設が進んでいる中で、撤去を目指すけれども実際は、元に戻すということも難しいと思います。
どうなるのかといろいろシナリヲを考えるのですが、いろいろとあるので細かくは書けません。
今回は、アメリカの艦隊が来たら撤退というようなかつての台湾海峡事件のようなことは中国はしないと思います。
12海里に入ってこようが、基地の建設は続行するでしょう。
場合によっては、局地的な戦闘行為が発生することも考えられます。
全面戦争にもなりにくいと思いますが、アメリカを基幹とする周辺国が上空、海上、海中を巡回しながらも基地を作り、基地が運用されてもそのような状況が続くのかなと思います。
そうしているうちに国際世論がどう動くかで中国への経済制裁が始まるかもしれませんし、オバマ政権後は場合によっては基地の空爆もあるかもしれません。
あるいは、周辺諸国も岩礁に基地を作るという選択もあるかもしれませんが、それよりもフィリピン、ベトナムの基地化のほうが可能性が高いと思います。
とにかく、南シナ海に中国の不沈空母的な軍事基地を認めるわけにはどう考えてもいかないと思います。
そう、いろいろ考えているうちに、もうずいぶんと前からの主張、考えですが、フィリピンの基地の回帰です。かつてのようにスービック、クラークに軍事基地を戻すことが地域のバランスを回復するのにいいのかなと思います。
そこに日本の自衛隊も入ります。もちろん日本の安全保障のため、アジアの安定のためにです。
今回、アキノ大統領と安部首相がそこまで話すのかわかりませんが、かなり前から島嶼問題で話を続けているので、ある程度の阿吽の呼吸があるかもしれません。
日本が基地再構築のお金を出すので、アメリカの太平洋艦隊及び空軍の一部と沖縄の海兵隊の半分及び日本の自衛隊をフィリピンに駐留させてくれ。あるいは、アキノ大統領のほうから駐留してくれというかです。
日本の沖縄基地問題を解決するにはいい方法だとは思いますが、北朝鮮の問題もあるので軍事技術的な側面からも考える必要があると思います。
西アジアトータルで考えて、各国の負担と配置を考えるいい機会なのかもしれません。とは言っても今のところ協力関係にあるのはアメリカ、日本、フィリピンそれにベトナム程度でしょうか? これに台湾でも加われば対中国の安全保障上は対抗できます。
下の地図は、中国から見た地図になりますが、太平洋に出るには、東シナ海では日本、特に沖縄の米軍基地が邪魔です。南シナ海では西沙、中沙、南沙諸島を抑えればアジア一帯に影響力を及ぼすことができます。
フィリピンにアメリカを基幹とする基地ができれば大きな障害となります。

かつてロシアは不凍港目指してとか南進政策だとか言っていましたし、今の中国は、第1、第2列島線だとか九段線とか一帯一路政策だとか 地政学的な解釈の一方的な押し付けのような理論を平気で言っているのがどうも理解できません。
そこにある資源が欲しいので占領するというのがまだわかりやすいのですが、長年の夢であった太平洋に出ることの実現のための政策だととらえられても100年も前からの覇権を主張してきた国々と何ら変わらないし、地域の紛争、場合によっては世界を巻き込むような大乱になるかもしれないというリスクを負ってまで、今やってることが重要だとは思いません。、
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今日から5日までの予定でフィリピンのアキノ大統領が、国賓として日本を訪問されました。前から決まっていたといえ、タイミング的には南シナ海の問題でということでしょうが、実はあまりニュースになっていなかったと思いますが、しょっちゅう日本には行っていて、日帰りで日本に行ってたりとかしています。
大統領に就任してから6回も訪問しています。
今回はもろに南シナ海の問題に関して日本に協力の要請を再度するんだと思われますが、日本がどの程度をコミットするのかも注目されると思います。
今回の問題では、アメリカは、東アジアの安定と秩序を守るという警察的な側面とアジアでの覇権のプレゼンスという意味があると思います。
フィリピン、ベトナム、マレーシア、インドネシア、台湾は、領土問題という当事国になります。
日本はどうかというと、南シナ海はシーレーンの重要な経路で、その安全性が危うくなると日本の存亡にもかかわる重要な事態になるのでアメリカと同様、安全と秩序を守るという立場になると思います。
決して他山の石ではありません。
南シナ海に中国の不沈空母ができ、領土や防空圏ということを中国が言い出すとシーレーンに関所のようなものができ、中国の都合により、絶たれるという可能性も出てくるわけです。
さらに南シナ海のことを容認してしまうと尖閣も同じ運命をたどることになると思います。
そう考えると、中国の軍事基地建設は絶対に阻止する必要があるんだと思いますが、相当なところまで建設が進んでいる中で、撤去を目指すけれども実際は、元に戻すということも難しいと思います。
どうなるのかといろいろシナリヲを考えるのですが、いろいろとあるので細かくは書けません。
今回は、アメリカの艦隊が来たら撤退というようなかつての台湾海峡事件のようなことは中国はしないと思います。
12海里に入ってこようが、基地の建設は続行するでしょう。
場合によっては、局地的な戦闘行為が発生することも考えられます。
全面戦争にもなりにくいと思いますが、アメリカを基幹とする周辺国が上空、海上、海中を巡回しながらも基地を作り、基地が運用されてもそのような状況が続くのかなと思います。
そうしているうちに国際世論がどう動くかで中国への経済制裁が始まるかもしれませんし、オバマ政権後は場合によっては基地の空爆もあるかもしれません。
あるいは、周辺諸国も岩礁に基地を作るという選択もあるかもしれませんが、それよりもフィリピン、ベトナムの基地化のほうが可能性が高いと思います。
とにかく、南シナ海に中国の不沈空母的な軍事基地を認めるわけにはどう考えてもいかないと思います。
そう、いろいろ考えているうちに、もうずいぶんと前からの主張、考えですが、フィリピンの基地の回帰です。かつてのようにスービック、クラークに軍事基地を戻すことが地域のバランスを回復するのにいいのかなと思います。
そこに日本の自衛隊も入ります。もちろん日本の安全保障のため、アジアの安定のためにです。
今回、アキノ大統領と安部首相がそこまで話すのかわかりませんが、かなり前から島嶼問題で話を続けているので、ある程度の阿吽の呼吸があるかもしれません。
日本が基地再構築のお金を出すので、アメリカの太平洋艦隊及び空軍の一部と沖縄の海兵隊の半分及び日本の自衛隊をフィリピンに駐留させてくれ。あるいは、アキノ大統領のほうから駐留してくれというかです。
日本の沖縄基地問題を解決するにはいい方法だとは思いますが、北朝鮮の問題もあるので軍事技術的な側面からも考える必要があると思います。
西アジアトータルで考えて、各国の負担と配置を考えるいい機会なのかもしれません。とは言っても今のところ協力関係にあるのはアメリカ、日本、フィリピンそれにベトナム程度でしょうか? これに台湾でも加われば対中国の安全保障上は対抗できます。
下の地図は、中国から見た地図になりますが、太平洋に出るには、東シナ海では日本、特に沖縄の米軍基地が邪魔です。南シナ海では西沙、中沙、南沙諸島を抑えればアジア一帯に影響力を及ぼすことができます。
フィリピンにアメリカを基幹とする基地ができれば大きな障害となります。

かつてロシアは不凍港目指してとか南進政策だとか言っていましたし、今の中国は、第1、第2列島線だとか九段線とか一帯一路政策だとか 地政学的な解釈の一方的な押し付けのような理論を平気で言っているのがどうも理解できません。
そこにある資源が欲しいので占領するというのがまだわかりやすいのですが、長年の夢であった太平洋に出ることの実現のための政策だととらえられても100年も前からの覇権を主張してきた国々と何ら変わらないし、地域の紛争、場合によっては世界を巻き込むような大乱になるかもしれないというリスクを負ってまで、今やってることが重要だとは思いません。、


水陸機動団の編成装備で思ったこと
水陸機動団
フィリピンから見た北朝鮮問題
フィリピン南部ミンダナオ島の戒厳令
【今週は荒れる週になりそうだ~フランス大統領選、北朝鮮軍創立記念】
ドテルテに中国との関係を改善するように進言した安倍首相
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Posted by philshooting
at 23:23
│安全保障