2020年01月14日
フィリピン・マニラ郊外タール火山爆発
先日、タール火山が爆発した。煙が15000フィートまで上がり、噴煙の中の稲妻がすさまじかった。
火山灰は周囲を覆い尽くした。(Ashfallという)
こちらで解説する。
自分も寝耳に水だったが、タール火山といえば、世界最小級の火山として有名で、周辺はタゲイタイと観光地でこの火山のあるカルデラ湖のタール湖を見下ろす、絶景の場所である。
地図を見ていただきたい。
タール湖は、マニラから南東約50kmに位置する。
タゲイタイは、マニラ郊外では有名な観光地で高地に位置するので少し涼しい。
昔はマニラから1時間で行けたのだが、今は3時間かかる。ものすごく開発が進み、別荘、コンドの建設ラッシュで、みんなが車で行くので、渋滞が激しくなった。
渋滞で今は行きたくないが、今まで案内などで50回は行っている。

タゲイタイから見たタール湖で絶景だ。タール湖は周囲が50~60kmある巨大なカルデラ湖だ。
中に周囲10km程度の島がある。
そこまでは、タゲイタイの山を湖に下り、ボートで行く。
島に上陸して、馬でタール火山に行く。馬は小さめでかわいそうだ。 タゲイタイからはタール火山は見えにくい。
火山につくと、驚くことにさらにカルデラ湖があり、真ん中にへそまである。摩周湖位の大きさか。
硫黄の匂いが臭い。
今回はここが爆発したらしい。
今はタゲイタイは通行禁止になった。再開されて、どのような景色なったのか興味がある。
50年前にも爆発した活火山で、爆発の2日前には、2日から数週間以内に火山爆発があると警告されていたらしい。
そのニュースは聞いていないが、爆発があってから何人死んだとかはないので、事前に島の人は避難していたのかもしれない。
煙はすごいが、溶岩とか火焔とかはない。
火山灰は、見たところ積もったところで10cm程度だと思う。今後増えても20cmくらいだろう。
周囲の高速道路にも火山灰は降りて、一時は真っ暗になって、車の通行も大変だったようだ。
マニラを含めて周辺の一帯はアラートがあがり、13日は学校は休みだったようだが、今日14日は通常だ。
飛行機も昨日は、キャンセルが多かったが、今日は朝から元気に離発着している。
https://www.manila-airport.net/naia-arrivals
https://www.manila-airport.net/naia-departures
自然のことなので、軽く考えてはいけないのだが、桜島が爆発したその規模の2~3倍で周囲に火山灰が降りた。
噴煙で、飛行機が一時とべなくなった。
感じではないだろうか。
煙は有毒で、肺にダメージがあるとされている。小動物はそれで多く死んだらしい。
マスクは必須で(マニラではほぼしていない)、おかげ20ペソのマスクが200ペソになったらしい、どこにでも悪党はいる。
無料で家や、洗浄の水を提供している人もいる。
タゲイタイは、高級別荘地で、近年ものすごく高くなった、車は誰もが買い、まずみんなタゲイタイに行く、そのおかげで大渋滞になり、今は行きたくない。
嫉妬だが、”残念だったね。かわいそうに。” という気持ちもある。
一方、本当の地元の人は本当にかわいそうだ。また、動物も煙のガスでやられ多くが小動物を中心に死んだようだ。これもかわいそうだと思う。
射撃場には、影響はない。
フィリピンに行く予定があり、心配な場合は、メールして聞いてみるのがいいと思う。
フィリピンにおける武漢コロナウィルス状況
マニラが封鎖されます
新型肺炎(COVD-19)の射撃コースへの影響
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火山島に残された馬は生きていた
タール火山爆発 その2
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Posted by philshooting
at 11:58
│フィリピン