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Posted by ミリタリーブログ  at 

2017年01月14日

ドテルテに中国との関係を改善するように進言した安倍首相




     


12日、安倍首相は、ドテルテの家で朝食のスティッキー・ライス(もちのような外郎のような)、サバ(バナナ揚げ(ドテルテの大好物))、生野菜 を食べたらしい。
しかも夫人の手作りだそうだ。
家も質素だが、食事も質素だ。
 
12日朝のニュースを見ていると、ドテルテ・安倍会談の内容が明らかになった。
文書になった6項目は大したことはないのだが(中でも渋滞解消のための分析が入っていたのは個人的には興味深かったが)、
そのほかで、注目すべきは、以下だ。
・ドテルテのドラッグ撲滅作戦を支持すること
・1兆円規模の政府・民間規模での投資をすること
・中国とのタイアップの改善を進言したこと
 
ドテルテのライフワークである ドラッグの撲滅と汚職の根絶、それにフィリピンをもっと反映させたいという思いを、安倍首相は見事に突いて、ドテルテを喜ばせた。
オバマの対応とは真逆だ。
 
中国に対しては、中立でいてくれと言うのが、精一杯だと思っていたが、なんと 中国とのタイアップ(親密にすること)は、良くないから改善(やめたほうが)したほうがいいと言ってのけた。
 
中国は当然、反応してくるだろうが、本当のことを見事に言ってのけた。ドテルテがどう出るのかが、楽しみだ。
 
アメリカができないことを日本の安倍首相が主導しているといってもいい。
 
オバマの失政をたらたらと書きたいのだが、それは、やめておく。
逆にそれがなかったら、ドテルテは誕生しなかったし、フィリピンがこれだけ注目されることもなかったとも思う。
 
付け加えて、フィリピンでは 各国のTrust Rate というのが良く発表される。
1,2位は、アメリカと日本(70%台)で けつはロシアと中国だ(30%台)。
フィリピン国民もバカではない。中国のことを信用していない。 

さらに Akie 夫人も首相夫人活動を精力的にこなしていていた。










       





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Posted by philshooting  at 00:25安全保障

2017年01月12日

安倍首相がフィリピンを訪問

 
本日12日、安倍首相がフィリピンを公式に訪れた。マニラにきて、事務処理と晩さん会をこなし、今晩中にダバオに入る。





こっちでは $190Bと書いてあったが、日本のメディアによると1兆円規模の投資をフィリピンにするようだ。

フィリピンを危険な国とか汚い国と思っている方が、まだまだ多いようだが、そんなことはない。来てみたらわかると思う。
この件に関しては、別途また記事にしたい。

 
明日は、ドテルテの家で朝食をとり、ミーティングをするようだ。信じられないと思うが、下の写真がドテルテの家だ。
彼はとてもシンプルで質素だ。この家からも人柄が想像できる。





この家を訪問するというのだから、ドテルテも感動し、本音を言うんだろうし、安倍首相も言いたいことを言うのだろう。さすが人たらしの安倍首相だ。
 
ダバオでは、特別警戒態勢が取られており、市中はピリピリしている。
ダバオは、WW2前は日本人町があり、5000人規模で日本人が住んでて、マニラ麻を作っていた。
ドテルテは、おばあさんから日本人の勤勉さを教えられていたようだ。

戦後は、多くの日本人がダバオにいたが、報復を恐れて、その多くの方が身分を隠して山などに逃げた。その子供が孤児となって、まだ残っている。
もう80才にもなるだろう。
その子孫も多くいる。


日本のスポークスマンが、マニラでメディアの質問に答えていた。
とても歯切れが悪く、かわいそうな感じだった。
 
というのも質問のほとんどが
”訪問の目的は何だとか”
”アメリカとの関係はどうするんだ”
とか、そういったもので、ものすごくストレートなものだったからだ。
 
日本とフィリピンがより緊密になることは間違いないが、詳細は何も語らなかった。
  
本当のトピックは、対中とアメリカとの関係だろう。
今年は、米中が衝突することは間違いない。
今の段階では、フィリピンの事情を考慮して、フィリピンに仲間になれとは言えないだろうから、中立と少なくとも日米と対立関係にならないことくらいは言いたい。
できれば、南シナ海でご迷惑(紛争がる)をかけるかもしれないことと、基地の使用を認めてもらうことは言いたい。
 
また、安倍首相は、将来、フィリピンが、中国には必ず裏切られることを知っていて、ドテルテに接しているのかもしれない。


       






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Posted by philshooting  at 22:30安全保障

2017年01月10日

フィリピン空軍の最新戦闘機

 
昨年、アキノ政権の時に、韓国から調達した フィリピンバージョン版 FA-50PH(Golden Eagle) 20機のうち、最初4機が到着した。
南シナ海問題で緊迫した時だったので、アキノ政権が急きょ調達した。
 
最初、アメリカ製F16を考えたらしいのだが、価格が折り合わず、韓国製が採用されたらしいが、品質は大丈夫かと言われ続けている。
値段は、20億円程度と言わているので、F16より、1/3程度の値段だと思われる。
 
このGolden Eagleだが、どこに行ったのだろうと思っていたが、先日、クラークで飛んでいた。ちょうど写真を撮ることができた。ここで訓練をしているらしい。







 
Videoを見てもクラークであることが分かる。






 
ドテルテは、どうもロシア製に興味があるらしい。この戦闘機一体どうなるのか気になる。


 
       






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Posted by philshooting  at 23:11安全保障

2017年01月09日

フィリピンの兵器体系が中国、ロシアに浸食される

 ドテルテはオバマが大嫌いだ。そのせいで、ドテルテは、もともとアメリカに対して植民地的被害意識があった内面に火が付いて、アメリカが嫌いになった。
 トランプになると安倍首相の取り持ちもあって、改善はされると思うが、やり方を間違えると中国やロシアに飲み込まれてしまう。
 
 最近の話題は兵器だ。引き金になったのは、やはりオバマ政権だ。昨年11月、アメリカから購入予定の警察用アサルト・ライフル 26,000丁が アメリカから売却拒否をされた。
 恐らく、M4タイプのブッシュマスターだと思うのだが、麻薬戦争に使うには扱いが容易だし、フィリピンは伝統的にアメリカの兵器を使っているし、警察、軍からも信頼が厚い。
 
 オバマ政権は、このライフルが人権無視の殺人に使われるということで、売却拒否したのだ。
 11月の時点では、日本でもフィリピンの事情を理解して、殺害などの話題が減っていたのだが、アメリカは、イェローグループのロビー活動もあって、しつこく人権を言い続けた。
 
 アメリカは、フィリピンを同盟国と言いつつ、信頼していないし、しかも兵器を売らないということはどういうことか?ドテルテは当然、激怒した。
 
 間髪を入れずに、中国が、17億円分だったと思うが、ライフルの無償提供を申し入れた。
 ほぼアメリカに注文した数だし、しかもタダというのだ。
 ノリンコ社製だと思うが、最近は5.56mmのNato弾が使用できるものもある。
 個人的には撃ってみたいが、現場の人たちの間では、品質面で全く信頼がない。


 CQ311



 QBZ97



 
 最近では、ドテルテ政権は、ロシア製と言うのも考えているようだ。中国製よりはましというわけだ。
 
 そういうときに、5日前、ロシア海軍の駆逐艦が中国との演習目的で、マニラ港に着いた。
 ロシアは、この駆逐艦を無償でフィリピンに提供すると言ってきた。他の兵器も提供できるとも言った。
 さっそく、要人やドテルテまで乗艦して、見に行ってしまった。
 
 ロシア海軍曰く、アメリカは中古を供与したようだが、この船は最新式で、潜水艦の索敵能力も高い。と説明した。
 

 マニラ湾のロシア駆逐艦







 フィリピンとしては、国家防衛目的だろうが、対どこにロシアの駆逐艦を使うというのだ。
 
 銃や軍艦を中露製を使うとは、一昔前までは考えられない状況となってきた。混沌としてきた。ロシアはうまく付け込む。
 
 兵器体系が変わるということは、国の安全保障の根源に関わる。
 オバマ政権の失策としか言いようがない。
 
 今年は、米中激突が予想されるが、もちろん日本も巻き込まれるが、フィリピンに関して中国、ロシアは、すでに、米国の失策(オバマの失策)にうまく付け込んでいる。
 
 今までのアメリカの対応を見ると、感情的には、フィリピンは、中露と結びついてもいいくらいだ。 
 トランプにかわり、米ロ関係は改善されるだろうが、南シナ海の問題でぶつかることは避けなければならない。
 フィリピンも日本の仲介で、米比関係も改善されると思うが、もうすでに、こういう事態になってしまっている。
 
 アメリカは、真剣に南シナ海問題、フィリピンの対応に取り組まないと、フィリピンも取り込まれてしまうところまで来ている。
 
 また、アメリカは南シナ海問題にロシアが首を突っ込むのをやめさせなければならない。



       






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Posted by philshooting  at 21:21Comments(0)安全保障