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Posted by ミリタリーブログ  at 

2015年11月25日

昨日の続き


こんにちはPhilshootingです。

 本日も、ライターの個人的な意見の記事になります。昨日の続きになります。


 経済的に東南アジア諸国を席巻してしまい、安全保障面でも黙らせてしまった中国。

 誰がどう考えても岩礁を埋めて、人工島を作ってしまい、領土と称することはおかしいと思うのでしょうが、中国は、2000年前から領土だったと主張する有様です。
 これを認めてしまえば、東南アジア諸国のように黙認してしまえば、南シナ海は中国の領海、領土となってしまうのです。






 9段線の上、第一列島線を見てください。尖閣も列島線の中に入っているのです。つまり東シナ海も中国のものと次は主張するに決まっています。
 それどころか、何もしないと第2列島線までもがもはや中国の主権の及ぶ範囲と言い出すでしょう。
 
 中国の軍門(覇権)に下り、中国グループになるのならそれでいいでしょう。韓国や沖縄の知事の考え方がそれに近いのかもしれません。

 ライターは、昨日も書いたように中国という国の気質に嫌悪感を感じているので軍門には下りたくありません。
 ならば、安全保障面では単純に考えて、戦わなくてはなりません。絶対に譲らないという姿勢と行動が必要だと考えます。


 経済で席巻し、安全保障で黙らせ、支配をするというのが中国のやり方です。
 フィリピンを除く多くの国が間違っていると思うのは経済と安全保障を連携させていることです。

 もちろん経済と安全保障は密に関係するのですが、今回のような暴挙に経済を連携させてはいけないということです。
 ”南シナ海の問題を話題にするな。話題にしたら貴国とは貿易もしないし、経済援助も無くす。”
というような脅しに乗ってはいけないということです。


 他国の話題でもないです。日本の話題でもあるのです。昨今、多くの中国人が観光で日本を訪れ、爆買ならぬ地方にも訪れ、お金を落としてくれています。
 それには、大変感謝してもいいと思うのですが、”東シナ海の問題は触れるな。触れると中国人は来なくなる”というような取引、脅しには乗ってはいけません。


 同じような話で、中国金持ちマネーで日本の山河、水が買われていると聞きます。売った人は一時的に助かったと思いますが、安全保障までも売ってはいけません。
 本来なら国が規制をかけるなり、補助をするのが適切だと思いますが、安全保障が脅かされる事態になると売主も国も買い戻すような気概が必要だと思います。場合によっては、中国の購入が、すべて無効にするような法律も必要かもしれません。


 話を元に戻すと、昨今の東南アジア諸国の対応のように経済と安全保障を連携させてはいけません。
岩礁を埋め立て、人工島を作り、領土と称して、南シナ海一帯を主権の及ぶ範囲と主張し、日本の安全保障を脅かす行為には対抗しなくてはなりません。


 経済依存など一切考慮せず、国際規範に逆らうどころか日本の国益を損なう行為には、単純に戦うべきだと考えます。
 埋め立ての逆、海に戻すことをさせる。人工島が機能しないようにする。頻繁に航行し無視する。最終的には、強制撤去ならぬ爆破というのもあると思います。

 尖閣諸島においても同じで、国土として、領海侵犯には強く出るべきです。

 もちろん今の中国に対抗するには日本だけではできません。
 今の状況では日米豪比が連携することになるのでしょうが、戦うことも現実的に考えるべき時期に来ているような気がします






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2015年11月24日

一連のAPEC、ASEAN、東アジアサミットのアジア会議で分かったこと

こんにちはPhilshootingです。

 本日は、ライターの個人的な意見の記事になります。

 18~21日にわたり、マニラ、クアラルンプールで東南アジアと日中韓+アメリカが参加した一連の国際会議が開かれました。
 マニラではパリでのテロ事件をうけて、厳重な警戒体制が取られ、ほぼ1週間、仕事ができない状態となりましたが、テロが発生しなかったことは良かったとおもいます。

 個人的には何といっても南シナ海の問題を議題にして、中国が糾弾されるべきものだと信じていたのですが、何とも腰抜けの東南アジア諸国という印象の結果に終わったようです。


 この問題に関して、いつも中国が主張する、”一帯一路(One belt One Road)”、”9段線”、強いては、第1、第2列島線まで出てきて、領土、領海、領空を無視した、中国の核心的利益、主権をが念仏のように出てきます。










 これらは一体何なのか。昔風にいえば陸や海のシルクロード構想なのでしょうが、簡単に言えば覇権に他ならないと理解します。つまり中国の影響が及ぶ範囲、もっと言えば中国配下の地域構想とおもいます。

 南シナ海の問題で明確に中国に異議を唱えたのは、東南アジアではフィリピンだけ、あとはアメリカと日本です。他の国は、国際法に則るなど誰でもわかる原則論を言っただけで、中国を名指しには非難できません。

 つまり、経済的に中国に頼る東南アジアの多くの国は真っ向から中国に逆らえないということです。
 
 フィリピンはかつて逆らったためにバナナをそのまま返されたり、鉄道事業がなくなったりして辛酸をなめましたが、今はアメリカ、日本寄りで、中国を非難しても立派に経済成長を成し遂げています。


 経済で席巻して、安全保障でも何もいえないようにして、配下に置く。今回の一連の会議ではこういう中国式戦略が功を奏したようにも思えます。

 東南アジア諸国は経済的に中国に頼っています。貿易額もそうですが、中国からの支援も膨大になっていて、将来も計画があります。
 その結果、中国は、南シナ海問題を持ち出さないようにと圧力をかけ、東南アジア諸国は黙り、軍門に下ってしまったということなのでしょう。

 AIIBでも同じようなことが、欧州を含めて起こってしまいました。どう実行されるのかグレーなところがたくさんありますが、発足時点では、経済的に中国の配下になってしまったという感がぬぐえません。




 これらの状況を踏まえると中国の覇権が徐々に確立されつつあるということだとおもいます。

 これからはアメリカ側につくのか中国側につくのかが、特に安全保障面においては明確に問われるとおもいます。
 一部の記事では、アメリカ自身が経済的に中国に依存しているところがあるので、すでにアメリカは中国に覇権の一部を渡しているとの見方もありますが、そうは信じたくないところです。




 記事の内容を見ていただいて、ライター個人的には中国に嫌悪感を感じていることが感じられるとおもいます。
 なぜ、中国を好きになれないのか。つまり中国の覇権の下になりたくないのか。中国の下になりたくないのか。


 かつて敗戦後、日本は、敵であったアメリカの支援を受けて、アメリカの技術の物まねをして、アメリカの擁護の元に高度経済成長を成し遂げました。
 個人的には、WW2の原因や原爆投下などのアメリカを好きになれないところもありますが、総じて日本人の気質とアメリカのおかげで今の日本があるとおもっています。
 
 中国はというとアメリカと中国の接近、日中友好などの名の下に、中国に対し、投資もし、技術もかなり移管されたとおもいます。
 自分も当時は、国や会社の方針の下、中国の会社に仕事も出したし、手取り足取り品質などに関してものすごく教えたことを思い出します。

 当時、労働力がかなり安かったので、たとえば一月あたり一人に10万円を日本の会社が支払っていたとしたら、労働者個人には5000~1万円が給料として支払われ、会社のTopとそれにつながる共産党の利権者が5万円程度を分け合うという割合の構造になっていたとおもいます。

 中国では、超大金持ちが1000万人、大金持ちが1000~3000万人程度いるといわれていますが、これらの金持ちは、このような構造で我々が作ったし、国家を太らせたのも我々だと言っても過言ではないような気がします。

 余談ですが、一旦、お金持ちになれば、それが地の底に落ちるようなことはまずありえません。金持ちは、馬鹿ではないですから溜まったお金を投資し、また太っていくのです。
 中国経済が下落といわれていますが、金持ちマネーはこれからも生き続け、増幅していくとおもいます。


 話を戻すと、日本は、アメリカのおかげで国家を回復できたとおもっており、共に歩かせてもらったという感があり、安全保障面においてはおんぶに抱っこで、逆らうなどということはありませんでしたし、これからもありえません。

 中国はどうでしょうか?経済成長をしたのは、明らかに欧米諸国、日本などの先進国のおかげでありながら、その利益で、軍拡を行い、安全保障で牙をむき、歴史問題で言いがかりをつける という行為に出ています。
 何ともサイクルに矛盾を感じます。


 共産圏ということで基本的には資本主義国と思想が違うので、その価値観は共有はできないのですが、道義的に見て恩をあざで返すような行為と感じています。そういう国は到底好きになれません。
中国人と個人的には交友もあり、好きな方もいますが、国家としては嫌悪感を感じているのです。

もちろんお客さんとしての中国人には、マナーなどの問題はありますが、何ら嫌悪感も持っておらず、それどころか感謝をしています。



もう少し書きたいのですが、今日は、一連の東南アジアの会議で多くの諸国は中国の軍門(覇権)に下ってしまったという内容を書きました。
続きは、経済的に席巻される中、中国とどう向き合っていくのかということを書きたいとおもいます。





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2015年11月16日

ライフルで新記録


こんにちはPhilshootingです。

 先日、ライフルの長射程で新記録が出ました。
AKさんは、ハンドガンのコースには2回ほど参加され、ライフルは少しの経験でしたが、今回はライフルのコースに参加されました。

 ハンドガン射撃でもセンスのいい射撃をされていた方で、Philshootingのコース後、グアムで射撃をされてもほかの人が感心してみるような腕前になっていたそうです。

 きちんと教えてもらったほうが確実に腕前は上がります。

 今回は、ライフル射撃のコースに参加されまして、見事、今まで誰も達成していない記録を達成されました。

 200ヤードの長射程レンジでの記録登録には、細かくカテゴリが細分化されているのですが、一番やり易いと思われるスコープ付きでの依託射撃でも記録が出ていませんでした。

 つまり、10cm直径の的に3発撃って、真ん中により近い弾痕で争うというものですが、今まで3発とも的に入れた人は誰もいませんでした。

 そこでルールを少し変えて5発撃って、よりよい3発で争うことにしたのですが、それでも3発を10cmの的に入れた方は、誰もいませんでした。







 今回、AKさんの着弾は3発入って、ほかの2発も至近で着弾しました。
 自分自身も5発全弾紙の標的に入れたことはなかったのでかなり驚いています。



 ハンドガン、ライフルの射撃技術を向上させたい方、きちんと習いたい方、ぜひコースに参加してみてください。
今までコースに参加された方は、ただ撃っているのとは全然違うという認識を持たれ帰られますし、HP上でも表現しにくいところです。





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2015年11月16日

APECとマニラ

こんにちはPhilshootingです。

来週マニラでは、11月16,17日で閣僚会議、18,19日で首脳会議が開かれます。今G20がトルコで開かれていますので、APECに参加するオバマ大統領や安部首相などはそのままマニラ入りすることになります。
 
 14日には、パリで大規模なテロが発生して129名が死亡し、重傷者もかなりいるようなので死亡者は増える可能性もあります。
 G20開催中なので、急遽、テロ対策が緊急議題になったとも報道されています。

 それを受けてかマニラでも警備が今まで以上に厳しくなることが容易に想像できるのですが、テロ発生の前でもマニラは大変なことになると思っていたところに、さらに厳しくなるとなるとマニラではもはや動くことはできません。






 飛ばして書いてしまったのですが、順を追って書くと、
 
 まず、APECに備えて昨年あたりから、空港周辺の道路がものすごく混むので、高速道路につながる高架道路を整備していました。
 しかし、目標としていたAPECの開催までの完成には至らず、工事中の惨めな姿を各国の首脳にさらすことになります。

 最悪の交通事情の上に工事中となるとAPECでは大渋滞になるので、どうするのかと思っていて、単純に複数車線の一部を道路をAPEC専用にしても、さらに大渋滞になるなと思っていました。


 それで当局がとった驚く手段とは、マニラ地区について、17,18,19日を休日にしてしまいました。
 これでマニラ地区は、日曜日と同じような感じで車が少なくなるはずです。
 その上、多くの幹線道路を通行止めにしてしまいます。
 さらに多くの航空機を欠航とし、人の流れが少なくなるので、空港への道路もすきます。主要な首脳が空港へ到着のときは普段でも発着の規制をするので、事前に欠航処置をするのは当たり前かもしれません。

 いずれにしても、休みにしてしまうとは予想外でした。

 この時点で、マニラで仕事をするのは無理と判断した会社が多く、16日からこの週を休みとしする会社も多いようです。

 さらに今回のパリのテロで警戒が厳しくなるので、マニラではこの週は身動きが取れないどころか、モールやライブなど人の集まるところは、やはり避けたほうがよさそうです。

 というわけで、今週はマニラにいてもすることがないどころか、外出もできない有様となってしまいそうなので、自分もマニラを離れて過ごす羽目になってしまいました。

 テロなどが発生しないように願うばかりです。


 余談ですが、前回、オバマ大統領がフィリピンを訪問したときは、海沿いのソフィテルというホテルに宿泊したのですが、道路の封鎖はもちろんのころ、周辺の高いビルにはスナイパーを配置し、オスプレーも飛び交うような物々しさでした。
 マニラを離れているので、どのような警備体制になっているのか興味のあるところですが、マニラにいたとしても、それを見るために近づくこともできないような状況だと思います。




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