2014年09月07日

グリップとトリガコントロール

こんにちわ。 Philshootingです。

 前々回は、弾を発射する瞬間に銃がきちんと止まっていて、引き金を絞り込めば、グリップがしっかりしていなくても当たるという記事を書きました。
 前回は、前々回に関連して、初めて実弾を撃つときは、恐怖心をなくして、リラックスして銃が止まるようにしなければならないという記事を書きました。
 今回は、じゃグリップとの関係はどうなんだという記事を書いてみたいと思います。

 銃の引き金には、遊びの部分と絞り込む部分があることを書きましたが、絞り込まないで引き金を引いてしまうことを”がく引き”といいます。一般的には弾が出る瞬間に銃口が下を向いてしまい、着弾が下に行ってしまいます。

 でもです。銃が完全に固定されていれば、がく引きをしても銃口は下がらないはずですよね。また、弾が発射されても銃口は跳ね上がらず(リコイルがなく)スライドだけ下がって、銃は元の状態に戻るはずです。これがグリップです。
ロボコップのような腕であれば銃は動かないでしょうが、普通の人間ではなかなかそうもいきません。


前々回の記事を書いたときの別の写真がどこかにいってしまったので絵で申し訳ないです。
前々回の記事の時にせっかくなのでいくつかの実験をしています。

下の絵は、

グリップとトリガコントロール

・両手でしっかりグリップをして、トリガの絞込み部分をがく引きして射撃
・両手でグリップを緩めて、トリガの絞込み部分をがく引きして射撃
・片手でしっかりグリップをして、トリガの絞込み部分をがく引きして射撃
・片手でグリップを緩めて、トリガの絞込み部分をがく引きして射撃

の結果で、左から上の撃ち方の結果となっています。
もう少し、ぶれるかと思いましたが、自分の射撃の腕があがっているんだということで理解しました。


下の絵は、

グリップとトリガコントロール


・両手でしっかりグリップをして、トリガの遊びの部分からがく引きして射撃
・両手でグリップを緩めて、トリガの遊びの部分からがく引きして射撃
・片手でしっかりグリップをして、トリガの遊びの部分からがく引きして射撃
・片手でグリップを緩めて、トリガの遊びの部分からがく引きして射撃

の結果で、左から上の撃ち方の結果となっています。1つはミスとなってしまいました。
予想とおりかなりぶれています。

これらの結果を見て分かると思いますが、
グリップがしっかりしていれば少々がく引きになっていても命中する。ということです。

前々回は、グリップがしっかりしなくても、撃つ瞬間、銃が止まって、トリガを絞り込めば命中すると書きました。

当てるということに関しては、どちらでもいいのかもしれませんが、この2つには大きな違いがあります。

この違いは、次の機会に写真を撮ってから書きたいと思います。

グリップがしっかりしてと書きましたが、ものすごく意地になって強く握ってしまうと、かえって銃が震えることがあります。発射の瞬間は非常に微妙で、1mm違えば10m先では10cm、2mm違えば20cm着弾点が違ってきます。
グリップはしっかりするのですけど、銃が震えないようにするのがコツになります。




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Posted by philshooting  at 08:00 │拳銃の射撃