2019年12月28日
銃が悪いのか腕が悪いのか
正確射撃の続きになるが、観光射撃でも当たったのかどうかは非常に気になるところだ。
しかし、これは、銃は精緻であるということを前提での話になる。
銃には仕様が記載されており、弾の収束度も書いてある。新品の場合は、その通りだと思うが、強烈な振動を数千回、数万回と繰り返すと、さすがに壊れたり、くるってきたりする。
精緻な銃と分かっていて、当たらない場合は、腕が悪い。
精緻な銃かは、装置を使えばわかるのだが、普通にはないので、腕の確かな人が撃って、当たらなければ銃が悪いということになる。
通常射撃場に行って、そこの銃を使って、当たらないから、いくら腕に自信があっても銃のせいだとはなかなか言えないだろう。
くどいが、銃が精緻でなければ、当たらないし、練習にもならない。
精緻であって、初めて練習が成り立つ。
昔、ある射撃場の銃が悪いと思うんだが、見てくれと言われたことがある。
自分の場合は、15m、シビアにいっても10mで直径15cm程度の丸には、95%くらい当てる自信はあったんで、銃を試すことにした。
全弾、左に行きはしたが、弾は集まっていた。
これをNetで流したら、”もう少し右に行くとうまいといえる”とコメントをいただいたが、このかたも銃が精緻だということを前提にコメントし、多くの人はそう見ていると思った。
この場合、銃のサイトを右に修正すれば、精緻に近い銃となるはずだ。
しかし、もし、バラバラになっていたとしたら、オーバーオールが必要ということだ。
もし、こんな銃で射撃を始めたら、当たらないし、面白くもないだろう。初心者にはさっぱりわからいし、射撃は難しいとか思ったりすると思う。
精緻、精緻と書いたが、この銃をメンテしたり、修理したりするのは、容易ではない。
自分ではできないが、Philshootingでは、ラッキーだったが、ものすごい腕前の ガンスミス がいて、メンテしてくれている。
その銃を2,3人で撃って、テストし、当たるようにする。
だから、精緻な銃といえる。
逆に、稀にだが、あまりにも当たらない参加者いると、2,3発撃たせてもらい、銃を確認する。
撃っているうちに本当にサイトがぐらついていたケースもあった。