2015年01月27日

ハンドガンの射撃姿勢 - 目標に当てる方法

 こんにちは Philshootingです。
 ハンドガンの射撃姿勢で一番大切なのは、銃の握り方すなわちグリップとコーチは言います。
 このあたりの説明はなかなか紙面ではしにくいのですが、今日はグリップの話の前にどうすれば当たるのかに関して書いてみたいとおもいます。

 理窟で説明しますと、弾を発射する瞬間、銃口が目標に正確に微動もしないで向いていて弾が発射されれば、当たるはずです。
 このときの要素は、銃が固定されている事、照準があっていることになります。銃が固定されていることの主な要素はグリップ、引金の引き方、呼吸になります。
 正確に当てるだけであれば、グリップはぜんぜん強く握っていなくても大丈夫です。ひ弱な方でも銃さえ発射される瞬間に止まっていれば大丈夫です。
 グリップが弱いと、発射したあとに銃は大きく反動(リコイル)しますが、反動の前にすでに弾は発射されているので、発射される瞬間さえ銃が目標に向かって止まっていれば当たります。

ハンドガンの射撃姿勢 - 目標に当てる方法

ハンドガンの射撃姿勢 - 目標に当てる方法

ハンドガンの射撃姿勢 - 目標に当てる方法



 このあたりはなかなか信じてもらえないのですが、ぜんぜん力を入れていなくて銃を握って撃ったり、片手で力を入れないで撃ったりしても当たるのを見せると信じてもらえるようです。
 何度も書きますが、当てるには、弾が出る瞬間に銃が止まっていることが条件になります。
 
 少し噛み砕いて説明します。
 まず、射撃をまったくしたことのない人が、実弾射撃をされる場合は、精神的に動揺していて、構えた手が震えるケースがあります。これだと、たまたまでしか当たりません。
 グリップが大事と書きましたが、あまり練習していない時点でグリップばかり集中しているとグリップに力が入りすぎて、かえって銃が震えてします。
 最後に多くの銃が止まっていない原因は、引き金の引き方にあります。引き金には、遊び(スラック)部分と絞り込む(スクイーズ)部分がありますが、まず、両方をいっぺんに引くと必ずがく引きになり、銃口は下がります。絞り込む部分だけでも一挙に引いてしまうとやはりがく引きになります。
 スラック部分は一挙に引いて、絞り込む部分は発射を意識しない(いつ出たかわからない)引き方が最良です。

ハンドガンの射撃姿勢 - 目標に当てる方法


 呼吸は、発射付近では、吸って少しはいた部分で止めるのがいいとされています。ただし、呼吸を長く止めてしまうと、息苦しくなり震えたり、がく引きの原因になります。

 今までの記述では、グリップはあまり関係ないような気がしますが、少なくとも撃つ瞬間に銃が動かないようなグリップは必要になります。

 時間制限のない、ただ正確に当てるだけの射撃であれば、上に書いた撃ち方で何度撃っても見事に命中すると思います。銃の種類もほとんど関係ありません。


 グリップがなぜ重要なのかは、次回書いてみたいと思います。



 Philshootingのコースに出られた方は、イメージがしやすいかと思います。
 Philshootingでは、このような基礎から理論とともに射撃に向き合っています。ご興味のある方はぜひ参加してみてください。




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Posted by philshooting  at 08:00 │拳銃の射撃