2015年03月15日

自走榴弾砲と戦車

 こんにちはPhilshootingです。
 最近は、火砲の話を書いていますが、今日は、ISとの戦いで使用されているイラク軍の戦車と自走砲について書いてみます。

 こちらがM109 155mm 自走榴弾砲 です。

自走榴弾砲と戦車

自走榴弾砲と戦車


 こちらが M1A1 エイブラム戦車 です。

自走榴弾砲と戦車

自走榴弾砲と戦車


 イラク軍の装備ですが、イラク戦争が始まる前はロシア製が多かったのですが、戦後はアメリカ製になっており、例えば戦車でいうと ロシアのT72があったり、アメリカのエイブラム戦車があったりします。テレビでは重砲はアメリカ製のほうをよく見かけます。
小銃は、ロシアあるいは中国製のAK47をよく見かけます。特にクルドはAKですね。ひょっとして、イラク軍はM16系でイラン軍、クルドがAK系なのかもしれません。そうすると歩兵で持っている銃によりどこの兵員かを識別することができますね。いずれにしてもM16系を装備していればイラク兵であることだけは、間違いないようです。

 また、多種にわたる兵装は、部品の整備・補給に多大な影響を与えます。イラク軍の様子では、重火器の整備状況はかなり悪いと思われます。


 さて、自走榴弾砲と戦車ですが、一般の方が見ると戦車と思うくらいよく似ていますね。慣れた人だとすぐわかると思います。
 自走榴弾砲は、砲兵(特化)の装備で、昔はこんな砲で射撃していたものが、進化して装甲車載されたものと理解していいと思います。

自走榴弾砲と戦車


 なぜ、装甲して自走ができるようになったのでしょうか。
 榴弾砲は、敵の見えない遠方から指定された目標に複数の砲で集中的に撃ちますが、近年だと敵は弾道を即座に計算して発射座標を割り出し、正確に撃ち返す事ができます。
 撃ち返すときは曳下射撃が多く、裸の兵士を殺傷してしまいます。

 撃ったら場所を移動する。兵士を破片から守る ということで装甲自走化したというのが主な理由で、もちろん早い機動攻撃に対応するということもあります。


 戦車は、戦車兵(機甲兵)の装備で、武装された装甲車両が進化したものと考えていいと思います。
 戦車は、視認できる敵、主に敵の戦車をターゲットととし、重火器の近接戦闘用兵器と考えてもいいと思います。
 戦車といえば対抗兵器としてRPGがよく出てきますが、RPGでは戦車のメインの装甲を打ち抜くことはできませんが、足元だと戦車がスカートをはいていても、タンデム方式の弾で破壊できるかもしれません。
 戦車と弾に関しては歴史があるので、またの機会に記事にします。





実弾射撃コース

自走榴弾砲と戦車




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自走榴弾砲と戦車








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Posted by philshooting  at 08:00 │兵器一般