2014年03月16日
小銃擲弾(てきだん Rifle grenade)
こんにちわ PhilShootingです。
先日、M16/M4用のグレネードランチャーM203を紹介しました。
日本の小銃89式にも当然同様のものがあるとおもっていましたが、発展した伝統的な擲弾(Grenade)を使っていました。
擲弾筒(Grenade Launcher)が主流だとおもっていたので、ちょっと驚きましたが、それはそれなりに理由があるようです。
本日は、その話題に関して、簡単に書いてみたいとおもいます。



手榴弾は、皆さん知っているとおもいますが、ほぼ鉄の塊なので人間が投げるには限界があります。ものすごく投げることができる人でもぜいぜい50mくらいだとおもいます。
それを発射薬、できれば小銃を使ってより遠くに飛ばせないかという発想は自然で、小銃の先に擲弾(Grenade)をつけて、小銃弾で擲弾を飛ばしたわけです。
M1ガーランドの時代もこのように使われていました。

手榴弾は、榴弾で爆風と破片で対人用に使われますが、この擲弾により、榴弾のほかに対戦車榴弾、照明弾、白煙弾が出てきました。
M16系では、M203のような擲弾を発射するランチャーを銃身の下に取り付けます。
日本では64式、89式の銃口の先に擲弾を装着し、普通弾で使うことができます。
銃身のしたに装着するタイプは、非常にかっこよく、現代的であるともいえますが、現実的にはすべての小銃にこれを配備させることは予算と部隊の運用から考えて難しいと自衛隊は判断したのかもしれません。
米国においても、すべての銃に配備されているわけではありません。
一方、擲弾であれば、弾さえあればすべての銃から発射することが可能です。
歩兵小隊を考えたとき、砲兵または歩兵の火力部隊による遠距離からの火力支援がある場合、ある程度の距離まで敵に接近はできますが、敵まで100~300mといった微妙な距離では、誤射をふくめ味方の火力支援は期待できません。
その場合は、小隊自らの火力支援で擲弾が有効です。
あるいは、小隊以下の小部隊で行動するときに、自らの火力支援を行うときも有力であるわけです。よく映画で出てくるような特殊部隊などの小部隊行動がこれに当てはまります。
特殊部隊が使うような場合は、即応性から考えて、アタッチ式のグレネードランチャーが有効かもしれません。
実弾射撃コース

先日、M16/M4用のグレネードランチャーM203を紹介しました。
日本の小銃89式にも当然同様のものがあるとおもっていましたが、発展した伝統的な擲弾(Grenade)を使っていました。
擲弾筒(Grenade Launcher)が主流だとおもっていたので、ちょっと驚きましたが、それはそれなりに理由があるようです。
本日は、その話題に関して、簡単に書いてみたいとおもいます。



手榴弾は、皆さん知っているとおもいますが、ほぼ鉄の塊なので人間が投げるには限界があります。ものすごく投げることができる人でもぜいぜい50mくらいだとおもいます。
それを発射薬、できれば小銃を使ってより遠くに飛ばせないかという発想は自然で、小銃の先に擲弾(Grenade)をつけて、小銃弾で擲弾を飛ばしたわけです。
M1ガーランドの時代もこのように使われていました。

手榴弾は、榴弾で爆風と破片で対人用に使われますが、この擲弾により、榴弾のほかに対戦車榴弾、照明弾、白煙弾が出てきました。
M16系では、M203のような擲弾を発射するランチャーを銃身の下に取り付けます。
日本では64式、89式の銃口の先に擲弾を装着し、普通弾で使うことができます。
銃身のしたに装着するタイプは、非常にかっこよく、現代的であるともいえますが、現実的にはすべての小銃にこれを配備させることは予算と部隊の運用から考えて難しいと自衛隊は判断したのかもしれません。
米国においても、すべての銃に配備されているわけではありません。
一方、擲弾であれば、弾さえあればすべての銃から発射することが可能です。
歩兵小隊を考えたとき、砲兵または歩兵の火力部隊による遠距離からの火力支援がある場合、ある程度の距離まで敵に接近はできますが、敵まで100~300mといった微妙な距離では、誤射をふくめ味方の火力支援は期待できません。
その場合は、小隊自らの火力支援で擲弾が有効です。
あるいは、小隊以下の小部隊で行動するときに、自らの火力支援を行うときも有力であるわけです。よく映画で出てくるような特殊部隊などの小部隊行動がこれに当てはまります。
特殊部隊が使うような場合は、即応性から考えて、アタッチ式のグレネードランチャーが有効かもしれません。
実弾射撃コース

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