2012年04月30日

ライフル射撃の基本

・前書き

PhilShootingでは、フィリピンの公認射撃場での実弾射撃訓練を提供しています。
フィリピンでは、中上流階級で射撃が盛んで護身のみならず、スポーツ、趣味としても行われており、安全な射撃場、高い技術を持った人が多いなど射撃環境はそろっています。
PhilShootingでは、2泊3日の合宿形式で安全な射撃場での認定された教官の元で、フルメタル、ファクトリーロードの実弾1000発を使った格安の集中射撃訓練を行います。
訓練では、射撃のみならず、安全管理、射撃論、ハンドガンの分解結合などの訓練も行います。
一般の方で射撃に興味があり、射撃を正しく学びたい方、警察、自衛官で射撃技術を向上させたい方に向いています。
訓練参加者を募集していますので、興味ある方はこちらを参照ください。

PhilShooting実弾1000発射撃訓練

なお本ブログに関して、ブログ管理者様からの重要なお知らせで

・各専門家の判断により違法な内容と判断された場合は、即刻警察関係機関への通報を行う場合があります。
・法抵触に疑わしい物品や記事は、全て弊社側の任意判断で処理いたします。

となっており、本ブログの内容が不適切な場合は、こちらではわからない場合も多く、もし本ブログが反社会的勢力の方々に利用されても困るので、ぜひ事前に連絡していただきたいと思います。




・ライフルの基本的撃ち方

さて、本題ですが、本日はライフルの基本的な撃ち方に関して書きますが、前述のこともあり、詳細は記述できません。

いきなり余談ですが、私が最初にライフル射撃をしたのはもう30年以上も前になりますが、今から国防軍になろうとしている組織でのことです。
最初はM1ライフル(M1 Garand)でした。そうです。コンバットに出てくるやつです。
銃身以外が木でできており、非常に触り心地のよい(手入れも木の部分だけは アマニ油と呼ばれている油で伸ばして拭いた覚えがあります。)
弾は8発のクリップを上から押し付けて装てんします。

ライフル射撃の基本

ライフル射撃の基本

200m射場で標的は人の形に似た1m四方のものだったかな。。。
狙いをつけて(照星-Front sight、照門-Rear sight をあわせて)練習とおり(空うちとおり)撃ちました。スコープは基本的に使いません。
寝撃ちではそこそこ当りました。双眼鏡で除き、照準を修正します。
基本的に弾痕はばらばらでしたが、なんとなく右下に行っていたので、
教官が ’上に8クリック、左に6クリックに修正!’ ?? <= 習ってはいましたが、初めての射場では緊張するので容易には計算はできません。

修正をして再度射撃、5発全弾なんとなく中央あたりばらけて当ってました。続いてひざ撃ち<=当りませんでした。


以上ですが、わかる人にはわかるし、Imageのつかない方もいらっしゃるかもしれません。
解説をしますとまず姿勢ですが、
一般には、
・寝撃ち
・膝撃ち
・立撃ち
があり、これから国防軍ではその他、すわり撃ち、突撃などのときに使う連射での腰撃ち(銃身を上から押さえて撃つ、今はこれがあるかは知りません。)がありました。

いずれも訓練度によって完成度は違ってきますが、寝撃ちは一般的に安定しており、これで照準を調整します。
軍ではミルという単位を使います。1000mで1mの高さ が1ミルです。 200mで20cm。
M1ライフルでの照準は、昔のことなので違っていたらごめんなさい。 1クリックで 1/4 ミル すなわち5cm
すなわち 上の例では 8クリック上で 40cm上、6クリック左で 30cm左へ修正したことになります。

右にずれた場合、右にクリックを修正、上にずれた場合、上にクリックを修正、 何か考えると変な気もしますが、照星-Front sight、照門-Rear sight、目標を絵で書き、よく考えると理解できます。
考えたくない人は、上へ修正は上へクリック、右へ修正へは右へクリック それが早いです。
照門-Rear sightとは、射手が覗く穴で、照星-Front sightとは銃身の先の目印です。

ライフル射撃の基本


教官が寝撃ちで手本も見せてくれました。寝撃ちの姿勢、実に安定感があり、きれいです。
撃っても形は崩れません。結果、全弾20cm四方に入っています。(スコープなし)
教官いわく ’M1は名器だ’

姿勢は少々の衝撃でもびくともしない安定した姿勢が大事です。


次に呼吸ですが、吸って少しはいて止める、と同時に引き金を落とす、、、、、<= タイミングが難しい!!
がいいでしょう。訓練が必要ではあります。


次に照準と引き金の引き方
ここが射撃の最大のポイントだと思っていますが、教わったときは、聞いた人も多いとは思いますが、
旧軍から言われていましたが  ’暗夜に霜が降るごとく’ で引き金を引きます。
引いてはいけません。要はいつ引き金を引いたかわからないような引き方です。
まあこれも訓練しだいですが、、、、、

その後は、主に64式小銃を訓練では使用していましたが、基本は同じです。

ライフル射撃の基本


以上 簡単ですが、ライフルはこんな感じです。


これから国防軍を辞めてから25年は経ちますが、それ以来、日本では射撃はできないので、海外に行ったときに撃ってました。
ここ10年近くはフィリピンを拠点にしているので、よく射場に行き、訓練形式で行います。
ライフルは、22口径のものでやはり木製のものがM1に近くて安定しています。(M1は30口径(7.62mm)です)
またフィリピンではM16も制式銃なので撃つことができます。同じく22口径(5.56mm)
M16もよく当ります。衝撃も少ない。

太ったせいもありますし、口径も22口径で小さくなったせいもありますが、M16はよく当ります。
短いですが25m射場でスコープなしで10発撃っても全弾5cm以内にはいりますね。
まあ訓練しだいでしょうが、、、、、、

ライフル射撃の基本


Philshootingでは、安全な射撃場で認定された指導者の下で実弾射撃訓練を開催しています。
ご興味のある方は参照ください。(これだけ撃てばかなりうまくなります。)





実弾射撃コース

ライフル射撃の基本

ライフル射撃の基本




車、運転手、日本語アシスタント付き 格安マニラ観光のCocoHana Tour

ライフル射撃の基本












同じカテゴリー(ライフルの射撃)の記事画像
連射の撃ち方
正確射撃のための集弾
正確射撃のための修正
銃が悪いのか腕が悪いのか
正確な射撃(Accuracy)
今年最後の射撃コース
同じカテゴリー(ライフルの射撃)の記事
 連射の撃ち方 (2020-01-12 20:49)
 正確射撃のための集弾 (2020-01-04 12:46)
 正確射撃のための修正 (2019-12-28 21:30)
 銃が悪いのか腕が悪いのか (2019-12-28 12:45)
 正確な射撃(Accuracy) (2019-12-28 12:04)
 今年最後の射撃コース (2016-12-25 00:10)

Posted by philshooting  at 00:43 │ライフルの射撃