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Posted by ミリタリーブログ  at 

2016年08月28日

南シナ海より衝突の危険性が高い尖閣諸島


先日、フィリピンの新大統領ドテルテがマニラ郊外の陸軍基地内において ”領土、領海を侵すものは血を見ることになる”と演説した。
メディアでは、シナに対してはっきりと敵対関係を明言したとしている。




ドテルテは、バカではない。
ここでいう領土・領海とは、本当の領土・領海のことを指しているのか、シナがEEZ内を侵略していることを指しているのか、ハーグの仲裁裁判の結論のことを指しているのかは分からない。
詳しくはここでは書かないが、中国を牽制しただけであると思われる。
 
南シナ海では、シナがフィリピン本土からのEEZ内に侵入して、埋め立てをし、ミスチーフ礁では滑走路を作り、スカボロー礁も埋め立てを狙っている。
南シナ海では、シナの実効支配がすすみ、アメリカ、日本など戦略上、かなり危険な状態にあることは確かであるが、フィリピンの領海を犯しているわけではない。





一方、尖閣諸島はと言うと、接続水域にシナの警備艇が常駐をして、領海までも侵入している。
EEZに至っては、中国の漁船だけだと言っても過言ではない。
尖閣諸島は、日本の領土・領海なのだろうか。
日本政府の対応は、尖閣を領土領海扱いしているとは思えない。
ドテルテは、領土領海を侵すものがいれば排除すると宣言した。当たり前のことだが、日本にそれができるのだろうか。
 

自分も含めて領海を侵されれば排除する。上陸されれば追い出す。という政府のシナリヲ考えている人が多いとは思うが、そうなれば軍事的緊張が高まることは確かである。
領土領海問題と言うことであれば、尖閣諸島の方が危険である。

下の様な、地図を見た。尖閣は日本の固有領土であると認識し、領土問題は存在しないと日本政府は宣言している。
このような地図が出回っているのが問題だと思うが、このような地図を世界が認めれば、尖閣は領土問題というのが存在し、日本が軍事力を出せば、領土領海を侵略されたとも言えなくなる。

領海領土を侵略されてから、行動するのではなく、人員配置や灯台の様な建造物を作り、実効支配するのが先ではないだろうか。





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Posted by philshooting  at 21:16安全保障

2016年08月27日

シナにスカボロー礁だけは埋め立てを許してはならない


スカボロー礁というのは、南沙諸島ではない。あえて言えば中沙諸島になるのだが、ルソン島の西220kmに位置する。フィリピンの完全なEEZ内だ。
 
20,30年前から中国とフィリピンで争奪戦が繰り返されていて、今は中国に実効支配されているという。が、時々フィリピンの勇者が国旗を立てに行ったりしているので実効支配が浸透しているわけではない。
 
南沙諸島(スプラトリー)では本格的な滑走路ができていたり、各国の支配は入り乱れているので原状復帰は難しいだろう。

南沙諸島では、シナは7つの岩礁の埋め立てをし、そのうち3つに滑走路が完成し、あるいは途中である。
3つの島とは、ファイアリークロス、スービ、ミスチーフである。
地図で見て分かる通り、南沙諸島(スプラトリー)を大きく3角形で囲んだ形になっている。




 
スカボロー礁は、南沙諸島と比べ戦略的価値が違う。こんなところに基地を作られ、艦船、航空機、レーダー、ミサイルを配置されれば南シナ海は制されたといってもいい。
 
フィリピンの安全保障上も致命的だ。スービック、クラーク、マニラに至近だからだ。日本で言えば、岩礁ではないが、三宅島に中国の基地ができたくらいのインパクトがある。しかも完全にフィリピンのEEZ内だ。

 
中国は、九段線で確信的利益を主張するが、日本には関係ないのだろうか。日本では、最近スカボロー礁のことが論じられるようななってきているようだが、南シナ海では日本は何もできない。しない。という論調がほとんどだ。
 
それでいいのだろうか。東南アジア、中東の物資はほとんど南シナ海を通過する。
 日本にとっても南シナ海はシーレーンと言う立派な確信的な利益の地域だ。
中国は、仲裁裁定に従わない、さらに進めて新たに埋め立てをする。しかも要衝をだ。それを許していいはずがない。

こちらも地図で見るとわかるが、スカボロー礁に滑走路ができれば、南沙諸島(スプラトリー)のファイアリー・クロス岩礁滑走路、西沙諸島(パラセル)のウッディ―岩礁滑走路 と合わせて南シナ海全体を軍事的にカバーする体制ができてしまう。



 
フィリピン海軍も急速に増強しつつある。それでも戦力比は100:1程度だ。日本はシーレーン防衛の大義がある。詳しくはまたにするが、米比と協力して、スカボロー礁付近から中国を押し戻すべきだ。








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Posted by philshooting  at 22:32安全保障

2016年08月27日

フィリピンは仲裁裁判には勝ったが

こんにちは、Philshootingです。
こちらのブログは久しぶりになりますが、しばらくフィリピンや安全保障に関して記事にします。


ハーグの仲裁裁判所は、英語で”the Permanent Court of Arbitration in the Hague”
九段線は、英語で"nine-dash line". そのくらいは勉強になった。
 
裁判に関していえば、フィリピンに有利な判定が出ることは、出る前から分かっていて、中国が従わないことも分かっていた。
じゃどうするのかというのが、裁定が出る前からもないし、出たあともない。
 
日本では、フィリピンの新政権は中国寄りだという報道がなされている。
フィリピンでは、アメリカや日本がいるので中国とすぐには戦争にはならないだろうと報じている。
その辺から情報がちぐはぐで間違っている。日本大使館に情報部門がないことが浮き彫りだ。中東での日本人殺害事件で情報部門を強化したんだと思っていたが、情けない話だ。
 
今回の裁定で、アメリカの艦隊が堂々と警戒任務にあたり、日本も協力するのだろうが、フィリピン側も正式にアメリカや日本に依頼すべきだし、日本もフィリピンの新政権に話しかけるべきだ。
 
間違っているついでに、日本では、南沙諸島の問題、よくて南シナ海の問題と報道しているがフィリピンでは西フィリピン海の紛争と報道している。

 西フィリピン海の一番の問題は、スカボロー礁だ。スカボロー礁は、南沙諸島ではない。
南沙諸島のスカボロー礁という報道があったが、間違っている。
 
位置的には中沙諸島になり、フィリピンのルソン島の西220kmの位置になる。スービックからも近いし、マニラからも近い。日本で言えば、さいたまから三宅島くらいの距離感だ。
南シナ海の要衝と言っても過言ではない。もちろんフィリピンのEEZ内である。

ついでに中国が裁定判決が出る期間に大演習を行ったのは西沙諸島付近である。
 
スカボロー礁はもともと岩だけだったが、すきを狙って中国が小屋を作り実効支配し、埋め立てを計画している。
南沙諸島ではすでに滑走路までできているが、それをいまさらもとに復帰はしないだろうが、スカボロー礁だけはそうさせてはならない。位置的に要衝だからである。












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Posted by philshooting  at 21:18Comments(0)安全保障