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Posted by ミリタリーブログ  at 

2020年04月11日

フィリピンにおける武漢コロナウィルス状況

しばらく情報をアップしなかったので、コメントを含めて書いてみる。

フィリピンでは、3月15日にマニラが都市封鎖され、右へならえで全国的に日本でいうところの市やそれよりも小さい単位で封鎖が行われた。
封鎖と言っても日本で議論されているような緩いものではなく、どちらかというと戒厳令に近いのかもしれない。
スーパー、薬局、金融機関の一部を除いてほぼ閉店だ。店は昼夜を問わず一切開いていない。会社にも行っていない。
公共料金は支払いを延期されている。
TV番組もニュースを除き、過去のものを流している。インターネットは使える。

各家で、1名だけ外出の許可証をもらえ、買い物などに行ける。
封鎖単位の外へ出ることはできない。
夜間外出は禁止、60歳以上は昼夜を問わず外出禁止だ。


政府はありったけの予算で食料、現金支給を行い、各自治体が実行を任されているが、地域により格差は歪めない。
落ち着くと、支援を実行してない自治体はドテルテからきつい仕打ちを受けるだろう。


マニラが封鎖されたときは、公には、感染者約100名、死者10名だったが、感染経路不明者が多数出た段階で都市封鎖に踏み切った。
その前は、中国からの入国拒否をしたり、知られていないが、中国人狩りをしていた。

しかし、欧米人による一流オフィスエリアでの感染、日本人が原因かもしれない夜の街での感染、中国人の違法カジノでの感染、帰国者による感染
で、追跡ができなくなった。

なので、実際は、感染者数はもっと多かったと思う。

今は、感染者4000名+、死者200名+だ。

完全封鎖なので、広がるという感じではなく、日本みたいにいったいどこまで増えるか分からないという状況でもない。
封鎖環境の中で、感染者をあぶりだして、根絶するという感じで行われ、最近は、検査スピードも上がったので、一時増えたが、落ち着いている。
もう少しであぶりだせると思う。

対処には、大きくは、
・根絶する
・免疫を待つ(ワクチン、自然など)
が、フィリピンは根絶を選んだことになる。ドテルテは、座して死を待ついうことが耐えられなかったのだろう。

日本は、日本人は死者が少ないという、運を天に任せた対応になっていると思う。中途半端だ。
もっと早い段階で、外国特に中国からの入国を拒否し、3週間、完全封鎖していたら、だいぶ違っていたし、今から起こる大変なことも回避できたのかもしれない。
が、もう遅い。いまから完全封鎖はコストはかかるし、できるかどうかも不明だ。

治療薬での対応、ワクチンの早期投入しにかけるしかないと思う。


フィリピンでは、当初、封鎖は4月12日までだったが、そういう状況なので、4月末までに延長された。
その時点では、論理的には感染者なしということだ。

ドテルテは、本来なら反中なのだが、最近は親中と思われる行為もあった。それは別途書くが、この武漢コロナウィルスに関しては、国民の命第一で、中国をいち早く排除した。
ドテルテの毎度の演説には国民を一番に思っていることが伝わる。
高齢にも関わらず、眠れない日が続いているという。気の毒だ。

延長に当たっては、泣かんばかりの感じで、フィリピンには、もうお金がない、国も資産を売るが、もう少し頑張ってほしいと国民に懇願した。







先日エリザベス女王は、優れた指導者としてドテルテを称賛した。


続きは数回書こうと思っている。フィリピンのことなのでバカにしている人も多いと思うが、日本の対応と全然違っていることは伝わったと思う。

  


Posted by philshooting  at 22:17フィリピン

2020年03月12日

マニラが封鎖されます

つい先ほど(3/12 21:00 philippine times 2020)ドテルテの直接アナウンスで、マニラが 3月15日から4月14日までLockdown(封鎖)されることとなりました。
マニラへの、マニラからの陸海空を使ったすべての移動が制限されます。

今、現在、発表では52名の陽性患者(数名は回復)で、諸外国に比べ圧倒的に少ないのですが、先日、市中感染が発見され、追跡できなくなって、このような判断となったようです。
当初から日本と比べて何から何まで判断が早いです。


フィリピン特にマニラは大騒ぎになっています。

マニラ郊外からの通勤者はどうなるのか?
モールはやっているのか?
金融機関は?
サラリーは?

など、明日以降大混乱になると思います。


当コースは、期間中は中止とさせていただきます。各々連絡させていただきます。
  


Posted by philshooting  at 23:19フィリピン

2020年02月16日

新型肺炎(COVD-19)の射撃コースへの影響


先の記事で大事なことを書き忘れていた。
フィリピンで、新型肝炎は大丈夫ですかという問い合わせに対して、回答をしていなかった。

結論から言えば、現時点では感染者はいないし、中国も遮断されているし、政府の対策もしっかりしているし、国民も十分警戒しているので対応はできている。
今からは、感染者が出るとは思うが、日本のようなザル対応ではないので、安心感はある。

射撃場は屋外で、衛生管理もしっかりしているので、問題はない。
射撃に来るのには問題ない。


ここからが大事なのだが、逆に日本の立場が危うい。
日本人も中国人のように扱われはじめているということだ。
ニュースでは、毎日クルーズ船が出てくるし、数も中国に次いで多い。
対策も見えてこないし、海外に向けてのアナウンスもしていない。

やがて、感染国指定されるのではないかと心配だ。
不思議な感じで、残念なことだが、そういう目で見られているということを意識したほうがいいかもしれない。





  


Posted by philshooting  at 18:45フィリピン

2020年02月16日

フィリピンでの新型肺炎(COVD-19)の状況


フィリピン国内としては、公には、感染者数3名、うち死者1名となっている。
3名は中国からのグループで、最初に30代女性が発症し入院した。次にパートナーの男性が入院し、陽性と判断されずに、回復したが、容体が激変して死亡し、発症者と発表された。
女の母親は、陽性と判断の前後に中国に戻ったそうだ。

国外では、フィリピン人感染者多数で、死者もいる。ダイヤモンドプリンセスの乗員も感染者だ。


フィリピン国内は、中国人女性の発症で、センシティブな国民は1月末から大騒ぎだ。マスクも売り切れで、ない。
政府は、台湾を含む中国からの入出国を遮断した。(今は台湾は遮断されていない)
中国から帰国するフィリピン人は、全員クラーク近くの隔離施設に入れられている。


200名近くが、感染の疑いがあると監視下に置かれていたが、今はない。フィリピン人の感染者も今現在報告されていない。
今後は出るとは思うが、今現在、感染者、発症者は、いないということだ。


以上が状況だが、フィリピンには中国人がたくさんいる。数年前からIR巨大施設ができはじめ、今後も増える。その影響でオンラインカジノ関係で
働く中国人が爆発的に増え、違法も含め30万人以上いるとされている。
なので、今後も出ると書いた。


その裏でだが、先日射撃場でPNP(フィリピン版FBI)の中堅幹部(隊長クラス)に会った。
うちの射撃場では、そういう人がたくさん来るのだが、話を聞いてみた。

オンラインカジノの裏で中国人の誘拐ビジネスというのが盛んでその対応をしているという。現場に踏み込み、中国人に雇われたフィリピン人ガードと撃ちあいなるそうだ。
その延長で、今回の2019-nCov(COVD-19、新型肺炎、武漢肺炎)の対応をしているという。
中国人は、かたまって潜んでおり、通報により、踏み込み、中国人を確保するという。

そこまでやっているのかと驚いた。

政府の対応は、日本の対応とは真逆だし、細かいところまでやっている。
それでも国民は不安でいっぱいだ。
ドテルテは、先日 ”落ち着け、政府のいうことだけを信じて、フェークニュースに惑わされるなと” と言ってのけた。


中国人は、肩身が狭い。町中では見なくなったし、いてもマスクなど完全武装している。
なぜなら、差別だが、電車で、中国人が座っていると、周りが皆逃げ、レストランでも逃げると言われている。
皆怖い。


PNPの話に戻ると彼らは割と新しい装備をしている。その日も TavorX95,Galilで練習していた。
Tavorは撃ったことがなかったので、女性が撃たせてもらった。9mmのTavorだった。連射で撃ったが、精度が高い、軽い、すごくよかった。

写真は上から Tavor、市内、国外から救出、ドテルテ















  


Posted by philshooting  at 12:13フィリピン

2020年01月18日

ドロー&ファイアー


正確射撃(Accuracy)に関して、記事を何度か書き、まだ、書くことはたくさんあるのだが、アクセス数を見ると興味を持っている人も少ないようなので、連射なども入れたが、ちょっと飛ばす。


ドロー・ファイアー
マガジンチェンジのテクニック
ムーブオンファイア
ストロングハンド、ウィークハンド のスイッチ

はできますか などの質問がPhilshootingにたまに来る。

もちろん全部できるのだが、シューティングに対する認識にズレがあるのかなと思う。

Philshootingでは、スポーツ射撃(IPCS,PSMOC,IDPA)を基本にコースを行っている。

いずれも、スタートともに、ドローして、紙ターゲットには2発、プレートには1発(当たるまで)撃つ。
1箇所で狙えないターゲットには、走って、移動し、また射撃をする。


タイムを競う。的に外れればタイムが追加される。早く走り、早く正確に撃つことが要求される。
1つのステージで、最低でも10発以上、多い場合は50発以上撃つ。

この中に、射撃のほぼすべての技術が含まれるといっても過言ではない。ただ、敵はいないし、敵から撃たれることもないが、いくつかのステージでは撃たれることも想定して、隠れるなどして射撃をする。


銃で殺しまくる映画 John WIck(ジョン・ウィック)は多くの人が知っていると思うが、主演のキアヌ・リーブスは、射撃場に通い、優秀のコーチの下でIPSC系の射撃の練習をしたそうだ。
日本ではこの映画をみて、タクティカルシューティングでかっこいいと思う人が多いと思う。


フィリピンではIPSC系のスポーツシューティングが盛んなので少し見方が違う。
映画では多少カッコよくオーバーに動作がされているが、ほぼIPSC系の技術が使われているので、射撃をやっている人にはたまらない。



前置きが長くなったが、ステージを回るうえでは、最初のドローは必須(一部、銃が机の上に置いてあった状態でスタートというのもある)だ。

Philshootingでは、全員がガンベルトをして、正確射撃を最初に行い、そこそこ当たるようになれば、あるいは時間が経てば、ドローして射撃を行う。








ハンドガンでは、グリップが重要だと書いたが、このドローの時にグリップは決まるので、実は重要だ。
詳しくは、コースに参加して体感してもらいたいが、正しいやり方を覚えると、自分で考え、モデルガン、エアソフトガンでも練習はできる。

合図で、ドローし、初弾(できればダブルタップ)を撃ち終えるまでで1秒が目標だ。


前よく来てくれたチャンピオンのJagさんは、0.7秒だった。
初めてだと、スピードは要求しないので(正確射撃に重きを置くので)、5秒くらいはかかる。
当たるようになってから、スピードをあげていく。


Philshooting


  


Posted by philshooting  at 20:52拳銃の射撃

2020年01月15日

火山島に残された馬は生きていた


昨日は、タール火山に行くのに使われる馬が、火山爆発で島に残されたようで、かわいそうと書いた。
さすがに自分だけではなく、多くの人がそう思ったようで、14日に島に何人かが入って、レスキューに向かったようだ。


タール湖畔はこんな感じで、灰もすごく積もっているという感じではない。




ここからボートに乗り、上陸する。





火山島の灰はやや深い。




小動物などは死んでいたようだが、なんと馬は生きていた。灰まみれだ。






全部で約500頭いたそうだが、何頭が生きていたのかは分からない。

もともと馬の世話をしていた人たちは、急いで逃げたのだろう。彼らはものすごく貧乏で、馬に愛情はあったんだろうけど、連れ出すことはできなかったたんだろう。
一方、金持ちの人たちが立ち上がって、ボランティアを編成したり、農場をかわいそうな動物が運び込めるようにフリーで開放したりしている。


こういうことからも、フィリピンのホスピタリティーと昔に比べて豊かになってきたのかなと感じる。


火山灰は細かいガラス質のものを含んでいて、灰にダメージを与えるとアナウンスされている。
噴煙がある間は気を付けなくてはならない。

空港などは、すっかり正常に戻ったようだ。



  


Posted by philshooting  at 08:00フィリピン

2020年01月14日

タール火山爆発 その2

爆発の状況などをニュースなどから拾ってみた。
日本人なら大体の想像はできると思う。

こんな感じで爆発し






稲妻も走る




周囲は暗くなり、火山灰が降り注ぐ










灰は、積もったところで今は10~20cm程度だと思う。
20年前に爆発したピナツボ火山は、今でもクラークに行くと分かるが、2m近く積もった。規模が違う。
たまらず、金がないフィリピンでは復旧もできず、米軍も出ていった。

フィリピンが米軍を追い出したと言っている輩もいるが、そんなことで出ていく米軍ではない。自然に負けた。
置き土産として、世界有数の歓楽街 アンヘルスのフィールズが残った。
ちなみに、日本人、韓国人、などアンヘルス=ゴーゴーバー で有名だが、フィリピン人には有名ではないので注意されたい。
クラーク=近未来都市で有名だ。


衛星から見ると、煙は北東に伸びている。だからマニラには多くは来なかったのか。




有毒な硫黄ガスも北東の太平洋に到達し、日本も近い(13日の状況なのでもっと北東にいっている)




学校は14日は結構休みだったらしい。会社は特に平常だ。

タゲイタイは、マニラ近郊の観光地であり、高原なので、野菜や果物の畑が多い。灰で全滅だろう。
ゴルフ場も4,5あるが、それも全滅だろう。


気になっていた、島の馬だが、島においてきたらしい。100匹はいた。
灰でやられただろう。

4,5度お世話になったが、苛酷な労働の上、最後がこれでは、あまりにもかわいそうだ。






  


Posted by philshooting  at 19:51フィリピン

2020年01月14日

フィリピン・マニラ郊外タール火山爆発


先日、タール火山が爆発した。煙が15000フィートまで上がり、噴煙の中の稲妻がすさまじかった。
火山灰は周囲を覆い尽くした。(Ashfallという)

こちらで解説する。


自分も寝耳に水だったが、タール火山といえば、世界最小級の火山として有名で、周辺はタゲイタイと観光地でこの火山のあるカルデラ湖のタール湖を見下ろす、絶景の場所である。

地図を見ていただきたい。

タール湖は、マニラから南東約50kmに位置する。
タゲイタイは、マニラ郊外では有名な観光地で高地に位置するので少し涼しい。
昔はマニラから1時間で行けたのだが、今は3時間かかる。ものすごく開発が進み、別荘、コンドの建設ラッシュで、みんなが車で行くので、渋滞が激しくなった。
渋滞で今は行きたくないが、今まで案内などで50回は行っている。





タゲイタイから見たタール湖で絶景だ。タール湖は周囲が50~60kmある巨大なカルデラ湖だ。
中に周囲10km程度の島がある。




そこまでは、タゲイタイの山を湖に下り、ボートで行く。




島に上陸して、馬でタール火山に行く。馬は小さめでかわいそうだ。 タゲイタイからはタール火山は見えにくい。




火山につくと、驚くことにさらにカルデラ湖があり、真ん中にへそまである。摩周湖位の大きさか。
硫黄の匂いが臭い。
今回はここが爆発したらしい。





今はタゲイタイは通行禁止になった。再開されて、どのような景色なったのか興味がある。



50年前にも爆発した活火山で、爆発の2日前には、2日から数週間以内に火山爆発があると警告されていたらしい。
そのニュースは聞いていないが、爆発があってから何人死んだとかはないので、事前に島の人は避難していたのかもしれない。

煙はすごいが、溶岩とか火焔とかはない。

火山灰は、見たところ積もったところで10cm程度だと思う。今後増えても20cmくらいだろう。
周囲の高速道路にも火山灰は降りて、一時は真っ暗になって、車の通行も大変だったようだ。


マニラを含めて周辺の一帯はアラートがあがり、13日は学校は休みだったようだが、今日14日は通常だ。

飛行機も昨日は、キャンセルが多かったが、今日は朝から元気に離発着している。


https://www.manila-airport.net/naia-arrivals

https://www.manila-airport.net/naia-departures



自然のことなので、軽く考えてはいけないのだが、桜島が爆発したその規模の2~3倍で周囲に火山灰が降りた。
噴煙で、飛行機が一時とべなくなった。
感じではないだろうか。

煙は有毒で、肺にダメージがあるとされている。小動物はそれで多く死んだらしい。
マスクは必須で(マニラではほぼしていない)、おかげ20ペソのマスクが200ペソになったらしい、どこにでも悪党はいる。
無料で家や、洗浄の水を提供している人もいる。


タゲイタイは、高級別荘地で、近年ものすごく高くなった、車は誰もが買い、まずみんなタゲイタイに行く、そのおかげで大渋滞になり、今は行きたくない。
嫉妬だが、”残念だったね。かわいそうに。” という気持ちもある。

一方、本当の地元の人は本当にかわいそうだ。また、動物も煙のガスでやられ多くが小動物を中心に死んだようだ。これもかわいそうだと思う。



射撃場には、影響はない。
フィリピンに行く予定があり、心配な場合は、メールして聞いてみるのがいいと思う。




  


Posted by philshooting  at 11:58フィリピン

2020年01月12日

連射の撃ち方

話はとぶが、Philshootingの2GusCQBコースの最後では連射を体感してもらっている。

YouTubeを見るとたくさんの連射の映像が出てくるが、簡単に撃っているようで、一般的には連射は難しい。

過去に自分が経験したものは、以下である。


M2 Browning 12.7mm (3脚使用 連射)



64小銃 7.62mm (脚使用 2,3発の単連射)



M14 7.62mm (脚使用 連射)



M16 5.56mm (連射)
M4 5.5.6mm (連射)



Galil 5.56mm (連射)



MP5 9mm(連射)



Uzie 9mm(連射)



Glock17 9mm (連射フィーチャー使用 連射)



この中で特に難しいなと思ったのは、M2で、地上に置き、3脚使用で、さらに脚抑えに土のうも置くのだが、自分が撃った時は土のうが緩んでいて、射撃時に思いっきり上に浮いた。
もう少しで射場のバックストップの壁を越えるところだった。
と同時に鉄帽を被っていたのだが、同じく鉄帽で教官から頭を思いっきり殴られたのを鮮明に覚えている。
壁を超えれば10kmは飛ぶだろう。民家にでも当たれば、大問題になるところだった。

撃つ時は、車載式のようにしっかりと固定していないと難しい。


次が、MP5やUzie、Glockなどの短めの銃だ。
いずれも肩で固定できない銃だったので、腕、グリップの力で抑えるが、いずれも暴れて上に行った。連射の意味がない。
MP5は俗に Finger Cutter と呼ばれている。皆さんから左手は絶対に離すなと注意されたのを覚えている。
反動のあまり左手が離れ、銃身が短いので手が銃口の前に行き、指を連射でCutするように自ら撃ってしまうからだそうだ。
確かに、、、
拳銃の連射は全く当たらない。意味もない。


肩付けの銃床があれば肩で固定できるので、反動を抑えることはできるとは思うが、腕だけだと相当力がないと浮いてしまう。


逆に当たるなと思ったのは、Galilだ。フィリピンの麻薬や誘拐など凶悪犯は重武装をしていて、それに対抗するために警察で最近装備されている。
しっかりと銃身が重く、安定している。立ち撃ちで、3,4発連射しても20mくらいだと人の大きさくらいには命中する。


Philshootingでは、M161/M4 で連射をしてもらっているが、いずれも立ち撃ちだが、スキルに合わせて距離を変えている。
しっかりと肩に食い込むように銃を引いてもらうが基本だ。

左手は、銃身の下、マガジンでもいいのだが、経験上、銃身の上から銃身を抑え込むように撃つのが一番安定している。


Philshooting
  


Posted by philshooting  at 20:49ライフルの射撃

2020年01月04日

正確射撃のための集弾


正確射撃の続きを記事にする。


射撃では、弾着の弾痕を見て、評価することが多い。
が、いくつか間違っている、あるいは考慮すべきことがある。


前に、正確射撃には、精緻な銃が前提であると書いた。
当たるように精緻な銃になっているわけだから、正しく撃てば当たるはずである。


まず、
精緻な銃で射撃をして、当たらないのであれば、自分の姿勢、構え、狙い、握り、呼吸、トリガの引き方のどこかが悪いのでそれを修正すべきである。
少しバラバラだが、左にいっていれば、主にトリガの引き方に問題があるのでそれを修正する。

やってはいけないこと
これは、良く見かけるが、練習の段階で、左にいっているから、右を狙って撃つ とかいう修正はダメだ。
自分の不備な点を直すことが先決である。







精緻な銃で練習をして、ほぼ真ん中に当たるようになれば、初めて物が言える。
正確射撃のスキルがついたとも言える。

何が言えるか
射撃場に言って、銃がおかしいかどうかを評価できる。
絶対的な腕に自信があれば、この銃おかしいんじゃないですか? あるいはどこどこがおかしいとまで言える。


その上での修正
その日の体の状態、天候 などで集弾がずれることもある。
その場合は、上下左右に狙いを変えたり、銃の修正をすることができる。



銃種によっての評価ができる
正確射撃ができないうちに、グロックだの、シグだの、ベレッタだの、CZだの、HKだの を評価する人がいるが、違和感を感じる。
まず、正確射撃ができるあるいはそれ以上のことができるようになって初めて銃の評価をすべきではないかと思う。


スポーツ射撃では、多くの人が1911ガバメント系を使っている。
それだけの理由があると思う。
それで練習して、それぞれに銃に行けば、どの銃も撃てると思う。
逆にグロックで練習すれば、グロックだけか、ポリマー系か、撃てる銃は限られてくると思う。

Phlshootingでは、1911系しかも改造していない箱出し、しかも45口径から練習をするので、射撃の基礎を叩き込むことができる。




  


Posted by philshooting  at 12:46拳銃の射撃ライフルの射撃

2019年12月29日

水陸機動団の編成装備で思ったこと

先日は、団長の件で記事にしたが、さらに気になって機動団の編成などを見てみた。
人数の規模で約2000人とか書いてあって、中味は 歩兵連隊X2基幹で+3個大隊+3個中隊++++ という感じだった。
団長が将補なので、旅団クラスだが、まあ、軽旅団クラスという感じではいたが、あまりの体制(編成)の小ささに驚いた。

通常の師団(甲)で10000(実質は定数不足で7,8000か)、旅団で6,7000人(実質は5000くらいか)という感覚であったので、
水陸機動団は、実質でみても 旅団の半分のさらに8かけ(0.8)だ。


歩兵連隊で見ても 通常1個連隊は、歩兵4個中隊基幹+重迫中隊など で6個中隊 ++++ となり1500規模程度で、連隊戦闘団で2000- なので、そのクラスに過ぎないことになる。
というくらい、編成は小さい。

極端に言えば、2個小隊編成クラスを中隊と呼び、2,3個中隊編成を連隊と呼ぶ、そういった感じの軽軽旅団だと思う。
団長が将補で旅団クラスだから、少なくとも2個連隊の体をなして、小人数でもそう呼んだのかと思う。


連隊戦闘団では、普特機(歩兵、砲兵、機甲)の編成を組むが、機動団では、普通科連隊で歩兵、新装備の水陸両用軌道車の上陸大隊で機甲、120mm迫撃砲の特科大隊で砲兵を編成している。
120㎜迫撃砲と言えば普通科連隊の重迫撃砲中隊の装備だが、特科大隊が担当している。その代わり誘導弾などの新装備もあった。

装備を見ても非常にコンパクトだ。


任務は、占領された島しょの奪還のための先遣のような感じだったと思うが、よく考えたというか、これしかできないというか、難しい表現になっていた。
普通の人は、島しょの防御とか攻撃をイメージしていると思うが、


大東亜戦争では、硫黄島の日本軍守備隊は約2万人いた。ほぼ全滅。
ガダルカナルでは、奪還に 最初は2千名を送り、ほぼ全滅。その後逐次約2万名を送った。



そのくらい、防御とか本格的な奪還攻撃は難しいので、奇襲的にとか、闇夜に隠密にとかいう行動ができる部隊での任務にしたのだと思う。
有事になると、やりたいことの一部しかできないだろうというのが現実だと思う。

平田将補の着任時の報道陣へのコメントで ”人員は不十分” と 言われたのが本音に近いが、それでも任務を全うしなければならないという意思が込められていたのだと思う。


訓練の映像があったので、それを見ると。
チヌーク CH47 や 水陸両用軌道車 AAV7 で歩兵が着上陸、展開。 砲兵が120mmモーター(迫撃)で火力支援、最終弾落下で、歩兵が突撃というシナリオだった。












こういうのをやるには事前に空海の圧倒的な支援と制海、制空権が必要だし、いろいろと考えると、装備もそうだが、根本的な問題は圧倒的な自衛隊の体制、装備の不足だと思う。

ただ、機動団のメンバーはほぼレンジャーで質は高いということだけは救いになる。

射撃に関しては、実弾訓練をして、練度を上げてもらいたい。
ハンドガンは個々には装備されていないようで寂しかった。

Philshooting
  


Posted by philshooting  at 14:45安全保障

2019年12月28日

正確射撃のための修正

正確に的に当てる正確射撃をするには、精緻な銃が前提だと書いた。
話は少しずれるが、Philshootingでは、ガンスミスがいて、この人のところには、軍、警察、一般の人も相談、調整、Fixする。ないものは作る。とにかくすごい。
こういう人がいるから成り立っているのだとあらためて思う。


うちの正確射撃では、コーチの言うことを素直に聞いてやれば、必ず当たるようになる。
今までの傾向としてパターンが多いのは、

5発程度撃って、1発は下にいく。
全体的に左に寄る。
の2つだ。

最初のは、がく引き(フリンチング)が原因で、引き金を急に引きすぎた結果起きる現象だ。ファイアの部分をゆっくりと絞るように引く必要がある。

2番目は、引き金の引き方で、まっすぐ引いてないために起きる現象だ。極端に言うと引き金を左奥から右手前に引いていて、銃口が左に向いている。
要するにまっすぐ引けていないということだが、多くの場合は、トリガフィンガ(引き金を引く指)が深くかかっているので、少し浅くかければ治るかもしれない。
コーチによっては、左腕をもっと中にかぶせろというかもしれない。


全くの初心者でも大丈夫かとう質問は良く来るが、全く問題ない。コーチの言う通りにすれば必ず当たる。むしろ初心者の方が経験上、うまくなる速度が早く、うまくなる可能性も高い。


うまい人の早撃ちをよく見ると思うが、こういうのを段階的にやって積み重ねであって、早くても絞っている。
正しい引き方を、練習によって、早くしたということだ。


正確射撃ができるようになると、ある程度のスピード射撃に移るのだが、あまり早くすると、やはり当たらなくなる。
コーチは、必ず、スピードよりも当てることだと必ず言う。











Philshooting
  


Posted by philshooting  at 21:30拳銃の射撃ライフルの射撃

2019年12月28日

銃が悪いのか腕が悪いのか


正確射撃の続きになるが、観光射撃でも当たったのかどうかは非常に気になるところだ。
しかし、これは、銃は精緻であるということを前提での話になる。


銃には仕様が記載されており、弾の収束度も書いてある。新品の場合は、その通りだと思うが、強烈な振動を数千回、数万回と繰り返すと、さすがに壊れたり、くるってきたりする。

精緻な銃と分かっていて、当たらない場合は、腕が悪い。
精緻な銃かは、装置を使えばわかるのだが、普通にはないので、腕の確かな人が撃って、当たらなければ銃が悪いということになる。


通常射撃場に行って、そこの銃を使って、当たらないから、いくら腕に自信があっても銃のせいだとはなかなか言えないだろう。


くどいが、銃が精緻でなければ、当たらないし、練習にもならない。
精緻であって、初めて練習が成り立つ。









昔、ある射撃場の銃が悪いと思うんだが、見てくれと言われたことがある。
自分の場合は、15m、シビアにいっても10mで直径15cm程度の丸には、95%くらい当てる自信はあったんで、銃を試すことにした。
全弾、左に行きはしたが、弾は集まっていた。


これをNetで流したら、”もう少し右に行くとうまいといえる”とコメントをいただいたが、このかたも銃が精緻だということを前提にコメントし、多くの人はそう見ていると思った。
この場合、銃のサイトを右に修正すれば、精緻に近い銃となるはずだ。


しかし、もし、バラバラになっていたとしたら、オーバーオールが必要ということだ。



もし、こんな銃で射撃を始めたら、当たらないし、面白くもないだろう。初心者にはさっぱりわからいし、射撃は難しいとか思ったりすると思う。



精緻、精緻と書いたが、この銃をメンテしたり、修理したりするのは、容易ではない。
自分ではできないが、Philshootingでは、ラッキーだったが、ものすごい腕前の ガンスミス がいて、メンテしてくれている。

その銃を2,3人で撃って、テストし、当たるようにする。
だから、精緻な銃といえる。


逆に、稀にだが、あまりにも当たらない参加者いると、2,3発撃たせてもらい、銃を確認する。
撃っているうちに本当にサイトがぐらついていたケースもあった。



  


Posted by philshooting  at 12:45拳銃の射撃ライフルの射撃

2019年12月28日

正確な射撃(Accuracy)


ターゲットにきちんと当てることを Accuracy というが、日本語にすると 正確射撃なのか精密射撃なのか正確精密射撃なのかいつも迷うところだ。


自衛隊では、実弾射撃と言えば、戦闘訓練をやっていたのも関わらず、300m射場で狙撃のような撃ち方をした。
今は、特殊任務とか水陸機動団のなども出てきたので、戦闘射撃、タクティカル、CQBの要素もあるかもしれない。
が、どちらかと言えば、射撃と言えば、当てることだと思っていたので、Philshootingを始める前、始めた直後は、当てることに主眼を置いていた。コーチなどは、やり方に違和感を感じていたようだ。



今では、スポーツ射撃を軸にコースを運営しているので、射撃というものを大局的にかつ体系的に見るようになった。
2GunsCQBコースもこれに近い形で実現している。


コースでは、
ホテルから射場への車内で
安全管理、射撃統制(コマンド)、射撃技術そのもの のレクチャーを1時間程度し、
射場では、実銃を使ったレクチャーと マンツーマンのコーチによる 事本操作、正確射撃、応用射撃を ハンズオンで4時間くらい行う。


レクチャーでは、一例をあげると
”射撃が上手いとはどういうこと?”から始まり、 ”参加者は経験者が多いが、80%くらいは”撃つ時以外はトリガに触ってはいけない(トリガーフィンガーアウト)”は守られていない”、
”当てること自体は、オリンピックやスナイパーなどの極端に精緻な精密射撃を除いては、射撃到達目標の20~30程度に過ぎない。”などの話をすると結構驚かれる。

ハンズオンでも、全くの素人から基本操作から始まるので、言う通りにやれば、予想以上にうまくなる。

詳しくは説明しないが、コースに参加すればわかると思う。




今回のテーマは、正確射撃だが、前置きが長くなり、コースの概要のようになってしまったが、山のようにテーマはあると思う。
正確射撃に関して、数回に分けて記事にしようと思うが、最初にさわりだけ書いてみる。



精緻な銃で、正確射撃をしたとして、もし当たらなかったら、それの原因のほとんどは、引き金の引き方にある。

弾が出る瞬間、銃がまっすぐターゲット方向にむいていれば、理論的には当たる。

実弾だとどうしても緊張してしまい、がく引きになって、だいたい下に行く。

トリガには、遊びの部分(スラック)とトリガ(ファイア)部分があり、最後のファイアをまっすぐ、最初は慎重にゆっくりと引かないとがく引きになってしまう。

当てるには、反動を気にしないことだが、上級を目指すには反動も抑えなければならいので、教えられた通りにグリップすればいいのだが、最初は力を入れずにリラックスして撃った方が当たる。
それから、徐々に強いグリップを意識する。













こんなことをじっくり、参加者に合わせて、Philshootingではハンズオンで行う。





Philshooting










  


Posted by philshooting  at 12:04拳銃の射撃ライフルの射撃

2019年12月27日

水陸機動団




射撃の話からずれるが、Newsを見ていると、水陸機動団の団長の離任とか着任とかというがあったので、見てみた。

新着任の2代目の平田陸将補の経歴を見て驚いたのだが、どうも高卒のたたき上げらしい。


一般社会では、高卒とか大卒とか言うと差別だとと言われそうだが、軍隊では、特に幹部は、階級、序列社会なので、まだそこまでは言われないと思うので書いてみる。
高卒で 退職将官というのは例があったのかもしれないが、現役ではないのではないかと思うほど、稀で驚きだと思う。






団長着任で55歳、前は方面隊の幕僚副長だったらしいので、階級は同じく将補(少将)だ。つまり、52,3で将官になったということか。


B(防大)、U(一般大)出の の第一選抜でも、将補になるのが48,9だから、I(一般)出では、すごいことだ。


陸自では、一佐(大佐)以上になるには、メインの方法として、1尉(大尉)になったときから、年に一回あるCGS(指揮幕僚課程、昔の陸軍大学校)という試験を受け始めて数回のチャンスが与えられ、合格して、卒業する必要がある。
将官になるのは、そのうち、1/3~1/2 だと思うし、陸将はさらにその半分くらいか という感じだ。

1尉になるのが、B,Uで29くらいで、一選抜だと、CGSに一発合格し、課程を上位で終える。


平田将補は、B,Uの1選抜との年齢差を考えると、少なくとも32,3で1等陸尉になって、CGSに一発合格し、課程を上位で終えたのだろう。
Iでは、一等陸尉で定年される方も多いので、その時点でもかなりすごい。

しかも、普通科中隊長も経験されているので、職種は普通科。、徽章も空挺、レンジャーがついている。厳しい訓練の中、しっかりと勉強されたのだと思う。


さらに掘り下げると、高卒ということだから、本当の叩け上げだと、18入隊で早くても4年で曹候補生になり、3曹(伍長)で職業軍人となったのだろう。
その時点で22くらいだ。
それから、幹部候補生となり、25くらいで幹部になり、32,3までに1等陸尉になった ということになる。
節目節目も驚きだ。



B,Uでも部隊勤務が長く、隊員から慕われている幹部も多いとは思うが、エリートと言えばエリートだ。


水陸機動団の隊員は、ほぼレンジャーだし、任務も厳しく、命がけだ。
B、Uの幹部よりも、隊員の士気という点では、平田団長のような叩き上げの方が、隊員もついていこうという気になると思う。


編成や装備については、かなり不足していると思うが、団長のもとで、今は士気を上げて、頑張っていただきたいと思う。


Philshooting






  


Posted by philshooting  at 18:56安全保障

2019年12月26日

射撃の価格

今日は、射撃をするのにいくらかかるのかという記事を書いてみる。今までも書いたことはあると思うが、過去の記事は見ずに書いてみる。


その前に昨日リロード弾のことを書いたが、多少補足しておく。

リロード弾では、発射薬量を調整できる。
・Phlshootingでは、FMJとほぼ同量の発射薬のリロード弾を使っているので、リコイル(反動)はほぼ同じで、練習に支障はない。
・反動を抑えるのに銃を改造しまくったガスが抜けるような銃は、既定の初速を出すために強装薬弾(発射薬を増量した弾)が必要だ。
規定の銃でこのような弾を撃つと銃を壊すどころか危険だ。なのでリロード弾を作るのは機械があれば簡単だが、知識と経験が必要だ。
・逆に、初速の規定がない(発射薬量の制限がない)試合では、可能な限りの弱装薬にしたほうが、反動がないので有利だ。限りなくエアソフトに近づけることができる
この場合は、反動に備えた構えなども変わってくるだろう。



価格だが、
アドバイスを受けたサバゲーマーの方からのアドバイスに、価格について、$500程度でないと難しいのではという意見があったので、自分の考えは極力無視して、価格の改編も行った。

価格については、海外射撃場の価格を参考にしてもらいたい。



価格を改定した後で、検証を昨晩してみた。

Philshootingは射撃技術に特化したコースなので、銃の種類だとか、フィリピンと言う場所だとか要素が入ってくるとややこしくなるので、コース内容に関して考察してみた。

世界の各射撃場、いろいろとあるのだが、射撃と言う観点で見たサービス内容だと以下のようになるのではないだろうか。






ただ撃つだけの射撃体験をするいわゆる観光射撃場だと Level2(それ以下もあるのでLevel2とした)
それでも最低限、安全操作と基本操作は教える。

ちょっと気が効いたところでは、射撃を知った人が撃ち方などを教え、さらに気が効いたところではコーチが(当てるための)正確射撃、ドローファイア、弾倉交換などをさせる。(Level3)

さらに、正確精密射撃や複数の的だったり、多少の動きを入れたり、やや早く撃つ(スピード射撃)をコーチが教える。(Level4)

さらに、射撃ステージなどを使って応用射撃をする(Level5)



Philshootingでは、射撃ステージを使い2GunsCQB,スポーツ射撃などをしているので、Level5に相当する。
日本人むけには、世界でも珍しいと思うし、目指してきたところでもある。


で安いのか高いのか、という判断だが、うちは弾数でやっているわけではないのだが、やはり弾を基本にして、弾単価を使って評価してみる。


海外射撃場の多くは、観光射撃だが、

例えばセット(ハンドガン4種+ライフル+ショットガン)で1発あたりにするといくらという感じである。
少し、安めかもしれないが、 ハンドガンFMJ換算で 200発 $300~$400 くらいであろうか? サービス内容は Level2~3

東南アジアの某国軍がやっているところは、1発$2と言っていたのでわかりやすい。 200発だと $400 Level3

Philshootingでは、2GunsCQBコース ハンドガンFMJx500+ライフルx60 で$830、スポーツ射撃コース ハンドガンFMJx600で$750としてしまった。
Level5


弾単価は、上から 以下になる。

$1.5(200発$300の場合)
$2
$1.25(ハンドガン600発$750の場合) 

”としてしまった” と書いたのは、後から検証して分かったからだ。Level5では、正直安すぎると思うが、今まで成功していないので、あくまでもアドバイスに従ったまでだ。

ちなみに、Philshooting観光射撃コースというのもあるが、それは日本語ガイドと車が付いているという特殊要素もあるが、それでもハンドガン換算で 200発FMJ $300(弾単価$1.5)だ。


また、Philshootingでも ハンドガン種を増やしたり、ショットガンを入れたりはできるが、それだと射撃技術の向上という目的からずれてしまうので、結局は、基準銃に戻ると思う。
どうしても他のを試してみたいということであれば、相談には乗ることはできる。



簡単にLevelと書いたが、実際4とか5とかのコース作成の実現はかなり難しい。
コーチの経験や質、コースや射撃場の運営管理、周辺、関係者や行政への配慮などすべてがきちんとできていないとできない。

Philshootingの場合、実際の射撃シーンでは、コーチは専任で1人1人つくし、ボーイ(世話するスタッフ)もつく。
基本から始まり、正確射撃、応用とStepを踏むので、全くの初心者でも1日で到達レベルは個人さがあるので別にしても、、内容はこなすことができる。


こういうことができるのも、ラッキーだった面があるが、パートナーオーナーやコーチやスタッフのおかげだ。
マーケティンがうまくいっていないのを申し訳なく思う次第である。


Philshooting.com


  


Posted by philshooting  at 14:44射撃価格

2019年12月25日

ファクトリーロード弾とリロード弾

タイトルをフルメタルとリロードにしようか? 工場出荷弾とリロード弾にしようか? いろいろ迷ったが、要は新品の工場出荷弾とリロード弾だ。
いままでもこのテーマに関して書いたことがあると思うが、違いは、薬莢が再利用されているかどうかだ。
薬莢は、2、3回は使いまわしができる。


HPを更新して、サバゲーマーの先日参加してくれたお客さんに見てもらったが、いろいろをアドバイスをいただいた。
今まで、Business的には全く成り立っていないので、自分の考えを外して、素直に従ってみようと思う。

いろいろあったのだが、テーマの一つにリロード弾とファクトリー弾(FMJ)があった。
Philshootingのコースにリロード弾とFMJを混ぜてあったので、指摘されたのだと思うが、それについて書いてみる。


その前に、自分は自衛隊にいたと昨日書いたが、装備・武器特に弾薬関係の専門であった。武器弾薬に関してはある程度詳しい。
良く知られたところでは、時々ニュースにもなっている不発弾処理もやったことがあり、命がけの仕事だったので爆弾の構造なども詳しい。
第一種火薬類取り扱い責任者という資格も持っている。辞める前にリストに載っているから気を付けろと言われたが、何のことかさっぱりわからず、オーム事件の時に警察が自宅まで来て、生活状況などの事情を聞きに来たので、これかと思った。爆発物の取扱者としてリストに載っていたらしい。
そういうことで検証されても仕方ないのだが、一応、専門家の端くれでもある。



銃には仕様があり、規定の弾丸で発射したときの初速、エネルギー、CEP(精度)などが記述されている。
規定の薬量に満たないものや、改造されてガスが抜けるような銃では、規定の初速は出ない。
実銃では反動を抑えるのが大きな要素となるので、正規の試合では公正を期するために初速を測ったりしている。









私の周りでは金持ちの人はFMJを使っているし、多くの人はリロード弾を使っている。FMJでもリロード弾でも遜色はないし、撃った感じもほぼ同じだ。
多くの人が、リロード弾を使っていて、Philshootingもそんなリロード弾(Major Load) を使っている。
もちろんこれで試合にも出られる。
逆に反動がすくない弾で練習しても練習にならない。


日本人には、リロード弾というと、何か減装薬(弱装薬)だったり、偽物みたいな、イメージがあるんだと思う。
逆にFMJはブランドみたいなイメージだ。
実際、観光射撃場の特に屋内では減装薬を使っているところが多いらしく、音も大きいので、素人には分からない。

一つエピソードを紹介する。
そういう日本人のブランドし好を知っていたので、8年前Philshootingを始めたとき、コースで使う弾は、1000発すべてFMJというのを前面出したのを覚えている。
当時は、別の射撃場で試しにやっていたのだが、しつこく言ったのに、出てきた弾はきれいなリロード弾だった。
フィリピン人気質からすると日本人のブランドし好は通じず、FMJと全く同じだという説明をされる。
とにかく次はFMJを出すように言ったのだが、次もきれいなリロード弾だった。

極めつけは、この弾がFMJと同じ価格だったということだった。一緒にBusinessはできないとタイアップは諦め、ほぼマニラ近郊、マニラ中を回ったが一事が万事、同じような感じだった。
今一緒にやっているところだけは違っていて、パートナーである射撃場のオーナーは極めて信用がおける人であった。


FMJにもこだわってやっていたのだが、やっていくうちに低価格の少量数の弾のコースでは、弾数が少ないことが分かってきたので、徐々にリロード弾を混ぜて、数を増やした。
文句も出なかったし、FMJ、うちでつかっているリロードと別に射撃技術的には関係ないということもわかってきたので、私としては、FMJでは300発のところ、値段は同じでリロード弾を混ぜて500発にするというような親切心から出たサービスもしてきた。


なので、リロード弾が出て来たから詐欺だと思われては、心が痛いのだが、初心に戻ると、経緯を知らない人だとさもありなんとも思うので、今回は、FMJ、リロードをはっきり区別して価格とすることにした。
ただ、弾数だけは同じにした。
FMJだけでも構成できるが、値段は高くなる。
大体、1日で満足できる弾数は、500~700程度だと分かっているのでメインコースでは、数を変えずに値段を変えた次第だ。



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Posted by philshooting  at 16:54弾薬

2019年12月24日

上手いなと思うシューター

変なタイトルになったが、ゴルフをしていればゴルファー。ラグビーをしていればラガー。射撃をやっているエバシューターだ。初心者の方、経験者の方、下手くそな方、うまい方、射撃をしているればみんなシューターであると思う。


自分は、自衛隊に約10年いたことがあり、当然ライフル射撃をやり、ハンドガンも少しやった。
ライフルは、準特級レベルの腕前だったし、ハンドガンも辞めたあと海外でやっていたので、15m程度で10cm程度の的に当てることぐらいはできた。
ただ、スポーツ射撃は知らなかった。

いろいろなところで射撃をやっていて、海外で日本人向けにきちんと教えてることはないなと思うようになり。
”きちんと教える”という志のもとにPhilshootingを軍隊方式で始めた。ブログも始めた。


今では、銃器の一部に投資し、長射程レンジの構築は全額投資し、コース内容は、2~3年かけてコーチと設計してきた経緯があり、今に至る。
いろいろな意味でPhilshootingのようなコース内容は、どこの射撃場でもすぐには実現できないと思う。

今の内容はスポーツ射撃を軸に行っているが、自分自身は、実はスポーツ射撃は好きではなく、どちらかというとじっくり系だ。
自分自身射撃をすることはめっきり減ったが、コーチの話を何年も聞いていると、聞いているだけで技術は向上し、時たま撃っても、15m程度先の空薬莢を的にしても当てることができるレベルまで正確射撃は上達している。


3年前くらいに世界チャンピオンのJagさんにアドバイザーコーチになっていただいた。
実はこのJagさんは、パートナーであり、射撃場のオーナーの極めて近い親せきだったので頼みやすかった。
世界チャンピオンだけあって、コーチングにも説得力はあったのだが、個人的にはうちのコーチも素晴らしいんだなと逆に思ったりもした。
Jagさんの話で、片目を閉じて効き目で撃て、というのには驚いたが、時代とともに技術も変わっているのだなと思った次第だ。









で、このJagさんととある観光地で一緒になり、射撃場に一緒に行ったことがある。
Jagさんは45口径のClassicクラスで銃も自分なりに改造されている。
自分の銃だからあそこまで当たるのかなとも思っていたので、普通のBox銃(箱だしの改造していない銃)45口径メタル、新品工場出荷弾で撃ってもらったら、普通にダブルタップもやっていた。


”当たる、銃が動かない、早い。。。。。”

これこそが、本物だと思った瞬間だった。
おれが、おれが、おれがシューターだと思っている人が、なんちゃってなのか本物かを見極める基準でもあると思っている。


Jagさんは、当時は毎週のように来てくれていたが、今は強力なサポーターが付いていて、忙しい。今頼むと100万円くらい払ってもおかしくないと思う。
当時、直接指導を受けることができた参加者は、本当にラッキーだったと思う。


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Posted by philshooting  at 14:51海外での実弾射撃

2019年12月23日

ハンドガンの握り(グリップ)

昨日、2年半ぶりくらいにブログを更新したと書いたが、閲覧履歴を見ると ”ハンドガンの握り方” という記事が約10000ビューで圧倒的に多かった。
握り方に関心を持っている人が多いということがわかった。

また、HPも更新した。更新に当たっては、いろいろな思いがあったのだが、

そのHPの最初の写真はこれだ。
これは、参加された方は懐かしいと思うだろうが、コーチの Reyさんの握りだ。
6年前の写真だが、今でも同じで、完璧な握りだ。





まさに握りなのだが、ハンドガン射撃のツボはここにあり、”Philshootingでは、きちんと基礎から正確に射撃技術を教えていますよ。” という思いが込められている。

前の記事を読まずに今の思いをたらたらと書いてみる。


・実銃(規定の発射薬の実弾を使った場合)では、反動が強いのでしっかり握らないといけない(当たらない)。 >>>  ×

当てるだけなら、力は全くいらない。狙いがきちんとできて、発射する瞬間に銃が止まっていれば必ず当たる。
むしろ力を入れないほうが、銃がぶれずに当たる確率が高い。

3秒ルールの射撃大会があったとすると、3秒位以内に銃の方向を戻せばいいので、その程度の反動が抑えられる握りで、1発1発反動はあるが、トリガの引き方と呼吸だけに集中して、力を入れないほうが結果的、全弾命中となる。
リボルバーでの大会がそうだと思うが、Philshootingで練習すれば、必ずうまくなると思う。


・2発以上を連続して、早く正確に撃つには、反動を抑えなければならないので、握りが最重要になる。もちろん、姿勢、腕 サイトなども重要だ。これがハンドガン射撃のすべてと言っていいほど難しい。
スポーツ射撃では紙ターゲットには2発撃つことになっている。ルールでなっているからではなく、実戦ではハンドガンは15m程度の近距離で突進してくる敵に射撃するので、1発では仕留められないので数発撃つ。これがルールになったのだろう。


John Wick という、射撃がメインで殺しまくる映画がある。スポーツ射撃をしている人には、映画にはあらゆる射撃テクニックが使われているので、たまらない。
逆に主演のキアヌ・ヌーブスは、射撃場に通って、スポーツ射撃の練習を繰り返したそうだ。コーチもきちんといて優秀だったと想像できる。


話を握りに戻す。撃った瞬間、銃は、上方向に回転しながら動こうとする。理論的にはこれを抑えるために、右手は手のひらと3本指でしっかりとグリップを握り、親指は上方向に力が行くように立て、射撃時は、1911タイプの場合は、安全装置がかからないように安全装置を抑える。
左手は、右手を包み、しかりとロックする。左腕は右腕よりも力を入れる。。。。。。。。


写真や言葉ではこういう説明になるのだが、コースに参加して実践するほうがいいと思うし、奥が深いことも理解できると思う。


Philshootingでは、

・基礎から基本を教えている。
コーチは射手1名に1めいずつつき、技術面でも、安全面でも安心だ。

サバゲーやワーゲーマーがやりたい、ハンドガンとライフルと射撃ステージを使用する射撃スタイルができ、ライフルの連射も可能な
・2GunsCQBコース

射撃ステージを使ったスポーツ射撃(ハンドガン)
・ハンドガンスポーツ射撃コース

があるので、技術向上、今後のプレイに活用したい方は、参加を検討していただきたい。


philshooting.com


  


Posted by philshooting  at 20:31拳銃の射撃

2019年12月22日

連続的にハンドガンとライフル射撃をサバイバルゲームのように体感する

2年半ぶりくらいのブログ更新になる。
この間、体調を壊したりといろいろあったが、Philshootingに関して、Businessになっていないのもそうだったが、今一、腹に落ちていないところがあった。
その結果、長期の開店休業状態になっていた。


このもやもやを覚めさせてくれたのは、先日お会いした射撃雑誌のフォトグラファーの方からいただいたヒントだった。
”恐らく、多くの人、特にサバイバルゲームは、最近日本で大変流行っていて、その人たちは、Philshootingを知っていたとしても、Philshootingでできることを正しく理解していないのではないか?”

その方は、コース体験をされたのだが、ほとんどの他の参加者と同じように、内容に驚いていたし、満足されていた。
”あなたが思っている200倍程度のニーズと可能性はありますよ!”とも言われたのが、印象に残っている。

心当たりもある。
同じく3年くらい前なのだが、当時のハンドガンとライフルを1日で撃てる総合一日コースに参加されたサバイバルゲーマーの人がいた。
正確射撃がとてもうまかったので、射撃ステージを構築して、ハンドガンとライフルの混合で移動射撃をしてもらったところ、大変満足されていた。
同様なことがもう1事例あった。


さらに、射撃はしたことはないが、小説を読んであるいはシューティングゲームをしていて、実射を体感してみたくてコースに参加した人が数名いた。


これらを総合して、さらに私の常識を外して考えると、いずれも実銃での実射を同じような状況で体感してみたいというものだ。

サバイバルゲームは、実際の戦闘に非常に似ているが、実戦ではない。
ゲームなども実戦とはかけはなれている。


この人たちが、実弾、実銃だったらどうなんだろう?実銃のつもりでプレイしたいと思う欲求は当然である。

が、ただ、構えて、射線に並んでターゲットに撃つという観光射撃はしたくないだろう。

でも、実銃なので、いきなりサバゲーのようには行かないだろう。安全や射撃技術に関して不安がある。という思いもある。



ということで、今までも何も気にせずに射撃ステージを構築して移動射撃などはしていたのだが、今回はコースを明確にして、HPも刷新して、一念発起することにした。

簡単にどういうことができるのかと説明する。

・射撃に関しての安全管理、コマンド、射撃理論のレクチャーをする
・基礎射撃技術としての正確射撃実施する(主にハンドガン)
・射撃ステージに出て、ライフルとハンドガンを使った2Guns射撃を実施する
・最後にライフルでは、連射も体感する

しかも専任コーチが射手1名に1名つくので、こういう射撃が安全面からも射撃技術面からもできるし、上達も早い。



というものだ。弾は全部で1日コースで560発撃つ

1日コースと2日コースがあるが、同じことを時間をかけて倍すると考えてよいだろう。

PhilshootingのHPは、こちら (www.philshooting.com)



まさに直近では、年末、年始もやっているので、時間とお金に余裕のある方は、ぜひ参加されていかがでしょうか。










  


Posted by philshooting  at 22:00海外での実弾射撃