2014年10月02日

ハンドガン、ライフルの弾痕による照準の修正の仕方


こんにちわ。 Philshootingです。

 今日は、射撃をして着弾したが、着弾痕がずれている場合、どうやって銃器を修正するかについて簡単に説明したいとおもいます。
 銃の条件としては、照門(RearSight)、照星(FrontSight)などで、左右、上下に照準を修正きることになります。
 照門だけで、上下、左右を調整するタイプもありますし、照門では左右、照星では上下を調整するタイプもあります。
 もうひとつは、射手の腕によります。ある距離で着弾が集中していることが要件となります。

ライフル銃のほとんどは、調整できるとおもいます。ハンドガンでは、競技用のものはできるとおもいますが、ほとんどはできないとおもいます。

 ライフル、ハンドガンは以下のように狙いをつけます。

ハンドガン、ライフルの弾痕による照準の修正の仕方

ハンドガン、ライフルの弾痕による照準の修正の仕方


これで、着弾が、以下のようになったとします。
どのように調整しますか?着弾が左にいっているので、右に着弾点を移したいはずです。なので左に照門を移せば、着弾は右に行くような気がしますが、違います。照門は右に動かします。

ハンドガン、ライフルの弾痕による照準の修正の仕方

下の図を見てください。
着弾が左にいったので、右に照門を動かします。そうすると真ん中の絵のような感じになります。
射手は、もう一度照準をして、照星を真ん中に持ってきます。そのとき何が起きているかというと、銃口を右に向けて、照準をあわせているわけです。つまり着弾は右になります。

ハンドガン、ライフルの弾痕による照準の修正の仕方


中途半端に考えるとわからなくなってしまいます。、着弾点を右に動かしたいときは、照門を右に動かす。(動かしたい方向に動かす)と覚えておけば簡単です。

次に着弾が全部下にいった場合はどうなりますか?これも同じです。動かしたい方向に(この場合は上)に照門または照星を動かせば、通常の照準で着弾は上に行くはずです。

ハンドガン、ライフルの弾痕による照準の修正の仕方


ハンドガン、ライフルの弾痕による照準の修正の仕方



最後の下のような着弾の場合は、下方向と左方向に照門または照門と照星を動かせばいいということになります。

ハンドガン、ライフルの弾痕による照準の修正の仕方


じゃ、どのくらい動かせばどのくらい動くかは、銃によって違います。Philshootingで使っている銃はだいたい経験値としてもっており、コース参加者も修正可能となっています。

調整できないハンドガンなどは、12時、3時、6時、9時などという言葉で狙い自身を変えて修正していきます。これもコース中に丁寧に教えています。

今日は、着弾の修正に関して記事にしてみました。


Philshootingでは、特にライフルコースでは、このような修正の仕方も丁寧に説明して、実際にやっていただいています。今後、長射程コースができるとますますこの修正が必要になり、実感として沸くとおもいます。
ご興味のある方はぜひコースに参加してみてください。





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ハンドガン、ライフルの弾痕による照準の修正の仕方




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Posted by philshooting  at 21:38 │Comments(3)銃の基礎

この記事へのコメント
こんにちは。
これって銃のサイトがずれているってことでしょうか?
それとも打ち手の癖ということでしょうか?
よろしくお願いします?
Posted by アベ at 2014年10月08日 17:07
アベさん
銃の照準は必ず調整するものだとおもっていただいて結構だとおもいます。特にライフルは必須です。
銃の照準が狂っている場合もありますし、射手によって多少弾痕が違うので調整する必要があります。
多くの射撃場では、サイトやスコープは触らせてくれないとおもいますが、Philshootingでは(特にライフルコースでは)調整もやっていただいています。今後、長射程レンジができますとますます調整は大事になってきます。
Posted by philshootingphilshooting at 2014年10月08日 22:40
多分、レンタルのガンは照準があっていないのですね。
その癖を察知して、修正して射撃するってことですね。
ありがとうございます。
Posted by アベ at 2014年10月09日 14:11
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