2012年05月11日

徹甲弾

・前書き

PhilShootingでは、フィリピンの公認射撃場での実弾射撃訓練を提供しています。
フィリピンでは、中上流階級で射撃が盛んで護身のみならず、スポーツ、趣味としても行われており、安全な射撃場、高い技術を持った人が多いなど射撃環境はそろっています。
PhilShootingでは、2泊3日の合宿形式で安全な射撃場での認定された教官の元で、フルメタル、ファクトリーロードの実弾1000発を使った格安の集中射撃訓練を行います。
訓練では、射撃のみならず、安全管理、射撃論、ハンドガンの分解結合などの訓練も行います。
一般の方で射撃に興味があり、射撃を正しく学びたい方、射撃技術を向上させたい方に向いています。
訓練参加者を募集しています。

PhilShooting実弾1000発射撃訓練

*PhilShootingでは、2泊3日 1000発実弾射撃訓練を提供していますが、日程に余裕のない方のために1泊2日の500発コースも設けています。



・弾丸の種類-徹甲弾

弾の種類は、以下があることはすでに紹介しました。

・フルメタルジャケット弾 (Full Metak Jacket)
・ソフトポイント弾 (Soft Point)
・ホローポイント弾 (Hollow Point)

先がつぶれている、柔らかいほど、目標に当たった場合、弾がつぶれるので対人には効果があり、ダメージが大きくなります。
ダムダム弾などは、ホローポイント弾に属します。

しかし、装甲が厚いもの、硬いものには、こういった弾はつぶれてしまうので、効果がありません。
たとえば防弾チョッキの相手には、このような柔らかい弾は効果がありません。
軽装甲の相手にも効果がありません。

そこで出てきたのが徹甲弾になります。(Armor Piecing Projectile)

徹甲弾は第二次世界大戦以前から開発された弾で、主に大口径の火器で用いられていました。
たとえば、戦車、艦艇、航空機 などに対しててです。

Cal30の徹甲弾は一般的に以下のようになっています。

徹甲弾

弾芯が硬い鋼鉄でできています。拳銃の徹甲弾も同じような構造になっています。
弾芯が、タングステン、劣化ウランなどになるともっと硬くなると思われます。

防護さていない人体へはホローポイント弾のような人体の中でつぶれてしまう弾は非常に危険です。
防弾チョッキ、薄い装甲へは徹甲弾は危険です。

しかし、よく見ると上の例でもわかるように、最初当たったときはつぶれて、次に硬い弾芯が当たるようになっています。
つまり、人体でも、装甲でも有効な構造になっているわけです。

それで、このような弾は非常に危険だということで、民間では発売が禁止されているようです。



実弾射撃コース

徹甲弾

徹甲弾




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徹甲弾










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Posted by philshooting  at 00:10 │弾薬