2014年02月26日
9mm弾の威力
こんにちわ PhilShootingです。
射撃技術の話ではない話題が続きますが、どうしてもTestしてみたいことがことが前からあり、先日、日曜日にやっと実現できたので、ブログに残しておきたいとおもいます。
以前、弾丸の種類には大きく分けて、フルメタルジャケットの普通弾と弾丸の先がカットされたホローポイント弾があると書きました。
ホローポイントは、一般的には、殺傷力があり危険だと思われているでしょうが、これは、人体のような軟目標に対して、中で花びらのように広がり、組織を破壊し、致命傷を与えてしまうからです。
では、普通弾のあるいはもっと硬い徹甲弾のようなものはどうでしょうか。軟目標に対しては、貫通して当たり所によっては致命傷にならないかもしれませんが、車や壁のような硬目標に対してはホローポイントでは抜けないものも抜いてしまうと思われこちらも危険です。
この普通弾とホローポイント弾の違いについて検証してみました。
使った弾は、以下の9mmフルメタルの普通弾とホローポイント弾です。途中、先が鉛で少し平べったいソフトポイント弾も使用しました。
まず、当たるのか当たらないのか?
容易に想像できるのは、距離を離して撃てば、ホローポイント弾は、先が開いている分だけ、いくら高速回転しているとはいえ、空気の抵抗を平等に受けないので、バラけてしまうのではないかと思ってTestしてみました。
10m程度の距離では、さほど命中精度に大差はなったのですが、15mも離れると、3名の当てるのがうまい射手に撃ってもらいましたが、3名ともホローポイント弾のほうが精度が悪いという結果になり、予想とおりでした。
こちらのTestは、弾さえあれば容易にすることができます。
次に、どのくらいの威力があるのであろうか?
こちらは、厚紙ほどの厚さがあり、手では折り曲げられない程度のスチール(0.1mm程度の厚さだと思います。)を買ってきて、切って、何枚も用意して標的としました。
期待値としては、5,6枚程度重ねた標的で普通弾では抜けるが、ホローポイントでは、途中べっちゃっとなって抜けないというものでした。
しかし、この期待は見事に裏切られて、最大12枚まで標的を重ねたんですが、普通弾はもとより、ホローポイント、ソフトポイント弾まで抜けてしまいました。
緊密な重ね方でないにしても、12枚合計すると1.5mmはあると思います。
以下がその結果となります。
正面、どの弾も同じ大きさで目標に進入します。
側面、12枚重ね(広げています)
結果
緑:普通弾 赤:ホローポイント 青:ソフトポイント
この結果から、驚いたのですが、9mm弾については、思ったより威力(貫徹力)があるということです。
ちょっと硬い弾にすれば、ちょっとした装甲も防ぎきれないかもしれません。
45口径の弾は、スペック的に見ると9mmと威力は変わりませんが、弾が大きい分だけダメージは大きいと思われます。マグナム弾は、発射薬が多い分だけ弾の威力は大きく、貫徹力も強大だと思います。
今回は、中途半端な結果に終わってしまったので、次回は、もう少し、厚めの鋼板を用意しようと思います。
なお、鋼板を使ったテストは、跳ねることが予想されるため、周囲や自分の安全を確保してやらないと怪我をしてしまいますので、まねはしないほうがいいかと思います。
Philshootingでは、ホローポイント弾を撃って見たいという方には、紙目標のみに対して許容したいと思います。
実弾射撃コース
射撃技術の話ではない話題が続きますが、どうしてもTestしてみたいことがことが前からあり、先日、日曜日にやっと実現できたので、ブログに残しておきたいとおもいます。
以前、弾丸の種類には大きく分けて、フルメタルジャケットの普通弾と弾丸の先がカットされたホローポイント弾があると書きました。
ホローポイントは、一般的には、殺傷力があり危険だと思われているでしょうが、これは、人体のような軟目標に対して、中で花びらのように広がり、組織を破壊し、致命傷を与えてしまうからです。
では、普通弾のあるいはもっと硬い徹甲弾のようなものはどうでしょうか。軟目標に対しては、貫通して当たり所によっては致命傷にならないかもしれませんが、車や壁のような硬目標に対してはホローポイントでは抜けないものも抜いてしまうと思われこちらも危険です。
この普通弾とホローポイント弾の違いについて検証してみました。
使った弾は、以下の9mmフルメタルの普通弾とホローポイント弾です。途中、先が鉛で少し平べったいソフトポイント弾も使用しました。
まず、当たるのか当たらないのか?
容易に想像できるのは、距離を離して撃てば、ホローポイント弾は、先が開いている分だけ、いくら高速回転しているとはいえ、空気の抵抗を平等に受けないので、バラけてしまうのではないかと思ってTestしてみました。
10m程度の距離では、さほど命中精度に大差はなったのですが、15mも離れると、3名の当てるのがうまい射手に撃ってもらいましたが、3名ともホローポイント弾のほうが精度が悪いという結果になり、予想とおりでした。
こちらのTestは、弾さえあれば容易にすることができます。
次に、どのくらいの威力があるのであろうか?
こちらは、厚紙ほどの厚さがあり、手では折り曲げられない程度のスチール(0.1mm程度の厚さだと思います。)を買ってきて、切って、何枚も用意して標的としました。
期待値としては、5,6枚程度重ねた標的で普通弾では抜けるが、ホローポイントでは、途中べっちゃっとなって抜けないというものでした。
しかし、この期待は見事に裏切られて、最大12枚まで標的を重ねたんですが、普通弾はもとより、ホローポイント、ソフトポイント弾まで抜けてしまいました。
緊密な重ね方でないにしても、12枚合計すると1.5mmはあると思います。
以下がその結果となります。
正面、どの弾も同じ大きさで目標に進入します。
側面、12枚重ね(広げています)
結果
緑:普通弾 赤:ホローポイント 青:ソフトポイント
この結果から、驚いたのですが、9mm弾については、思ったより威力(貫徹力)があるということです。
ちょっと硬い弾にすれば、ちょっとした装甲も防ぎきれないかもしれません。
45口径の弾は、スペック的に見ると9mmと威力は変わりませんが、弾が大きい分だけダメージは大きいと思われます。マグナム弾は、発射薬が多い分だけ弾の威力は大きく、貫徹力も強大だと思います。
今回は、中途半端な結果に終わってしまったので、次回は、もう少し、厚めの鋼板を用意しようと思います。
なお、鋼板を使ったテストは、跳ねることが予想されるため、周囲や自分の安全を確保してやらないと怪我をしてしまいますので、まねはしないほうがいいかと思います。
Philshootingでは、ホローポイント弾を撃って見たいという方には、紙目標のみに対して許容したいと思います。
実弾射撃コース