2016年08月27日

フィリピンは仲裁裁判には勝ったが

こんにちは、Philshootingです。
こちらのブログは久しぶりになりますが、しばらくフィリピンや安全保障に関して記事にします。


ハーグの仲裁裁判所は、英語で”the Permanent Court of Arbitration in the Hague”
九段線は、英語で"nine-dash line". そのくらいは勉強になった。
 
裁判に関していえば、フィリピンに有利な判定が出ることは、出る前から分かっていて、中国が従わないことも分かっていた。
じゃどうするのかというのが、裁定が出る前からもないし、出たあともない。
 
日本では、フィリピンの新政権は中国寄りだという報道がなされている。
フィリピンでは、アメリカや日本がいるので中国とすぐには戦争にはならないだろうと報じている。
その辺から情報がちぐはぐで間違っている。日本大使館に情報部門がないことが浮き彫りだ。中東での日本人殺害事件で情報部門を強化したんだと思っていたが、情けない話だ。
 
今回の裁定で、アメリカの艦隊が堂々と警戒任務にあたり、日本も協力するのだろうが、フィリピン側も正式にアメリカや日本に依頼すべきだし、日本もフィリピンの新政権に話しかけるべきだ。
 
間違っているついでに、日本では、南沙諸島の問題、よくて南シナ海の問題と報道しているがフィリピンでは西フィリピン海の紛争と報道している。

 西フィリピン海の一番の問題は、スカボロー礁だ。スカボロー礁は、南沙諸島ではない。
南沙諸島のスカボロー礁という報道があったが、間違っている。
 
位置的には中沙諸島になり、フィリピンのルソン島の西220kmの位置になる。スービックからも近いし、マニラからも近い。日本で言えば、さいたまから三宅島くらいの距離感だ。
南シナ海の要衝と言っても過言ではない。もちろんフィリピンのEEZ内である。

ついでに中国が裁定判決が出る期間に大演習を行ったのは西沙諸島付近である。
 
スカボロー礁はもともと岩だけだったが、すきを狙って中国が小屋を作り実効支配し、埋め立てを計画している。
南沙諸島ではすでに滑走路までできているが、それをいまさらもとに復帰はしないだろうが、スカボロー礁だけはそうさせてはならない。位置的に要衝だからである。


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Posted by philshooting  at 21:18 │Comments(0)安全保障

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